最近流行の加熱式タバコ「アイコス」はご存知でしょうか?
火を使わずタバコが吸えて、体への害が少ないとのこと。
私の妊娠が分かったのが、妊娠5週と3日。
つわりもなくいつもと変わらない体調で、十数年以上の喫煙者がすぐにやめられるわけもなく、困り果てていました。
この1箱を吸ったら赤ちゃんのためにタバコはやめるんだ!と心に決めても、なくなりかけると「流行のアイコスなら吸ってていいのではないか?」と逃げ道を探していました。
さて、妊婦がアイコスを吸っても大丈夫?なのか気になりますよね。
煙が出ないアイコスですが、副流煙の影響はあるのでしょうか?
アイコスが妊婦さんに及ぼす影響について、詳しくお話していきますね。
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妊婦がアイコスを吸っても大丈夫?赤ちゃんへの影響はない?
結論から言うと、妊婦はアイコスを吸ってはいけません!
アイコスは煙草より害が少ないだけで、れっきとした“タバコ”です。
火を使わず煙が出ないタバコなのですが、代わりに水蒸気が出ています。
有害物質であるタールが発生しないということで「タバコより害が少ない」とされています。
ただし、ニコチンはしっかり含まれています。
アイコスに含まれるニコチンの量は、普通の煙草と変わらない量なのだそうです。
単に煙草より害が少ないだけですから、“妊婦さんでも吸えるタバコ”というわけではないのです。
普通のタバコ同様、アイコスにも含まれるニコチンですが、タバコ依存にさせる効果があります。
ニコチンは、血管を収縮させる悪影響があり、血管が収縮すると血圧が上がり「妊娠高血圧症候群」になる可能性もあります。
また、タバコには発がん性のリスクがありますが、アイコスも同様に発がん性のリスクがあるのです。
つまり、普通のタバコよりは害が少ないだけで、アイコスも体には悪いのです。
ですので、妊娠中は赤ちゃんへの影響を考えて、アイコスもやめるのが好ましいということになります。
長い目で見ると自分の健康を害するものでもあるので、妊娠を機にスパッと禁煙出来ると良いですよね。
妊婦の家族がアイコスを吸っている場合、副流煙の害はある?
アイコスは「煙が出ないタバコ」であるとお話してきましたね。
煙が出ないのだから、副流煙の害はないのではないか?と思ってしまう方もいらっしゃるのではないかと思います。
調べてみると、アイコスは煙が出ないため、「主流煙や副流煙による影響が出にくい」といわれているそうです。
ただしアイコスから出る有害物質はほとんどカットされていますが、完全にカットされているわけではないそうなんです。
なので、多少は有害物質が出ているということですね。
そして、その少しの有害物質でもまだ体が出来上がっていない赤ちゃんにとっては大きな有害物質となります。
つまり、ご家族の方がアイコスを吸っていると、少なからず副流煙の影響が出てしまいます。
火も使わず煙も出ないアイコスですが、うっかり赤ちゃんの目の前で吸ったりしないように気を付けましょう。
妊婦や家族は赤ちゃんのためにもできるだけ禁煙しよう!
妊婦さんの喫煙は、お腹の中の胎児に影響が出ることがわかっています。
また、家族の方が吸っている場合の受動喫煙でも、お腹の中の胎児に影響が出る可能性があります。
そしてもちろん、生まれてきた赤ちゃんのいる環境で吸うことも良くありません。
妊婦さん自身の喫煙や受動喫煙により、
- 流産・早産のリスクがあがる
- 成長に遅れがでる
- 低体重のリスクが発生する
胎児への影響を考えて、タバコを吸うご家族には出来るだけ禁煙をしてもらいたいところですね。
残念ながら、アイコスも害が少ないだけの“タバコ”ですので、完全に影響が出ないようにするためには「禁煙」が一番だと言えますね。
まとめ
私は妊娠5週と3日で妊娠がわかりました。
その時の体調はつわりもなく元気で健康そのもの。
産科には一刻も早くタバコはやめるようにと言われましたが、いつも通りタバコを吸いたい自分がいました。
タバコを吸うと新しい命を苦しめることを考えると、「タバコが吸いたい気持ちなんて今すぐ捨ててしまえ!」と、気合だけで何とかなるかと思いきや、そうもいかないのがタバコ。
帰り道にいつもタバコを買う自動販売機の前を通ると、あと数本で終わるけどどうしよう・・・と、心の葛藤でした。
タバコはニコチン依存もありますから、妊娠したからと言って急にやめられない方もいらっしゃいます。
そんな時、アイコスなら吸えるのかも知れないと、私は必死に調べてしまいました。
これまでお話したように、アイコスは“タバコ”です。
妊婦さんが吸うと赤ちゃんに影響があります!
ちなみに、私の場合はとてもハッピーな禁煙パターンでした。
タバコがやめられないと悩んだのは妊娠がわかって1週間ぐらいまでの話。
翌週にはあっという間に“つわり”に襲われ、お水さえも気持ち悪くなり、タバコがパタっと吸えなくなりました。
ですが、つわりがなければ相当苦労してやめたか、やめられずにいたと思います。
それぐらい、タバコは依存性が高いと自分自身でよくわかっています。
私の妹は、“つわり”が全くないという珍しい妊婦で、妊娠してから産むまで結局は禁煙できませんでした。
赤ちゃんは1カ月早く産まれてきてしまい、低体重でした。
赤ちゃんの体重が増えるまでなかなか退院出来ず、大変だったようです。
妹の早産はタバコが原因だとはもちろん決めつけられないのですが、出来るだけそのリスクは避けたいところです。
生きて産まれてこれれば良いと言うことではなく、通常お母さんのお腹の中にいるべき期間はちゃんとお腹で成長させてあげたいですよね。
タバコをやめられない妊婦さんは、害が少ないとされているアイコスからでも、最後にはちゃんと禁煙出来ると良いですね。
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