「冷えは万病の元」と言われるように、身体を冷やすことが良くないことは知られていますね。
お腹の中で大切な赤ちゃんを育てている妊娠中はいつも以上に気を付けたいところです。
しかしながら成人女性のなんと半数以上が冷え性だと言われていて、そうでなかった人も妊娠をきっかけに運動量が減って血流が悪くなり、冷え性になることもあります。
私は1人目も2人目も妊娠中期に冬を越したのですが、もともと手足が冷えやすいということもあり、やはり防寒対策にはかなり気を付けていました。
今回は、妊婦の冬の防寒対策におすすめのアイテムと、冷えが赤ちゃんに与える影響についてまとめましたので、是非参考にしてみて下さいね。
Contents
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妊婦の冬の防寒対策に必要なアイテムは?
1.腹巻
お腹を温める定番アイテムですね。
赤ちゃんのいるお腹周りは最も温めたい部分。
素材やデザインの豊富な妊婦用の腹巻がたくさん販売されています。
また、妊娠5ヶ月目の戌の日から腹帯を巻く風習がありますね。
もちろん腹帯もお腹を支えて温めてくれる効果がありますが、妊娠初期のうちからお腹周りを温めておいた方がいいので、時期や使い勝手によって、腹巻と腹帯を使い分けるといいでしょう。
2.冷えとり靴下
足が冷える方はとても多いですね。
もともと上半身と比べると下半身は5℃ほど温度が低いと言われているので、足は冷えやすい部分です。
しかしながら足を冷やすと全身の血流が滞ってしまうので、足は絶対に温めておかなければなりません。
冷えとり靴下とは、靴下を4枚重ねて履く方法です。
履き方は下から
- 絹の5本指靴下
- 綿の5本指靴下
- 絹の指なし靴下
- 綿や毛などの指なし靴下
↓
↓
↓
この順番で重ねて履きます。
足の裏や指股は内蔵と繋がっていて、最も汗腺が発達していているので、吸湿性に優れた絹を履き、その上に吸水性に富んだ綿を重ねます。
そうすることで汗で冷えることなく足を温めることができ、デトックス効果も期待できるのでとても身体に良いです。
少々面倒かなと思うかもしれませんが、便利な4足セットも販売されているので、是非試してみて下さいね。
3.ストール
調節がしやすく、首に巻いたりお足に掛けたり、便利に使えるストールは妊娠中の防寒対策には必須のアイテムです。
外出する時はいつでも持ち歩いていると安心です。
4.前が重なる上着
いわゆるPコートタイプの上着は、左右の生地がお腹の前で重なるので暖かく、妊娠中の防寒対策にとてもおすすめです。
5.脱ぎ着のしやすい服装
厚着をし過ぎてしまうと、暖かい場所に行った時や動いた時に汗をかき、冷える原因になってしまいます。
そうならない為に、状況によってこまめに脱いだり着たりできるカーディガンやストールなどで調節すると良いでしょう。
妊婦が身につけるもの以外でできる防寒対策は?
