子供の視力低下は現代社会で本当に問題になっていることですよね。
しかし低下してしまった視力はレーシック手術などの治療をしなければ下がるのを止められないのが事実です。
いくらレーザーだったとしても子供の目に手術をするなんて、正直ちょっと抵抗があると思います。
そこで下がってしまった視力を助けてくれるのはメガネとコンタクトレンズです。
一体どちらの方が子供には向いているのでしょうか?
メガネとコンタクトレンズのメリットとデメリットは何なのでしょうか?
順に比べてみたいと思います。
Contents
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子供がメガネを使うメリット・デメリット
まずは子供にとってメガネのメリット・デメリットを考えてみましょう。
メガネのメリット
1. 付けはずしや管理が楽
まずメガネのメリットは何よりも「楽であること」です。
子供がメガネの着けたり外したりを自由に、簡単にできることは本当に楽なことです。
園児や小学低学年などでは休み時間や体育の時間には、特別な事情がなければ破損やケガを防止する目的で外すようにしている場合をよく見かけます。
授業を受ける年齢の子供の場合は、授業中だけ着けて他の時には外しているという子供も多々いるようです。
中学生以上になると常にメガネをかけている子供も増えますが、保管や着脱に学校や親が関わることもなく自己責任になるのでやはり簡単に着け外しができるというのはメリットになるのではないかと思います。
2. 経済的
使い捨てじゃないこともメリットになると思います。
メガネは視力が変わらなければずっと使えるものなので、経済的に考えてもいいです。
お手入れもレンズを吹けばきれいになり、特別に何かしなければいけないこともないので子供でも簡単にできます。
今のメガネはデザインも豊富なので、少し成長した子供の場合は気分や服装で付け替えるとオシャレにも使えていいなと思います。
そして目の健康を損なわないという点でもとてもメリットなのではないでしょうか。
長い時間着けっぱなしにしていても、着けたまま寝てしまったりしても直接目に触れているわけではないので、眼球自体に傷がついたりなどもないので安心です。
メガネのデメリット
次にデメリットを考えてみましょう。
1. 場所によって曇る
日常生活をする中で、メガネをしていると不便を感じることが多くなります。
マスクをしていたり、熱気の多い場所に行くとレンズの曇りで視界が悪くなったりしますよね。
お風呂場なんてその代表的な場所だと思います。
使い慣れている場所なら「なんとなく」で何とかなりますが、そうじゃない場所でのメガネなしは辛いものがあります。
2. 壊れる危険がある
そして子供が扱うにあたって一番心配になることは「壊れる危険性」です。
形のあるものなので落としたりしてしまえば壊れてしまうし、壊れたことによってケガをする場合もあります。
ここ最近のメガネは強度も高く、レンズもプラスチック製の物が多いのでそこまで心配はないのかもしれませんが、「絶対に壊れない」という訳ではないので注意しなければいけない点ではデメリットを感じます。
3. 激しく動くときに邪魔
年齢が低い子供ほどよく動き回るので「着けていることが面倒・邪魔」というデメリットも発生します。
大人でもあることですが、スポーツをする時はやはり邪魔になったり汗によってズレてきてイライラしてしまうこともあるのです。
4. 見た目の問題
あとは見た目の問題でコンタクトと違ってメガネは見た目に影響する物なので、メガネが似あうかどうかも使用するにあたって大事な要素になります。
子供のメガネもフレームの形や色などがたくさんあるのでなかなかないと思いますが、「驚異的に似合わない」ということもあり得ることだと思うのです。
私の子供はメガネをかけているのですが、何をどうやっても「アラレちゃん」になってしまい、本人も少し納得がいっていないところがある様です。
メガネは顔の印象を決めてしまうものなので、視力が低くてもメガネを嫌がるという人は大人でも意外に多いんだそうです。
思春期の子供は見た目重視な傾向にあるので、難しいかもしれませんね。
子供がコンタクトを使うメリット・デメリット
先にメガネのメリット・デメリットを挙げてみましたが、コンタクトレンズのメリット・デメリットもあるんです。
コンタクトのメリット
1. 裸眼に近い感覚で過ごせる
コンタクトレンズのメリットは「フレームとレンズがなくなること」です。
メガネを着けていると視界にレンズはもちろんフレームがいつも入り込んできます。
