近年では、反抗期がない子供が増えています。
実は我が家の子供たちは反抗期らしい反抗期がなかったのですが、将来何らかの影響があるのか不安になります。
親に反抗しなかったということは聞き分けの良い子供のように聞こえますが、実は親子関係によって反抗期があるないが関係しています。
それではどのような影響で子供の反抗期がなくなってしまったのか、また反抗期がないとどのようなことになってしまうのじっくり解説していきます。
Contents
スポンサーリンク
反抗期がない子供は危険!?
反抗期のない子供は「アダルトチルドレン」になってしまう危険性があります。
アダルトチルドレンとは、人間関係で生きづらさを感じてしまう大人のことであり、ストレスに弱く精神疾患になりやすい特徴があります。
反抗期とは親からの「自立」と「依存」の中で葛藤し、色々な悩みにぶつかる思春期の子供たちの特徴ですよね。
しかし、幼少期の子供に対して親が子供に抑圧(「○○はダメ!」「○○しろ!」など)してしまったことで、子供は親に対して本音を話せないようになってしまい親の顔色を伺いながら生活をしてきた子供は、思春期がきても反抗期が訪れないといったことが起きています。
こういったことが原因で「アダルトチルドレン」になってしまった子供は、ストレスに弱く社会生活を送る上で自立ができず、精神疾患になってしまい普通の生活ができなくなってしまう危険性があります。
子供の将来への影響は?
思春期に反抗期が訪れなかったということは、自己主張をしてこなかったためその後の人生にも大きく影響が出ることがあります。
- 自己主張ができない
- コミュニケージョンがとれない
- 親離れが出来ない
どれも大きな問題ですね。
自分の意見を伝えることをしてこなかったため、常に周りの言いなりになってしまい、誰かの指示を得られなければ行動が起こせない、自分の可能性を広げることができない傾向があります。
社会人になっても同じで、自己主張が取れないということは真の自立にはなっていないため、会社内でのコミュニケーションができずに苦労する場合が多いです。
そして、親離れが出来ないのも反抗期がなかったお子さんの問題点です。
こういったお子さんは、自分で自分の意志を伝えることが難しいため結局自立が困難になり、甘えの意識を持ったまま社会に出ることで職場では上司や同僚と上手くやっていくことができなくなりがちです。
職場以外にもプライベートで友人関係が上手くいかない、といったことにもなりかねません。
反抗期がないというだけで様々な問題を誘発してしまうため「親の言うことを聞くいい子」は注意しておく必要がありそうです。
子供の反抗期がない理由
反抗期がない子供は一体どんな風に思っているのでしょうか。
反抗しない子供の本音とは、「意見を親に言っても言い返されるため、それに対して怒っても仕方がない。」といった冷静な判断をしています。
親が子供に質問や意見を聞いた時に、親が答えて欲しい時間と実際に子供が答える時間には誤差があります。
そのため、子供が考えて答える隙もなく親がうるさく言ってしまうせいで子供自身が話すのが面倒臭いと感じてしまいがちです。
結局この積み重ねが「親に対して意見を言っても、違っていたからといって怒っても仕方がない」と思わせてしまっています。
また、「反抗してしまうと母親が悲しむので反抗はしない。」といったお子さんもいますが、これは反抗期がない子の典型とも言われています。
そして、反抗期がないのではなく反抗期が見えないといった場合があります。
この原因をつくってしまったのが親自身でもあります。
反抗期が見えない特徴は、
1.親が子供を支配する過干渉タイプ
子供の生活のすべてを親が必要以上に干渉してきた場合、この環境に子供は慣れきってしまっているため反抗できなくなってしまったのが原因です。
2.子供に葛藤を与えない甘やかしタイプ
簡単に言ってしまえば過保護に育ててしまい、子供の欲しいものは与えられ続けた結果、我慢をする必要がないため反抗の必要性もなくなってしまったのが原因です。
3.親子の関係が薄い無関心タイプ
親が仕事で忙しいなど、子供とのコミュニケーション不足により親との接点が少なく、子供が反抗する場面を失ってしまったのが原因です。
心当たりのある人はこれまでの子育ての仕方を見直す必要があると思います。
その一番の原因は「親がきちんと話を聞いてくれないこと」にあります。
子供は親に話を聞いてほしいのです。
しかしすでに心を閉ざしてる子供はいきなり話を聞こうとしても何も話してくれません。
「今日学校どうだった?」「最近どう?」
などこちらから積極的にアプローチして子供とのコミュニケーションを測りましょう。
まとめ
親にとっては反抗期なんてなくていい!と思ってしまう辛い時期でもありますが、子供のためには経験しなければいけないことがわかりましたね。
反抗期はある日突然やってきますので、親としてはびっくりする場面も出てくるかもしれません。
我が子は無口なほうなので言葉で反抗することはありませんでしたが、ある日プチ家出をして2~3日帰って来ない日がありました。
後々当時の様子を聞いてみたら、「自分の話を聞いてもらえずイライラしていた。」と言っていので、「あーそうだったかも。」と考えさせられることがありました。
子供は親に話を聞いて欲しいんだということを痛感させられた我が家の事件簿です。
反抗期は反抗して当たりまえであり、反抗しないことの方が何か問題があると認識したほうが良いかもしれません。
こちらの記事もおすすめです。
スポンサーリンク