母乳は赤ちゃんにとってとても栄養があるものということはあなたも知っていますよね。
母乳は、赤ちゃんが成長するにつれて必要な栄養素がたくさん含まれています。
子どもが大きくなるにつれて、母乳を卒業するわけですが、それは栄養のほとんどを食べ物から補うことができるようになったためです。
ですから、大人になっても母乳を飲んでいる人はいないですよね?
しかし、この母乳を大人が飲んだ場合にどうなってしまうのでしょう。
そして、母乳は大人が飲んでも美味しいものなのでしょうか。
今回はその疑問を解決すべく、調べてみたので、母乳を飲んでみたいと思っている人がいたらぜひ参考にしてみてくださいね。
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母乳を大人が飲んだらどうなる?
わたしが子どもに母乳をあげていたときです。
ふと、旦那に「その母乳って大人が飲んだらどうなるの?」
と聞かれ、考えたこともなかったわたしはさっそくネットで調べてみました。
その結果わかったことは、大人が母乳を飲むと「下痢」をするということです。
なぜ、大人が母乳を飲むと下痢をしてしまうのでしょうか。
それにはちゃんとした理由がありました。
母乳を大人が飲んだら栄養価がありすぎて下痢になる?
なぜ下痢になってしまうかというと、母乳に含まれている成分に問題があったからなのです。
母乳には「乳糖」という成分が含まれています。
どうやらこの乳糖が下痢を引き起こす原因になっていたのです。
乳糖は、カルシウムの働きを助け、ビフィズス菌の成長を促す効果があります。
大人が普段飲んでいる牛乳にもこの乳糖は含まれていますが、母乳にはなんと牛乳の1.5倍の乳糖が含まれています。
そして、人間の体の中には「ラクターゼ」という酵素があるのですが、ラクターゼは乳糖を分解する働きがあります。
このラクターゼは年齢があがるとともに減少します。
したがって
「大人が母乳を飲むと、乳糖を分解してくれるラクターゼが少ないために下痢にいたってしまう」
ということなのです。
子どもころよく牛乳を飲んでいたのに、大人になって牛乳を飲んだら下痢をするようになってしまったという経験をしたことはありませんか?
それも、ラクターゼが減少することで起きていたことだったのです。
実際に母乳をのんでお腹をこわした体験談もあります。
「お腹をくだしたと思って、病院に駆け込んだ上司が医師に母乳の飲みすぎと診断されとても恥ずかしい思いをした」
このあと上司は部下にも母乳を飲んだ事がばれて恥ずかしい思いをしてしまったそうです。
このような恥ずかしいエピソードもあるので、飲まないほうが身のためかもしれませんね。
母乳をどうしても飲んでみたいという人は、下痢になることを覚悟のうえでのんでください!
母乳を大人が飲んでも美味しいの?
母乳を大人が飲んだらどんな味がするの?と気になる人も多いのではないでしょうか。
実際、赤ちゃんに母乳をあげていた私も当初はよく気になったものです。
飲む勇気はありませんでしたが。
なぜなら、見た目が単純にまずそうだったからです。
では、大人が母乳を飲んだらどんな味がするのでしょうか。
結論から言いますと、大人が母乳を飲んでも「おいしくありません」
私からしたらこの結果は妥当ですが、びっくりしましたか?
私の旦那にも母乳を一口スプーンであげたことがありますが、その時旦那も「まっず!」って言っていたのを思い出しました。
気になる母乳の味ですが、ほんのり甘く、例えるなら無脂肪乳に近い味です。
無脂肪乳を飲んでも美味しいと感じませんよね。
ですから、味でいうなら母乳も大人にとってはおいしいものではないのです。
これは私が聞いたことがある話ですが、戦時中は食べ物がなく、大人も母乳をのんで栄養をとっていたという話をきいたことがあります。
味はおいしくないものですが、栄養がたくさん含まれているのは確かです。
ですから、震災の時やどうしても食べ物がなくて困っている時に限り大人が母乳を飲むというのも生き延びる一つの方法なのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
大人が母乳を飲むと「下痢」になってしまうことがわかりましたね。
- 母乳には「乳糖」という成分が含まれている
- 乳糖を分解してくれるのは「ラクターゼ」
- 大人は年齢が上がるにつれてこのラクターゼが減少する
- よって大人が飲むと下痢になる確率が高い
わかりやすくまとめるとこんな感じでしょうか。
母乳にはたくさんの栄養が含まれているのは確かですが、大人には母乳の栄養分は過剰ということがわかっています。
したがって、大人は母乳を飲むことは極力控えたほうがいいということがわかりますね。
それでも、どうしても飲んでみたいという人は下痢になるのを覚悟で挑戦してみてくださいね。
この記事があなたの役に立つことを祈っています。
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