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子育て中の悩み

子供がいじめられているときの親の対応は?どこまで介入していい?

いじめ

いつの時代もいじめがなくならないというのが、悲しいけど現実です。

大切な我が子がいじめられていると知ったとき、親に何ができるのでしょうか?

逆に、親がしてはいけない事があるのを、経験も交えて考えてみました。

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子供がいじめられているときの親の対応は?

向き合う親子
 
我が子がいじめられていると知ったとき、子供に

「誰に?」

と聞きだし、いきなり相手の親御さんや担任の先生に、いじめられている事実を突き付け謝罪を求める保護者がいます。
 

もちろん子を持つ親として気持はわかりますが、まずはひと呼吸おいて子供の話をゆっくり聞いてあげることをお勧めします。

理由は単純で、子供はやられたことしか言わないのがほとんどだからです。
 

自分が子供の頃を思い出してみても、自分が不利になることは言わない方がいいと、小さな頃から知っています。

ですから、いじめられている➝被害者と単純に考えるのは少し違う気がします。
 

実際、息子が小学3年生のとき息子にいじめられたと学校に保護者から電話があったと担任の先生から連絡があったことがあります。

突然の連絡に驚いたのはいま私だけでなく、当時担任だった先生も同じだったのでしょう。
 

子育てをして「うちの子にかぎって」や「まさかうちの子が」という思い込みは私にはありません。
 

ですから、「わかりました、子供に聞いてみます」と言ったところ、

「相手のお母さまがとても怒っているのでとりあえず今すぐに謝って下さい」

と想定外の答えでした。
 

いじめが事実で、お友達を傷付けていたのなら親として謝罪するのが当然で本人にも反省させるのも親として当たり前のことです。

ただ、何もわからない状態でとりあえず謝っておくのは納得できませんでした。
 

息子から話を聞いてみると、いじめられたと言っているお友達が公園でお菓子を配っていて、それを貰っただけで自分から取ったりねだったりはしていないとのことでした。

それでもいじめられたと感じたのなら、何か嫌だったのかなとスッキリしないまま、お菓子を貰ったことには変わりないので、お礼の電話をしました。
 

電話で話しをしているうちに、息子も含めて何人かのお友達にお金を取られたとのですぐに返して欲しいと言われ、もう一度息子に確認しました。

絶対に怒らないし、悪いことした時には一緒に謝りに行くから本当のことを言ってごらんと聞いてみても息子はお菓子を貰っただけだと言い切ります。
 

しばらくしてわかったことですが、その子供は低学年の頃から物をあげてお友達つくるタイプだったらしく、あげるものを買うお金を家族のお財布や引き出しから持ち出していたようです。

お金のことで問い詰められた子供が、クラスの友達に取られたと言ってしまったようです。
 

あれほど、大騒ぎしていたお母さまはその後卒業まで何事もなかったようにしていましたが、保護者の中には自分の子供をまるで加害者扱いされて謝罪まで求められたのですから、穏やかでないのは当然で距離を置いてしまうという後味の悪い結果がのこりました。
 


子供がいじめられているとき親はどこまで介入していい?

訴える少女
 
子供のトラブルをこじらせてしまうのは大人の場合が実は多いのではないでしょうか?

自分の子供の言い分だけを聞きむやみに大騒ぎしてしまうと、逆に恥ずかしい思いをすることがよくあります。

そうならないためにも、何だか少し様子が違うな、元気がないなと思った時に話を聞くことです。
 

理想はおやつでも食べながら、ゆっくり時間をかけて子供が話しそうなタイミングで
聞いてみてあげるといいと思います。
 

ここでひとつ注意するのは、無理に親側のタイミングで聞きだそうとしないということです。
 

我が子が心配で焦って早く知りたいのは親なら当たり前のことでしょう。

しかし、そうなると本当のことを話さないのが子供です。
 

怒られるのが怖くて嘘をついたり取り繕ったりするということを、私は子供と話しをするときにチラッと頭の片隅に置いています。

子供同士で解決が出来ないようなこと、学校に行くのを嫌がったりするようになってしまう前に、担任の先生に相談するか、親しくしているお友達が居たらさりげなく学校の様子を聞いてみたら何かヒントがあるかもしれません。
 

大切なのは、私はあなたの母親だから何があっても見捨てないと伝えてあげるようにしています。

一人でどうにもならなくなったら力になるし、悪いことをしてしまったら一緒に謝るから大丈夫だよと安心させてあげてください。

子供のいじめに親が気付くには?

いじめ
 
朝になると元気がない学校に行く時間になると具合が悪くなるというように、わかりやすい場合と、あまり普段と変わらない場合があっていじめに気付くのは簡単ではありません。

まして、いじめられている子は自分がいじめられていることを隠したがります。

子供によっては急にふさぎ込んだり、逆に急にはしゃいでおしゃべりになったりと、不安定な一面を見せることもあります。
 

だから普段の親子の会話が大切だと思います。

決してベタベタするわけでもなく、監視をするわけでもなく丁度いい距離を保ちながら見守り続けるというとても難しい課題です。


まとめ

大事な我が子がいじめの被害者や加害者にならないようにする為に、私達大人が出来る事は3つあります。

  1. 子供の変化に早く気付いてあげる。監視するのではなく、日常の会話や行動などに注意する。
  2. 他の保護者や先輩お母さんとコミュニケーションを取りながら、学校の様子を知る機会を増やす。
  3. いじめの事実に気づいても、子供から無理に聞き出したり親が大騒ぎせず、まずは冷静にいじめの現状を把握する。

 

以上が、実際にいじめの加害者と被害者、両方経験した私から見た対処法です。

しかし、家庭環境やお子さんの性格違うので、それぞれに合った対応が必要になるでしょう。



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