色々と身体を冷やさないアイテムをご紹介しましたが、次は、身につけるもの以外で身体の内側から温める方法をご紹介します。
1.生姜を食べる
生姜は身体を温めることで有名ですが、冷え対策に効果的な生姜の成分「ショウガオール」は、生姜を加熱して乾燥させることによって得られる成分です。
「ショウガオール」には、血管を拡張させ血行を促進し、全身を温める効果があります。
血行が改善されることにより、肩こりの改善も期待できます。
乾燥生姜の作り方はとても簡単です。
- 生の生姜を皮のまま1~2mmの暑さにスライスし、蒸し器で30分ほど蒸します。
- それを1日天日干しすれば完成です。
ミキサーで粉末にしておくと使いやすいです。
乾燥生姜を料理に入れて使うのはもちろん、お白湯に入れて生姜湯にすれば、身体がポカポカになります
生姜パウダーとして販売もされているので、より手軽に生姜を取りたい方はそちらもチェックしてみて下さい。
2.湯船に浸かる
熱すぎる入浴は身体に負担がかかってしまうので、37~40℃のお湯に入るようにしましょう。
また長時間の入浴ものぼせる危険があるので、通常の入浴で10分程度、半身浴で10~20分程度にとどめておきましょう。
3.適切に身体を動かす
もちろんママの身体と赤ちゃんが元気なことを前提に、無理のない適度な運動は、血行を促進し、冷え対策に効果的です。
安定期には、医師の許可が出ればマタニティヨガやマタニティビクスを楽しんだり、ストレッチやお散歩をしたり。
冷え対策になるだけでなく、リフレッシュにもなるので身体を動かすのはとても良いことです。
妊婦が冬に防寒対策せず冷えてしまうと赤ちゃんに悪影響が出る?
次に、防寒対策をせずにママの身体が冷えてしまった場合、お腹の赤ちゃんにはどんな影響があるのかどうかをご紹介します。
1.栄養が行き届きにくい
妊娠中に身体が冷えて全身の血流が悪くなると、赤ちゃんに栄養を運んでいる子宮胎盤血流量が減少し、その結果赤ちゃんに栄養が行き届きにくくなります。
近年日本では低出生体重児が増えていますが、その要因として冷えが関係しているとも考えられています。
2.逆子になりやすい
冷えると逆子になりやすいと言われる原因が2つあります。
1つは、ママの身体が冷えると赤ちゃんを守る為に羊水が増えやすいことです。
羊水が増えると赤ちゃんが子宮の中で動きやすくなり、逆子になりやすくなります。
もう1つは、本能的に暖かい場所を求めて赤ちゃんが逆さまになるということです。
ママの身体が冷えると指先から流れる冷たい血液がお腹や腰の血管をそのまま流れ、子宮が冷えます。
赤ちゃんは通常頭を下にしていますが、子宮が冷えると、冷たい血液で頭が冷えないように心臓から流れてくる暖かい血液で温めようとして、頭を上にすると言われているのです。
難産になりやすい
冷えによって子宮の筋肉が固くなって子宮口の開きが悪くなり、微弱陣痛になりやすいと言われています。
その為出産に時間がかかり、難産になりやすいというわけです。
まとめ
妊婦の冬の防寒対策に必要なアイテムと、冷えによる赤ちゃんへの影響をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
赤ちゃんに元気に産まれてきてもらう為に、ママが冷えるわけにはいきません。
暖かくて心地の良いお腹の中で、すくすくと育ってもらいたいものです。
私は2回とも妊娠中期を寒い時期に過ごしましたが、お腹が冷えないかがとても心配でした。
まずは直接お腹を温めたくて腹巻を買いました。
妊娠前は、失礼なのですが腹巻はご年配の方が履くものだと思っていました。(笑)
なのでそれが私にとって初めての腹巻だったのですが、履いてみるとすごく気持ちが良くて気に入りました。
ピンク色のさくらんぼ柄の妊婦用腹巻だったのですが、可愛くてテンションが上がりました。
日に日に大きくなってくる腹巻を履いたお腹を撫でながら、赤ちゃんに語りかけました。
出産した今でも冬は腹巻で防寒対策をするようになり、2人の娘達にも子供用の可愛い腹巻を履かせています。
産まれてくる赤ちゃんを想いながら赤ちゃんコーナーを見に行くと、小さくて可愛い洋服や育児グッズを眺めているだけで楽しくて、幸せな気持ちになりますよね。
その近くには必ずと言っていいほどマタニティのグッズも置いてあると思います。
まずはそこで腹巻をゲットするところから、防寒対策を初めてみてはいかがでしょうか?
防寒対策をバッチリして冷え知らずの冬を乗り越えて、元気な赤ちゃんに会いましょうね。
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