会社勤めをしていると、妊娠していても飲み会に誘われてしまうことがありますよね。
妊娠がわかったからと言って、すぐに周りに公にせず、お仕事をしながら様子を見て過ごす方も多いと思います。
そして、つわりが酷くなければ、出産ギリギリまで働いて産休を取得しようという方も増えてきているのではないでしょうか。
そんな私も、妊娠がわかってから出産予定日の2カ月前まで勤務していました。
忘年会に新年会、新人歓迎会や送迎会等、たびたび参加しなければマズそうな雰囲気の飲み会があり悩んだものでした。
皆さんは妊娠中の飲み会参加しますか?
飲み会に参加してしまうと、お酒が飲みたくなりますし、周りに喫煙者がいることもありますよね。
アルコールやタバコによる胎児への影響が心配ですよね。
でも、自分がお酒を飲んだりタバコを吸ったりしなければ、飲み会に参加するだけなら行きたいなと思う方もいらっしゃると思います。
では、妊娠中の飲み会参加について、影響や注意点を詳しく調べてみましたのでお話していきましょう。
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妊娠中の飲み会は参加する?しない?
妊娠中の飲み会は参加する?しない?という問題ですが、私個人としては参加しないで過ごしました。
私の妊娠がわかった時、夫婦共働きで会社勤めをしていたため、会社で色々な飲み会がありました。
妊娠したことがわかった段階で、タバコをやめ、お酒は控えなければならない身になったとは言え、会社の仲間との楽しい飲み会の場に行きたい時もありますよね。
ましてや、今までは普通に参加していた飲み会に急に参加できなくなるのも寂しいものです。
でも私は、妊娠初期から万が一があってはいけないと、大事をとって飲み会は欠席にさせてもらっていました。
ネット検索をしてみましたが、妊娠中の飲み会は参加しない方が多いようですね。
では、妊娠中の飲み会参加について、具体的にお話していきましょう。
飲み会のアルコールやタバコは胎児に影響する?
妊娠すると、お酒やタバコは胎児に影響が出るため、控えなくてはなりません。
飲み会の場においても、当然お酒を飲むべきではありませんし、タバコもよくありません。
では、アルコールとタバコが及ぼす胎児への影響を具体的にお話していきましょう。
妊娠中にアルコールを飲むと、胎児にも届いてしまう
元々お酒を飲むことが好きなママさんは、飲み会の席でみんながお酒を飲んでいるのに、自分だけ我慢するのは辛いですよね。
お酒が入った人が周りにいると、その場の空気でついつい少しだけなら・・・なんてことも。
しかし、妊娠初期のアルコールは極力避けた方が良いといわれています。
妊娠初期のママさんが少しでもアルコールを摂取してしまうと、お腹の赤ちゃんにもアルコール分が届いてしまうことになり、リスクが高まります。
結果、「胎児性アルコール依存症」になってしまうリスクが高まるのです。
どのくらいのアルコール分を摂取したら「胎児性アルコール依存症」になってしまうのかは、はっきりとわかっていません。
ですので、ごく少量であっても飲まないのが安全です。
また、妊娠初期のママさんがアルコールを摂取することで、途端につわりがひどくなってしまうこともあります。
つわりもないのでお酒を飲もうと思えば飲める気分でも、アルコールを摂取しないことが一番です。
飲み会に参加するとお酒の誘惑もあり、我慢することがストレスになることもありますので、参加を控えるべきだと言えますね。
飲み会の場で喫煙する人がいれば、胎児に受動喫煙の影響も
最近の飲食店では分煙が増えてきている中、居酒屋などお酒の場ではどうしてもお酒とタバコがセットのような空間が多いですよね。
妊娠中にこのような環境で長時間を過ごしてしまうと、副流煙を吸い込んでしまい赤ちゃんへ悪影響をもたらします。
そして、つわりの症状が出ていると、タバコの匂いで気分が悪くなってしまうことも多いです。
タバコの害は本当にたくさんあり、タバコに含まれている有害物質は200以上も存在すると言われています。
妊娠初期のママさんが飲み会に参加すれば、周りでタバコを吸う人の副流煙を吸ってしまい、受動喫煙をしている状態になってしまいます。
受動喫煙による影響は、
- 未熟児
- 発育不全
- 流産
- 早産
などのリスクがあります。
これらのリスクがあることを踏まえて、妊娠が分かった段階で飲み会への参加は自粛し、お腹の中の赤ちゃんへも配慮が必要です。
そして、注意すべきは「主流煙」より「副流煙」と言われています。
「主流煙」と言うのがタバコを吸う人が口から吸い込んでいる煙で、タバコの先についているフィルターを通して、多少ろ過された煙を吸い込んでいます。
