子供と接しているとイライラしてしまうこともありますよね。
私も子育ての真最中なのですが、子供に何度も声を掛けても伝わらず、同じことばかり注意し、小言を言っていることに苛立ちを感じる毎日です。
そんな時に「怒り過ぎたな」とか「言い過ぎたな」と感じることはありますか?
決して、子供のことを傷つけたいと思っているわけでもないのにイライラが収まらずに気持ちをぶつけてしまう、いじめてしまいたくなる、時には手をあげてしまった……など、そんな衝動に駆られてしまうという親御さんがいます。
そんな衝動が起きてしまう背景や、その時の親の心理、子供をいじめたくなる衝動が起こった時の対処法をまとめてみました。
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子供をいじめたくなる衝動が起きる理由とは?
子供が言うことを聞かないとイライラしてしまい、つい感情的になってしまう。
虐待してしまう人の気持ちがよくわかる気がする……という人は少なくありません。
「子供を産めば母性本能が働くのが当たり前で、子供を守り育てるのが母親だ」
などと言う人もいますが、それは同じ母親としても、心理学的にも限りなくNGワードです。
特に、女性は周りの人たちに守られ、愛されて、初めて母親になったという気持ちが芽生えるものなのです。
しかし現代の親は、核家族化の影響で世代が混じり合って暮らすことで生き方や子育てを学んできていません。
大切にされるという生き方を知らない、知っていても子供にどう伝えたら良いのかがわからないという人がとても増えています。
周りにサポートをしてくれる人も居ないという孤独な環境だったり、周囲と上手くいっていないケースは多いのです。
私も子供と1対1の生活の中で孤独を感じることが多かった時は、誰にも頼れないという気持ちと
『赤ちゃんの泣き声で迷惑を掛けてしまっているのでは?』
と思い込んでしまい、近所の人とも話せないときがありました。
孤独を感じると自分の中でも消化できず、抱え込むだけなのかもしれません。
子供をいじめたくなる親の心理状態
親としての責任感の強く自分で自分を追い詰めてしまっていたり、怒りを抑制することが困難なくらいにストレスを抱えているとき、人は言わなくても良いことまで言ってしまう、そんな衝動が起こりやすくなるものです。
特に最近、子供の声(特に泣き声)や落ち着きのなさを不快に感じる大人が増えています。
子供は保護者にすぐにわかってもらうために、大人の耳に届くように泣き声をあげます。
落ち着きのなさは我慢をするという脳の仕組みが未成熟であることや、世界を知ることへの好奇心の現れなのです。
しかし、大人たちはやらねばならないことに追われて忙しく、泣き声は頭に響くように聞こえてしまう、落ち着きもないのでリラックスも儘ならないために、子供を邪魔で疎ましいものとして感じてしまうのです。
そして、自分よりも弱い立場のものをいじめるという心理は、“いじめることは目的ではない”のだといわれています。
自分の感じているストレスや抑圧された感情を自分よりも弱いものにぶつけて解放させることが目的なのです。
“忙しい”という漢字が表すように、自分よりも弱い、そんな立場の子供を守るという“心”を大人たちは“亡くしている”のです。
- サポートのない、孤独の中での子育て
- 忙しさから心に余裕がない
- 子供の特性から疎ましく感じてしまう
そんな要因が、心理状態に影響しているのです。
近年のネットで見かける子供連れに対する投稿や、子育てブログに対する心無い書き込みを読んでいると、皆が心に余裕がないように感じます。
それを読んで、『自分も気を付けなくては!』と必要以上に自分を追い詰めてしまうタイプの人はそんな書き込みが目立つサイトの閲覧を控えるのも自衛のひとつだと思います。
子供をいじめたくなる衝動が起きたときの対処法
では、そんな忙しさや孤独のなかで、そんな衝動が起きたときはどうしたら良いのでしょうか?
①子供は思い通りにならないという“前提”を思い出しましょう。
『しつけのつもり』で、多くは子供に出来ないことまで求めすぎていませんか?
誰であろうとも、他人を自分の思い通りにすることなどできないのです。
②怒りに身をまかせない。
子供の人格まで否定する言葉は言わなくても良いのです。
「ダメな子だ」「うちの子ではない」
など、感情のままに子供に言っていないでしょうか?
気持ちを落ち着けて、人格否定ではなく、やった行為だけを注意しましょう。
気持ちを落ち着けるためには、自分を客観視すると良いといわれています。
そんな時には鏡を見て、自分の表情をチェックします。
鏡に映った自分を見ることで客観的に見つめることができますよ。
このように自分を客観視したりすることを『メタ認知』といいます。
③許すことを大切にする。
子供がしたことに対して注意をしたら、今度は“許す”ことも大切です。
いつまでも怒っていては親自身も子供も救われません。
④大人が被害者にならないこと。
子供は親や大人を馬鹿にしていたり、恥をかかせようとも思ってはいません。
親や養育者が『子供が言うことをきかない』ことに対して、馬鹿にされていると感じないことです。
⑤言い過ぎた時には謝る。
言い過ぎたと感じた時は、相手が子供でも謝りましょう。
⑥自分がどんな出来事でストレスを感じやすいかを知る。
どんな時にイライラしやすいのかを客観的に考えてみましょう。
紙に書きだしたり、人と話すことで自分を客観視することが出来ます。
私も鏡を常備し、怒りたくなったら『メタ認知』が出来るように心がけています。
怒った顔は自分でも本当に怖いなと感じ、冷静になれますよ。
まとめ
子供に強い言葉や態度で接してしまう親は“特別な親”ではありません。
周りに助けてくれる人が居なかったり、適切なサポートがなされていない、ひとりで抱え込んでいるような『支援を必要としている』人たちなのです。
父親、母親が共に『親が親として大切にされる』ということは、とても大切です。
それと同等に『子供は子供として大切にされ、愛される』ということも子供には大切なことなのです。
子供は『世界』を知らない好奇心旺盛なもので、それは本能であり、当たり前のことです。
子供は大人のように自分の身を守る術を知らないことも当たり前なので、保護者に助けを求めるように声をあげるのです。
その時に守れるのは、その『世界』を知り、身を守る術を知る大人だけです。
そして、そんな親の気持ちを救ってくれるのは、周囲の人たちから認められた時だと思います。
私もかつて、母親なんだから!と叱責はされ続けたときには、自分で感じているよりも自分自身を責めていたように思います。
そんな時に、子育てセンターで出会った保健師さんに
「お母さん、頑張ったわね」
と声を掛けられたとき、そのたった一言の言葉で、全てが救われたような気持ちになったことがあります。
親はまず、ひとりのかけがえのない人間として自分自身を大切にすることです。
自分を責めて、忙しさで亡くした心のままに、日々のストレスや怒りなどに身をまかせ、子供を『いじめる』行動ではなく『守る』ために行動するということが、後々には親自身の心も守ることに繋がっていくのだと私は思います。
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