妊娠中の悩み

妊婦さんの足がだるい•むくみの原因と解消方法は?

足のむくみ

妊娠中に起こりやすい症状の一つが、“むくみ”ですが、特に足に症状が出やすくなります。

足がだるくてむくんでいるときって、立っても座っても横になっても楽になりませんよね。
 

私は妊娠中、出産ギリギリまで仕事をしていたのですが、7時間以上の座り仕事なんて慣れっこだったはずが、むくみが辛くて黙って座っていられないので悩んだことがありました。

夜寝るときも、足がだるくてなかなか眠れないときもあったぐらいです。
 

女性はもともとむくみやすい方もいらっしゃると思いますが、妊娠中は特に強く症状が出ることがあります。

では、妊婦さんの足がだるい・むくみの原因と解消方法について詳しくお話していきましょう。
 

Contents

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妊婦さんの足がだるい•むくみの原因は?

むくみ
 
体内の余分な水分がたまることで起こる症状が、“むくみ”です。

むくみが出ると、足がだるく感じてきます。

妊婦さんの足がだるい・むくみは、下記のようなことが原因と考えられています。
 

  • ホルモンの影響で体内の水分量が増えるため。
  • 血液量が増えるため、処理しなければならない水分量が多くなるため。
  • お腹が大きくなって太ももの付け根を圧迫していて、水分の循環が悪くなるため。
  • 気軽に運動できないため。

 

このように、ほとんどが生理的なもので問題ないことが多いのですが、妊娠後期の場合は「妊娠高血圧症候群」が原因となっている場合があります。

「妊娠高血圧症候群」は、症状に “むくみ”も出ます。
 

ですので、妊娠後期にむくみがあったり、急な体重、血圧が高いなどの症状があるときは、妊婦検診の時に相談してみて下さいね。
 


足がだるい•むくみの解消方法

むくみ
 
妊娠中の足のだるさ・むくみの原因をお話してきましたが、妊婦さんはとにかく血液の循環が悪くなりやすい状態であるということがお分かりいただけたと思います。

では、足のだるさ・むくみが辛いときの解消方法がいくつかありますので、ご紹介していきましょう。
 

マッサージやストレッチ

足のだるさやむくみを解消するには、足にたまった水分や血液を心臓に押し返し、循環を良くすることが重要です。

ふくらはぎを下から上になでるようにしてマッサージをして、リンパの流れをスムーズにしてあげましょう。

足の血流がよくなり、足のだるさやむくみが楽になります。
 

また、妊婦体操やストレッチで体を動かすのも効果的です。

適度にストレッチしておいた方が、出産時にも役立つかも知れません。

と言うのも、体が硬いと骨盤が開きにくくなって、難産の原因になりうることがあるそうですよ。
 

足を温める

入浴をして足を温め、血行をよくするとむくみの改善につながります。

お風呂で半身浴をしながら温めたり、洗面器などで足湯にしても良いでしょう。
 

足を高い位置にあげる

寝るときに、

  • 足の下にクッションを入れる
  • 使っていない布団などで足元を高くする

などしましょう。

足元の高さをあげることで血流の流れが良くなり、足のだるさが楽になります。
 

この方法は、私もよくやっていましたが、効果的でした。

寝るときだけに限らず、足がだるくて仕方ない時はテレビを見ながらでも、足元を高くして横になっていました。

身近なものですぐに出来る方法なので、おすすめです。
 

すぐできる予防方法

塩
 
足のだるさ・むくみの解消方法をご紹介しましたが、そもそもこれらの症状を予防したいところですよね。

では、日ごろから実践できる予防方法をご紹介していきましょう。
 

塩分を控える

妊娠中の塩分の摂りすぎは、むくみが出ます。

お料理の際は、いつもより薄味を意識しましょう。

また、塩分の摂りすぎは妊婦さんがかかってしまう「妊娠高血圧症候群」を引き起こす可能性もあります。
 

カリウムを含む食べ物をとる

塩分はむくみの原因になるというお話をしましたが、カリウムは塩分の排出を促進してくれます。

カリウムを含んだ食材を摂取することでむくみの改善につながります。

下記が、カリウムを含んでいるおすすめ食材です。
 

  • 昆布
  • ひじき
  • さつまいも
  • ほうれん草
  • 枝豆
  • 納豆
  • キウイ
  • バナナ

 

カリウムは野菜から果物、海藻類などさまざまな食材に含まれています。

塩分を排出しようとこれらばかりを食べ過ぎてはいけませんが、むくみが気になるときは食事に摂り入れてみましょう。

ただし、腎機能が低下している方は、カリウムがうまく排泄されなくなりますので、かかりつけ医に相談の上、摂取量を調整しましょう。
 

水分を摂取する

水分補給をすることで体内の血流がよくなります

むくみは余分な水分であるというお話をしましたが、水分をとって血流をよくすれば、胎児にもしっかりと血液が届きます。
 

また、妊娠中は血栓症のリスクが約6倍に増えます。

血栓症は、血の塊が血管を塞いでしまい、場合によっては死に至る恐ろしい事態です。

脱水状態は血栓のリスクになるため、むくまないように水分を制限するのは間違いです。
 

水分補給はしっかりとしましょう。
 


まとめ

妊娠中にむくみを感じる人は、全妊婦の30%ほどになるそうです。

妊娠中でなくても、女性は立ち仕事、座り仕事で足のむくみに悩んでいる方が多いのではないかと思います。
 

私は妊娠後期にも仕事をしており、座り仕事ではありましたがむくみが辛かったです。

むくんで足がパンパンなうえに、大きなお腹で通勤時徒歩30分の距離を往復していたためか、足のだるさも強く感じていました。
 

足のむくみって、痛いとかしびれるとか我慢ならない症状ではないのですが、なんだか耐え難く、酷いと黙って座っていられないぐらいしんどい感覚ですよね。

むくみの辛さを緩和させるため、仕事中圧着ソックスを履いていましたが、私は履いていると楽だったのでおすすめです。

ただ、これまでお話してきたように、根本的には血流をよくしてあげなければ症状がよくならないので、マッサージや運動をして、食事からも予防するようにしましょう。



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