一方、タバコの先から出ている「副流煙」と言う煙が、周りの方が吸い込んでいる煙で、
「副流煙」の方がフィルターもなくストレートに有害物質を取り込んでいるのです。
また、近年では「三次喫煙」も注目されています。
例えばカラオケボックスや居酒屋さんなど、タバコを吸う方々がたくさん訪れる場所にはニコチンやタールなどが染み込んでいます。
壁紙などに染み込んだタバコの有害物質がいつまでも残っているので、このような環境にいるだけで「三次喫煙」として、有害物質を体内に吸い込んでいると言われています。
三次喫煙による大きな影響については、現在研究中となっているようですが、少なからず悪影響を与えるものとして認識しておくべきでしょう。
ちなみに、最近流行の水蒸気タバコや加熱タイプのタバコも、有害物質をカットしてくれているだけであって、全く害がないとは言えないのです。
加熱タイプのタバコであれば副流煙の心配はありません。
ところが、加熱タイプに用いるタバコそのものを灰皿などに捨てた後、ある程度ニコチンの成分などが空気中に浮遊している状態なのです。
つまり、喫煙者もいる居酒屋などで飲み会に参加するということ自体が、妊婦さんにとっては控えたい環境という事になりますね。
妊娠中は行きたくない、飲み会の上手な断り方は?
妊娠していることを公にしていれば、飲み会に不参加の場合でも無理に誘われることはまずないと思われますが、問題は妊娠初期ですよね。
まだ周りにカミングアウトしていない時期には、会社関係や周りの人がいつものように飲み会に誘ってくると思います。
仮に、妊娠を隠して参加したとしても、いつもはアルコールを飲んでいた方が一切飲まない、というのは飲み会の場では目立ちますし、雰囲気を乱すかも知れませんよね。
もし、取り引き先との飲み会などであれば「健康診断がある」と言う理由でも通用するかも知れませんが、自分の会社内での飲み会ではそうもいかないはずです。
断ることが難しそうな飲み会をきっかけにして、妊娠を公にするのもひとつの手だと思います。
私も会社勤めをしている時、妊娠初期で皆に公表するのは抵抗があったため、一番最初に上長にのみ妊娠の報告をし、飲み会は控えさせていただきたい旨を伝えました。
妊娠中だとわかっていると、少なくとも上司は飲み会に参加しない事情を理解して下さるはずです。
また、周りの方から強引に誘われている場合は、「今は家庭の事情があって夜は家にいなくてはならない」などと、詳しく聞きにくい事情を話しておくと良いのではないかと思います。
とは言え、会社の飲み会が開催されれば、妊婦さんだとわかっていても出欠を全員に確認するはずです。
出欠の確認が来たときは「聞いてくれてありがとう」という一言を添えて、お断りすればよいのではないかと思います。
まとめ
妊娠中の飲み会参加について、体調が悪くない方は是非とも参加したいという方もいらっしゃると思います。
ですが、自分は我慢してお酒は飲まなくても、タバコの影響が心配だということがお分かりいただけたと思います。
お友達に誘われる分には分煙されているところを選んだり、タバコを吸う人がいない状況であれば安心して参加できると思いますが、会社の飲み会となるとそうもいきませんよね。
私個人としては、飲み会はきっぱり断ってもいいと思っています。
妊娠初期であれば、万が一が起こってしまっては遅いので「大事をとって体を安静にしたいので」という理由だけでも十分理解いただけると思います。
そして何より、妊婦さんが飲み会に参加しているということだけで周りの人には相当気を遣わせてしまうと思います。
上司の方がタバコを吸いたい状況だったとしても、妊婦さんがいては遠慮しなければならないので、妊娠中は飲み会への参加を自粛するのもありだと思います。
どうしても外せない飲み会であれば、少量でもお酒を飲まないようにして、タバコの影響も考えて喫煙者の隣に座らないようにするなど、工夫をしましょう。
ちなみに、タバコの副流煙は、吸ってすぐに悪影響がでるものではないそうです。
副流煙で悪影響を及ぼすと考えられているのは、長期間にわたって吸い続けた場合となっています。
飲み会は、1次会だけ参加する分には長くても3時間~4時間程度ですよね。
このぐらいの短時間で副流煙を吸い込んでしまっても、すぐにお腹の赤ちゃんへの悪影響が出るというわけではありません。
どうしても外せない飲み会であれば、体調が悪くなければ1次会で切り上げるようにして参加すると良いかと思います。
ただし、お酒の誘惑には負けないようにしましょうね!
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