我が子が元気に生まれてきてすくすくと成長し、上手におしゃべりができるようになった頃、少しずつ親の頭を悩ませていく問題。
そう、「おこづかいどうしよう」問題!
ただいま中3と小1の娘を子育て中の私もしっかり悩みました(笑)
今回は我が家のおこづかい事情を軸に、「おこづかい」について書いていこうと思います。
よろしくお付き合いください。
Contents
スポンサーリンク
子供におこづかいはいつからあげる?
上の子が幼稚園を卒園するあたりで、リアルな問題として「子供におこづかいはいつからあげるのか」が我が家で浮上しました。
先輩ママに聞いてみたり、本を読んだり、いろいろ情報を集め、そして私は決断しました。
ずばり、「特に何もしない」です!!
答えになってないように見えますが、熟考した結果です。
もっと簡単に言うと、「いつからおこづかいをあげたらいいか」は後でわかる!です。
では、「おこづかいをあげる時期は後でわかる」の前に、「特に何もしない」の答えに行き着いた理由をご説明したいと思います。
「特に何もしない」の答えに行き着いた最大の理由として、先日までお迎えが必要なくらい幼なかった子が小学生になったという理由で、「じゃ、これから自分でおこづかいを管理してね。」っていうのは、ちょっと乱暴すぎないかな、って思ったことです。
小学生になると、幼稚園と違う環境にヘトヘトになるだろうし、小学校から付き合いが始まるクラスメイトとの距離感だって探り探りでしょう。
さらに自分で家まで帰らないといけないわ、宿題も出るわ、次の日の用意だってしないといけない。
今日の授業で、先生とのやり取りを覚えていなくちゃいけないことだってあるかも。
そんな、もうすでに充分頑張ってる我が子に、親が追加で試練を与えてどうする。
私は、小1で習う「ひらがな・数字」をしっかりマスターしてからでいいと思います。
お勉強ってね、今できることのほんの少し先をすると、(知らないことに触れる→自力で解く)の流れで子供の心に「自分で出来た!」と自己肯定感が育つんです。
でも、超絶基礎の「ひらがな・数字」が不安定な時に、明確な答えのない「おこづかい」に携わるのって果たして「是」なのでしょうか?
毎回、お金の金額が変動するんですよ?
私は「ひらがな・数字」が不安定な時におこづかいに携わることは「非」だと思います。
本来は外の世界で傷ついた子供の心を受け止め、癒してあげるべき存在の「親」からのミッションで挫折を味わう。
さらに追い打ちをかけるように、子供がミッション達成できなくてしょぼくれている時も、学校のお勉強はそんなのお構いなしにどんどん入ってきます。
子供の自己肯定感が育たないうちに、学ばないといけないことが流れこんでくると、お勉強自体に拒否反応が出かねません。
子供にお勉強(新しいことに挑戦)に対してネガティブになってほしくない!
そんな思いから子供のおこづかいの件については、子供が騒ぎ出すまで静観することにしました。
自発的におこづかいについて相談してくる=お金の計算をする準備ができたよ、ってことだと考えたからです。
待つこと数年…。
我が家の上の子のⅩデーは、小3の時でした。
ついに来たか…。
と、経験値のない状態で立ち向かわないといけない壁、「おこづかいとは何ぞや」をどうやって説くか、お互いが納得できる着地点を見つけることができるか、の不安が入り混じって一瞬フリーズした自分を感じました。
今はその壁も無事に乗り越え、「高校卒業までのおこづかいに関する話し合い」についてのお互いの合意を得たので、それを守りながら日々を過ごしています。
ちなみに下の子は現在小1で、Ⅹデーはまだ来ていません。
でも気持ちには余裕があり、どんとこい!って感じです。
私の持論で申し訳ありませんが、「おこづかいはいつあげる?」は親が決めるものじゃないのでは、と思います。
子供の成長を待ってあげたら自ずとおこづかいをあげる時期は見えてきます。
準備が出来たら子供の方から発信してきますので、それをまずは100%受け止め、一緒に考えていく。
それでいいと思います。
その際の注意事項ですが、「おこづかいについて、子供が相談しに来るまでだんまりで待つ!」がいいと思います。
なぜなら、子供が「情報量0の状態を1にする」ということに価値があるからです。
もちろん、我が家で採用した方法がすべてではありませんし、もしかしたらもっといい方法があるかもしれません。
さらに極論を言うと、親が子供のために悩んで出した答え、私は全部正解だと思います。
親子で納得出来るまで話せるか、は次の話で、まずはお互い対等のテーブルに着くことが最重要事項だと思うからです。
「おこづかいをあげる時期は後でわかる!」の意味、お分かりいただけたでしょうか?
