母乳育児はミルクと違い洗い物も出なくておっぱいを吸わせるだけだから楽だろう。
と出産前の筆者は思っていました。
しかし実際は食事に気を使ったり、痛みと戦ったり。。
精神的、肉体的につらくてちっとも楽じゃなーい!!
母乳育児をしているお母さんのうち7割以上の方がなんらかのおっぱいトラブルに悩まされるといいます。
そこで今回はおっぱいトラブルの1つ。
乳頭に白い点(白班)について詳しく説明していきます。
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乳頭に白斑が出来る原因
乳頭にニキビのような白色や透明の点ができることを「白班」または「乳口炎」といいます。
これは傷の炎症や乳腺の詰まりなどにより母乳の出口が塞がれている状態です。
白班を放っておくと痛みが出たり、悪化すると乳腺炎になってしまったりします。
では白班ができる原因がいくつかあるので説明します。
偏った食生活
糖質や脂質の多い食事ばかりを摂っていると母乳の質に影響します。
お母さんの食事で母乳の味が変わるとも言われています。
そして揚げ物やピザ、ファストフードのような油っこい食事は血液の流れが悪くなり、母乳をドロドロにし、乳腺を詰まらせてしまいます。
また、母乳がたくさん作られそうなイメージの乳製品なども脂質が高いので要注意です。
乳腺が細い人などは少しでも食べると乳腺炎になってしまう事があるようです。
疲れ、ストレス
身体的、精神的ストレスが溜まると母乳を押し出す作用のある「オキシトシン」の分泌が悪くなり母乳が出にくくなってしまいます。
産後の疲れや慣れない育児でストレスを抱えると母乳にも影響が出るので、溜め込まず適度に発散しましょう。
間違った授乳
毎回同じ抱き方で授乳をしていると母乳の出に偏りが起きてしまい、あまり吸われない乳腺が詰まってしまいます。
授乳回数が少ない、間隔が長い
授乳の回数が少なく、間隔が長いと母乳が溜まりやすく白班の原因になってしまいます。
個人差はありますが5時間以上開けるとおっぱいが張って白班ができてしまうことが多いようです。
乳頭に白斑が出来たときの自宅での対処法
白班ができてしまったらとにかく
「赤ちゃんに吸ってもらう!!」
これが1番の対処法です。
白班は赤ちゃんに害はないので飲んでも大丈夫です。
とにかく赤ちゃんに吸ってもう事で白班部分から母乳が出るようになります。
白班のできている方から飲ませると良いでしょう。
しかし、痛くて吸わせられない!という方に自宅でできる対処法を説明します。
食事を見直す
糖質・脂質が多いものはなるべく避け、あっさりした和食中心のメニューがおすすめです。
血行を良くする
血行が良くなると母乳の流れも良くなります。
マッサージをしたり、締め付けの少ない下着に変えると良いでしょう。
そして、血行が悪くなるので体が冷えないように気をつけましょう。
葛根湯が体の冷えや血流の改善に効果があります。
成分は自然由来の漢方薬なので授乳中でも安心して服用できます。
授乳時の抱き方を変える
母乳の出方に偏りが起きないように抱き方を変えてみましょう。
- 縦抱き
- 横抱き
- 交差横抱き
- 脇抱き(フットボール抱き)
- 添い乳
と様々なものがあるので色々試してみるのもいいと思います。
また、赤ちゃんの乳首の咥え方が浅いと上手く吸うことができません。
乳輪が隠れるくらい深く咥えさせてたくさん母乳を飲んでもらいましょう。
搾乳する
搾乳はお風呂場ですることをおすすめします。
体が温まって血行が良くなり母乳が出やすくなりますし、飛び散っても安心です。
母乳外来に行く目安は?
- 1週間以上痛みが続く
- 発熱
- 痛くておっぱいがあげられない
- おっぱいにしこりができた
以上の症状が見られる場合は乳腺炎の可能性もあるので母乳外来を受診しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
白班は乳腺炎の一歩手前の状態です。
見つけたら早急に対処することをおすすめします。
筆者も乳腺炎になった事があるのですが本当に本当に辛かったです!!
胸の痛みと40度近い高熱で歩くこともできませんでした。
乳製品が危ない事など知らずに生クリームを食べたことが原因でした。
心の底からもっとちゃんと勉強しておけば良かった…!!
と思いました。
この記事を読んだ方は筆者の様にならない事を願います。
母乳育児も気を使う事が多くて楽じゃないですね。
しかし、おっぱいトラブルの多くは授乳開始から6~12週までに落ち着くと言われています。
その期間を乗り越えればきっと母乳育児で良かった!と思えるはず。
筆者は授乳開始から10週ほどでおっぱいトラブルが落ち着き、完母になる事が出来ました。
辛いこともたくさんありましたが今思うとあの時母乳育児やめなくて良かった!!と思います。
お出かけが楽。
愚図ったらおっぱいで泣き止む。
そして何よりおっぱいをあげている時の幸福感!!
おっぱいを飲んでる我が子って可愛すぎますよね。
おっぱいトラブルに悩んでいるお母さんが少しでも気持ちが楽になってもらえたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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