妊娠するとお腹の赤ちゃんに良いとされるものが気になってきますよね。
食べ物にも気を付けるようになりますが、自分の体のことだけではなく「赤ちゃんに良い」と聞くと何でも試してみたくなります。
今回のテーマである「胎教」もその中の一つなのではないかと思います。
ただ「胎教」とだけ聞くと「クラシック聴いたりするやつ?」みたいな曖昧なイメージが強いような気がしますがどうでしょうか?
私は最初の妊娠の時にそんな感じでした(笑)
なので今回は胎教とはどんなものなのか、効果はあるのかということを調べて書いていきたいと思います。
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胎教は効果があるの?
せっかくやるんだから効果があると言われることをしたいですよね。
「胎教」はどんな効果が得られるのか、期待が持てるのかを調べてみました。
実際に胎教が本当に効果があるのかと聞かれると、科学的にも医学的にも根拠はあるようでないのです。
しかし「やっててよかった!」という人もいるのも事実です。
胎教の目的は「赤ちゃんに良い影響を与えること」が基本です。
その良い影響を与えるにはまずお母さんの気持ちや環境をよくすることが大前提なので、胎教を通じて生まれる前からお母さんと子供のコミュニケーションをとるための方法として気負わず行うことが大切なことだと思います。
胎教を行う時に注意というかやらない方がいいことは、間違っても「夜泣きをしない子になる」とか「賢い子になる」などの大人視点での「いい子供になる」という考えは捨ててしまいましょう。
胎教をしていても夜泣きする子供はいますし、英語を急にしゃべり出す子供にはなりません。
お母さんにとっても子供にとってもストレスにつながる原因になるので、「子供がこうなる」という考えは何においても捨ててしまった方がいい考えだと私は思います。
もちろん胎教をすることは無意味ではありません。
ただ効果の有無は人それぞれだと思いますが、生まれてからでもコミュニケーションはとれるので焦って無理をして胎教する必要はないと感じました。
お母さんが赤ちゃんを想ってすることなので、効果がどうのってことよりもやってて楽しいかどうかで判断したいなと私は思います。
効果のある胎教にはどんなものがある?
さて、「胎教」は何をすればいいのでしょうか?
「これって胎教なんだ」と私自身も初めて知ったこともあったので、ちょっとまとめてみました。
音楽を聴くこと
胎教をやっているという人に多くみられるのは「音楽を聴くこと」だと思います。
そう、私も冒頭で書いた「クラシック聴くやつ」です(笑)
別にクラシックに限らず、英語の曲を聞かせたりジャズを聴かせたりということもあるようです。
この「音楽を聴かせる」という胎教には大切な条件があるのです。
それは「お母さんがリラックスできる曲を聴く」ということです。
赤ちゃんに向けた音楽ではなく、お母さんが好きな曲を聴くことがとても重要なことなのです!
実際にお腹の赤ちゃんが音を聞くことができるようになるのは5ヶ月くらいなんだそうです。
しかもお腹にいると外部からの音があまり聞こえないくらいに母体に流れる血液や心音の方が身近な音なのだと聞きました。
なので「赤ちゃんに音楽を聴かせる」というよりも、音楽によって「母親がリラックスした状態の心音を聞く」ことで赤ちゃんに良い影響が見受けられるのではないかという意味で「胎教」と言われているようです。
聴覚が未発達な状態ではクラシックを流しても仕方なく感じますし、お母さんがリラックスできない音楽を流すことは逆効果にさえ思えますよね。
音楽の好みは人それぞれなので我慢する必要なありませんし、問題なく聴いてもらって大丈夫です。
ただあまりにハードでテンションと心音がアガってしまう曲はリラックスするよりもアドレナリン放出してしまう場合もあるので少し避けた方がいいかもしれませんが、それでリラックスできるというならそれはそれでアリなのかもしれません。
赤ちゃんへの声掛けや絵本の読み聞かせをする
赤ちゃんの耳が発達した頃にはお腹も少し膨らんでいる人もいます。
お腹に赤ちゃんがいることを実感する時期にもなるので、その頃から声を掛けを始めるといいと言われています。
簡単なことだし妊婦さんだったらほぼ必ずやっていることだと思うので、私は「これ胎教なんだ」と少し驚きました。
「おーい」や「お母さんだよ」という簡単な呼びかけから始めることができて、なんの準備もいりませんよね。
「今日は天気がいいよ」などの世間話をしたり、名前が決まっていたら呼んであげたりするとお母さんの声を覚えてくれます。
胎動ができるようになったら動いてコミュニケーションをとることもあります。
お母さんにとっても赤ちゃんとのおしゃべりで妊娠を実感する大切な瞬間になりそうですね。
時間がある時や寝る時には絵本を読んであげるのもいい影響があると言われています。
生まれた後に読んであげたい絵本を選ぶも良し、お母さんが好きな本を選ぶも良しです。
少し簡単な内容にすると読むお母さんもリラックスできてストレスフリーな胎教ができるのではないかと思います。
赤ちゃんには絵本が見えないので、見て楽しむ本は生まれてからのお楽しみとしてとっておいて短めの簡単な物語を読む方がいいのかもしれませんね。
お腹を触って刺激する
これもなんの準備もなくできますね。
というか多分これも妊婦さんだったらやりますよね。
私はこれも普通にしていたことなので、まさかの胎教だったんですよ。
