子供のおつかいはいつから・何歳からさせるべきなのか。
子育てしてる人なら一度は悩むことですね。
私の子供が初めておつかいに挑戦したのは、小学校1年生の時。
それまでも、一人でお買い物をすることには抵抗のない子でしたが、一人で出かけたいと言うことはなかなかありませんでした。
ですが、小学校に入ると、クラスの中に自分よりも遠くから歩いてくるお友だちがたくさんいたことが刺激になったようです。
自分ももう少し遠くまで一人で出かけられるのではないかと思い始めたところへ、ちょうど「昔、ちっちゃい子がおつかいにいくテレビ番組があってね」なんて話を聞いたものだから、やりたい気持ちがもう、とまらなくなりました。
子供だけでのおつかいには危険もともないますが、メリットもあります。
まずは、注意しなければいけないことを、ぜひ親子で確認してみましょう。
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子供におつかいはいつからさせる?
大切なわが子を、一人でおつかいに行かせるのは、親にとっても大きな冒険です。
- 「道路はきちんと歩けるか?」
- 「横断歩道を安全に渡れるか?」
- 「迷子にならないか?」
- 「不審者にあったりしないか?」
…そしてちゃんとお買い物ができるのか?
心配のタネは尽きませんね。
おつかいは、「親が、いつからさせるか」よりも、「子供が、いつからできるか」という視点で考えましょう。
お子さんのタイプも、おうちのまわりの状況もみんな違って当たり前。
焦る必要はありません。
では、これまで子供をおつかいに行かせた先輩ママたちはどんなことに気をつけてきたのでしょうか。
いくつかポイントをあげてみたいと思います。
子供の状況
例えば、普段から遊びやお手伝いなどで買い物の仕方がわかっている子。
ある程度お金の概念がわかっていて、多少の計算ができる子。
困ったときに、お店の人や地域の人に助けを求められる子は、わりあい早くおつかいデビューができそうです。
私の子供は、幼稚園の頃から数字遊びが好きで、簡単なたし算やかけ算をクイズにしてあげると喜んで解いていました。
一緒に買い物に行っても、大人たちのやり取りをよく見ているような子でしたので、レジの手前でお金を渡して、会計を頼むこともありました(もちろん隣で見ていましたよ)。
そのうちに、自分専用のお財布を与えると、そこにおこづかいを入れて一緒に買い物に行き、欲しいものを自分で計算して買えるようになってきました。
陳列場所がわからなければ、物おじせずにお店の人に質問をすることもできましたので、その点も、そろそろおつかいができるかな?という目安になりました。
お子さんによっては、知らない人に声をかけるのが苦手だったり、お買い物にまだあまり興味がない場合もあります。
おつかいは、子供たちにとって大冒険。
それぞれの成長段階に合わせて始めてあげないと、おつかいが嫌いになってしまう可能性もありますから、子供に「おつかいに行きたい、やってみたい」という気持ちがあることも非常に大事なポイントですね。
地域の状況
おうちから目指すお店までの地域に、危ないところがあるかどうかも大切なポイントになります。
歩道の有無、交通量、不審者情報など、日ごろから気にして見ておけば、いざチャレンジする際のお店選びにも役立ちます。
わが家のまわりは歩道が狭く、ちょっとはみ出すと走ってくる車すれすれ!というところを通らなければどこにも出られません。
途中、ほんの一部だけ広い歩道が整備されているのですが、家とは反対側なので、カーブが多く見通しの悪い道路をどこかで横断しなければなりません。
私は、左右両側が見えるポイントを子供と確認した上で、慣れるまではちゃんとそこから道路を渡ることを確認するまで見送るようにしていました。
おつかいは自立心が育つ?おつかいのメリット
おつかいの最大のメリットは、子供自身が自分のステップアップをありありと感じて自信をもてること。
「ひとりでできた!」という自信から、自立心が育つこと。
いつか来る親離れに向けての大きな一歩ですね。
でも、それだけではありません。
子供が外の世界と自分でやり取りすることは、自分が暮らす地域により深くかかわっていくこと。
いろいろな人の暮らしや仕事が、自分とつながっていることもだんだんと理解できるようになってきますから、まさに生活科の実習をしているようなものです。
また、親が病気などで身動きできないとき、最低限必要なものを子供に買ってきてもらうこともできるようになります。
私はインフルエンザで寝込んでいるとき、子供に食べ物を買いにいってもらったことがありますが、本当に助かりました。
「あなたがいてくれてよかった」と感謝の気持ちを伝えたら、とても誇らしげでいい笑顔を見せてくれましたよ。
おつかいをさせるうえで事故など注意すべきポイントは?