レンズは曇って視界が悪くなったり破損する危険性を思うと…邪魔、ですよね(汗)
フレームと接している部分が食い込んだり、スレて痛くなってしまうこともあります。
これはメガネを着けている人に良くみられる頭痛の原因にもなるそうです。
食い込む・スレて痛い・頭痛の原因なんて、子供にとっては本当に苦痛な3重苦です。
その点、コンタクトは裸眼に近い感覚で生活ができるので、メガネだと不便の多い運動も食事も含めた日常生活をより快適にしてくれるという最大のメリットがあるのです。
コンタクトのデメリット
ここでデメリットを挙げていきます。
1. 眼球への負担が大きい
コンタクトの一番のデメリットは「眼球への負担が大きい」ことですよね。
眼球に直接触れてしまうものなので、視力と眼球にかなりの影響をもたらしてしまいます。
そして直接触れるということは、適切にお手入れをしなければいけないという点も本当に面倒です。
毎日目とコンタクトの洗浄や消毒をしないといけないので、子供が使用する際には親元でしっかりとしなければいけません。
コンタクトに付着した汚れによって眼球が傷ついてしまったり、感染症を招くこともあり、それが原因で病気になってしまったりなどの可能性が上がります。
結果的に病気のリスクを子供に負わせてしまうことにもなって恐ろしくも思えます。
親が忙しい時や子供自身が眠い時などは本当に面倒に感じるだろうし、少しでも怠ってしまうと後悔を残すことになってしまう場合もあるので本当に注意が必要です。
2. 付けはずしが難しい
これは大人もそうですが、コンタクトの着け外しには慣れが必要です。
中にはコンタクトが合わなくて目にずっと異物感などの違和感を感じる場合もあるようです。
合うコンタクトがあればいいのですが、体質などの根本的な理由で合わないと大変なことだと思います。
3. 紛失の危険がある・管理が面倒
紛失もメガネよりもコンタクトの方が可能性が高くなります。
目をこすった拍子や、強風に吹かれるだけでも外れてしまうことがあります。
なくしてしまえば買い直さなければいけないということもあり、保管やお手入れの面でコンタクトは相当なデメリットを感じざるを得ないのではないかと思いました。
コンタクトレンズは小学3~4年生以上でもお手入れなどの管理や保管が難しいので、子供の使用では親元以外での着脱は控えてほしいですね。
子供はメガネとコンタクトどっちがいいのか?
さて、実際のところ子供にはどちらを使ってもらうのがいいのでしょうか。
これは小学校低学年の子供も持つ私の超個人的な意見ですが、子供にはメガネが安心安全に使えるものではないかと考えました。
実際に子供が使用しているとわかるのですが、着け外しが簡単でお手入れも子供が自分でできるのも親として楽なのでポイント高いです。
年齢が高くなれば子供自身が使い分けできるようになりますが、コンタクトレンズだとそうそう簡単に着け外しができなくなります。
そうなると視力の問題とは別に「私生活に支障が出るのではないか」という心配も考えました。
先ほどのメリット・デメリットの話でも書きましたが、コンタクトは目への影響を与えやすいと言われています。
眼球への負担も多く、傷がついてしまったり菌が原因で感染症のリスクも上がります。
コンタクトで覆ってしまう黒目の部分は血管が通っていないので、空気中から直接酸素を取り込まなければ酸素不足で目が乾いて「ドライアイ」になるなどのリスクも高まります。
しかしコンタクトもメガネで生じるストレスをフリーにしてくれて日常生活を楽に送ることができるものなので、年齢に応じて選択をすることも一つの考えとして検討してみるのもいいと思います。
ただ、今回は子供がつけることを前提にメリット・デメリットを考えての私なりの結論を出してみました。
子供は大人のように一つの場所に長くいることは授業以外にはあまりないことなので、やはり着け外しが簡単なメガネは子供にとって便利なものなのではないかと思います。
まとめ
メガネかコンタクトか、どちらを選ぶ際に大切なことは、「子供自身に合うものを選ぶ」ということです。
スポーツが大好きだから影響の少ないコンタクトを選ぶことも、目に違和感を感じるからメガネにすることも間違いではないです。
様々なメリット・デメリットを見て検討し、選ぶことが重要なのです。
たくさんの便利なものがあっていろいろなメリット・デメリットがある中で、子供自身の状況に合わせて一番いいと思うものを選ぶことが少しでもストレスを感じない視力矯正をしていきたいものですよね。
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