子供のおこづかいの年齢別の平均はどれくらい?
前述では、我が家データを熱く語り過ぎましたので(笑)ここでは、客観的なデータをご紹介したいと思います。
子供に関する悩みはやはりどこを見ても似たような道を歩むもので、データはそりゃあ山ほどあります。
なので、そのデータをまとめてみたいと思います。
小学生のおこづかいの平均金額
小学1~2年
799円 ~ 1004円(平均901円)
小学3~4年
864円 ~ 1188円(平均1026円)
小学5~6年
1085円 ~ 1311円(平均1198円)
中学生のおこづかいの平均金額
2502円 ~ 3204円(平均2853円)
高校生のおこづかいの平均金額
5305円 ~ 6825円 (平均6065円)
となりまして、色んなデータを見ましたが、どれもこの範囲内で収まっていました。
そこから平均を出してみると、小学校の6年間はあんまり変わらないことが判明しました。
1年生と6年生と同じくらいって、6年生よ、どんだけ欲がないの・・・。って思いますね。
おこづかい値上げ交渉はしてないのでしょうか(笑)
中学生は・・・まあ、妥当かな。
高校生は「こんなにいる?!」っていうのが第一印象でしたね。
高校生はアルバイトも始めるだろうに・・・。
みんな結構な額のおこづかい、もらってるんですね・・・(遠い目)
お小遣いのあげ方は?月額であげる?お手伝い制?よくないあげ方はある?
私も「おこづかい」に関して一壁超えた身として、「高校卒業までのおこづかい」の話し合いを仕上げた内容を少しお伝えしたいと思います。
我が家は月額制で、主人の給料日に「お父さんが頑張って働いてくれたお金です。大事に使ってください。」と一声かけて、上の子に渡してます。
なぜか?
自分の財布が潤うのはお父さんのおかげ、を意識してほしいから。
その気持ちを汲んでくれているのか、上の子は毎月おこづかいを手にした時、「いつもありがとうございます。」と主人に頭を下げに行きます。
これは上の子本人が自発的にしていること。
最近の上の子は現在「思春期ガール」でもあるので、(中3ですからね)ツンデレ感を滲ませますが、お礼は欠かしたことはありません。
主人も、「お父さん」の部分を立ててくれているのを感じて嬉しそうですし、いい傾向だと思います。
我が家の正解はこれ、ですね。
次にお手伝い制についてですが、私は全く考えませんでした。
理由は簡単!
私が面倒くさかったから。
労働=対価(お金)というのはわかるんですけど、お風呂洗い○○円、お皿洗い○○円とか決めて、ちまちま対価を払うのが細か過ぎて無理だったんです。
子供にお手伝いをしてもらって、いざ対価を支払うって段になってから、「あ、小銭がないからまたあとでね。」と、そんな時だけ親ルールを発動して、ある意味「子供だから」と甘く見る・・・なんて絶対ダメでしょ?
で、それを回避するには、いつでも対価を支払えるように小銭を常日頃用意しないといけないわけで…。
うん、無理。
となったわけです。
いかにやるべきことをこなしつつ楽をするかを考えると、私の答えは「お手伝い制はなし」でしたね。
よくないあげ方については、「必要な分をその都度渡す」ではないかな、と思います。
色んな考え方があって「おこづかい」を導入するのに、結局親が必要かどうか決めちゃうんでしょ?ってことです。
「おこづかい」で一体何を学ばせたいのか、わかりません。
やはり「おこづかい」を導入するのなら、ある程度は失敗して「これからはこうならないように注意しよう」と子供本人に気づいてもらわないといけません。
躓きそうな石を親が先回りをして取り除いては、転んだ後の「立ち上がり方」を知るチャンスを失います。
そもそも躓かないので、転んだ時の痛みを知ることすらできない。
親は、子供が転んでへこたれそうな時に手を差し伸べ、抱きしめて充電させ、後ろから見守ってるよ、と手を振っていればいいんです。
そうすれば、子供は安心して前へ進みます。
これは「おこづかい」に限らず子育て全般に言えるのではないのでしょうか?
「親は木に立って(子供を)見守る」とはよく言ったものだ。
まとめ
子供のおこづかいは子供自身が言ってくるまで待て!
子供の「お金に対する心の準備」が整うまで待ってあげて!
おこづかいの年齢別、小学生はそんなに大差なし!
中学・高校の差は平均で約4000円ほどの差が!
おこづかいのあげ方は話し合って決める!
親と子、お互いが納得するまで話し合うべし!都合のいい「子供扱い」はしない!
最後までお読みいただきありがとうございました!
おこづかいライフが充実したものとなりますようにお祈りしております!!
スポンサーリンク