とはいえ、ちいさな子供は大人のように周囲に目を配れるわけではありません。
事故や事件に巻き込まれないよう、事前に準備してあげたいですよね。
普段から近所の人に声をかけやすい関係を築いておけば、子供が一人で歩いているのを気にしてもらえます。
うちの子がおつかいに行った時も、いつも通っているお店のおじさんが心配して電話をくれたり、近所の奥さんが買い物中に声をかけてくれたりしたそうです。
気にしてくれる人がいるとわかれば、初めてのおつかいも勇気100倍ですね!
また、事前に県警や市の安全メールに登録していましたので、近くに不審者が出た後数日は一人で出歩かせないなどの対策もしています。
登録すると、思いのほか頻繁に連絡が入って驚きました!
地域によって、お知らせの内容や頻度などにばらつきはあるようですが、安全に関する情報はもらっておくといいと思います。
その他にも、防犯ブザーを持たせる、子供を見守るステッカーなどを貼ってくださっているお宅や商店などを一緒に確認しておくなどもいいですね。
停まっている車のそばは歩かない、信号がチカチカしたら渡らない、などお散歩しながら教えてあげましょう。
時には子供を先に歩かせて、「○○まで連れて行ってください」と案内をお願いしてみると、道をちゃんと覚えているかもわかりますし、横断歩道をどうやって渡っているかなどチェックできるのでオススメです。
まとめ
うちの子供は、全然道を覚えません。
普段車を使わないので、あっちもこっちも何年も歩いているのに、家の前から伸びる道沿い数百メートル以外わからないと言われたときには腰を抜かしそうになりました!
いつもまわりの景色を楽しみながら、私について歩いていただけなのだそうです。
ですから、おつかいデビューはその道の先にあるスーパー。
出発の前に、一緒に地図を描きながら、子供が納得するまで道を確認しました。
次に、一つ角を曲がった郵便局、さらにもう少し進んでなじみの個人商店へレベルアップ、といった具合です。
幸いなことに、今まで車や不審者の問題は起きていません。
でも、こんな事件がありました。
その日頼んだのは「ポン酢」。
休日のお昼ごはんに間に合うようにとお願いしたのですが、なかなか戻ってきません。
そろそろ様子を見に行こうとしたとき、子供がなぜか手ぶらで帰宅しました。
理由を聞くと、家を出るときにお買い物バッグを忘れてしまい、有料のビニール袋は買ってもいいと言われていないから買わなかったのだそうです。
そしてガラス瓶を手にもって歩いていたところ、道のわきに見たこともないほど大きく育った猫じゃらしを見つけて大興奮!
思わず手を離してしまったのだとか…。
ポン酢とガラスが飛び散って困っていたら、気が付いた近所の人が片づけてくださったと言うので、あわててお礼に行きました。
びっくりしましたが、そのことがあったおかげで、子供はますますこの町が好きになったと言います。
私も、地域の方々とのコミュニケーションが一番の安心のもとだなあと、勉強になりました。
大人でもそうですが、ちょっと慣れてきた頃が一番油断しやすく、思わぬ失敗をしてしまうことがあります。
お子さんが初めておつかいに行くときだけでなく、その先も事故などに合わないよう、どうぞ注意してあげてくださいね。
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