やり方としてもお腹の赤ちゃんがよく動くようになった頃にたたき返したり撫でてみたり、リズミカルにトントンと軽い刺激を与えるだけでいいんです。
要は音楽にノったついでやゲーム感覚で気軽にコミュニケーションをとれる方法なんですね。
赤ちゃんもお腹を蹴って反応してくれることが増えるので、こちらのアクションに対してキックするゲームをしてコミュニケーションをとれるのでお母さんも楽しく感じられると思います。
そしてただお腹を触るだけでいいので、意識しなくてもなんとなくできる胎教です。
コミュニケーションをとることでお腹の中の赤ちゃんをより身近に感じて、妊娠期に良い影響を与えてくれるでしょう。
私はよく音楽にノってタンバリンのように叩いていましたが、2人目の妊娠後期にはお腹が破れるんじゃないかと思うぐらいノリノリで動き回っていました。
生まれた後も動きの激しい男の子なのですが、この胎教を調べてから私のタンバリンのせいなのかとちょっと疑いたくなりました(苦笑)
軽い運動をする
妊娠期にはつわりの影響やお腹が大きくなることなどで、運動から遠ざかってしまうこともあると思います。
体重も増えて、体が前のように動かなくなることも考えられますが、自宅にこもっているばかりでは気分も沈んでしまいます。
日常の買い物などでも運動としてはいいのですが、気分を安定させたかったりする場合はちょっと違う刺激も必要です。
「なんの目的もなく」というのは妊娠期には体調の面からみてもキツい場合があるので、買い物などの目的のある外出ついでに少しお散歩をしてみるといいと思います。
いつもと違う道を使ってみたり、近所の公園に寄ってみたりなどすると産後に赤ちゃんと行けそうなお散歩コースの下見もできますよね。
体を動かすだけでなく、外に出る時間帯を長めにとったりなどして無理のない範囲で自宅以外で過ごすことはお母さんにとっていいリフレッシュになります。
もちろん歩ける範囲でゆったりとカフェに行くのもアリです!
ただ運動のし過ぎは妊娠に思わぬ事態を招くこともあって良くないので、長すぎる散歩や激しい運動は控えるべきです。
もしかかっている産科で注意を受けている場合は医師と相談と指導の上、本当に無理せず行いましょう。
胎教はいつから始めれば効果がある?
胎教をするのに気になるのは「始め時」です。
せっかくなら一番いい時期に、それに見合った胎教がしたいと思いますよね。
胎教の始め時は一体いつなのでしょうか?
さっきも少し書きましたが、お腹の赤ちゃんの耳が聞こえるようになるのは5ヶ月くらいからとされています。
その頃から声掛けをするとお母さんの声を聞くことができるので、胎教の手始めとして朝のあいさつやちょっとした日常のことを話して「外の世界はこんな感じだよ」と伝えていくといいと言われています。
お母さんだけではなくお父さんや兄弟もいたら同じように接していくと、「一緒にいる」という実感が湧いて、家族にも楽しい妊娠期を過ごせると思います。
6~7ヶ月には脳に成長があり、記憶力が備わるとされていて、さらに個人差もありますが聴覚がより発達してくるといいます。
この頃からニックネームで呼んだり音楽を一緒に聞いたりするといいでしょう。
絵本の読み聞かせも同じタイミングで行っていくといいそうです。
赤ちゃんにアクションをしてもらう胎教としては、お腹を叩いて反応が返ってくるようになったらキックゲームをして遊ぶとより一層コミュニケーションが取れます。
キックしてくれた時に「キック」といったり「上手」と褒めると、それを覚えてくれるいう子もいるようです。
適度な運動を始めるのも安定期に入ったこの時期がいいと言えるでしょう。
無理のない範囲で、ご近所を散歩したりして外の世界を説明してみると赤ちゃんにもいい刺激になるでしょう。
でもこれはタイミングの目安です。
どうしてもできない事情があったり、気乗りしない時にはしなくていいのです。
だってお母さんの気持ちはホルモンやアドレナリンなどで赤ちゃんに伝わってしまいます。
ムリヤリやっているのが赤ちゃんに伝わってしまっては胎教の意味がありません。
むしろ「嫌なことをしている」と感じてしまうのは本末転倒です。
お母さんの気持ちが安定してリラックスできている状態で胎教を行うことが一番重要なことなので、気負わず気軽に、やりたいと思った時にやることが大切です。
お母さんの気持ちと身体に無理のない範囲で、ゆっくりやっていきましょう。
まとめ
胎教のことについて書きましたが、妊娠期に自然にすることが「胎教」とされていたことに本当にビックリしました。
お母さんになった時から本能で「どうすることが赤ちゃんに良いのか」がわかっているのかもしれませんね。
また忘れてはいけない大切なことですが、お母さんあってのお腹の子供です。
妊娠期は大体が10ヶ月と10日あるので、悲しい日や気の乗らない日もあって当然なのです。
無理に「明るくしなきゃ」とするよりも、その時の気持ちをそっとお話することも「胎教」なのではないかと思います。
ただ、愚痴などの悪意を赤ちゃんにぶつけることはよくないので、それだけは注意してあげてください。
胎教はお母さんのペースに合わせて好きなタイミングで始めていいのです。
そして毎日続けなくても大丈夫。
お腹の赤ちゃんはちゃんとお母さんのことをわかってくれます。
一緒に楽しい妊娠期を過ごすためのひとつの方法として「胎教」があるので、お母さんと赤ちゃんだけじゃなく家族みんなで一緒にやれると嬉しいですね。
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