子どもの発達

子供の歯並びが悪い原因と悪影響!矯正が必要な基準は?

歯並び

赤ちゃんに初めて小さな歯が生えて来た時は、我が子の成長を感じて感動しますよね。

私は娘の小さくて可愛い歯が初めて見えた時、授乳の時に噛まれて痛くはありましたが、とっても嬉しかったです。
 

でもその小さかった歯がだんだん伸びて歯の数が増えていくと、

「何だか口の割に歯が大きいかも」

と思うようになりました。
 

私自身子供の頃から歯が大きく、歯が綺麗に並びきれずに歯並びが悪くなってしまったので、歯医者さんに相談したりたくさん調べたりして、なんとか歯並びを綺麗にしてあげたいと思いました。
 

今回は、子供の歯並びの悪い原因と悪影響、矯正が必要な基準についてまとめましたので、是非参考にしてみて下さいね。
 

Contents

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遺伝の影響

遺伝
子供の歯並びが心配になったとき、遺伝の影響を考える人も多いと思います。
 

他のパーツと同様で、骨格や顎や歯のサイズなどの両親の身体的特徴は子供に遺伝することがあります。

その為、両親の歯並びが悪い場合、子供の歯並びも悪くなる可能性があります。
 


歯並びを悪くする癖

歯並びを悪くする原因は遺伝だけではありません。

なんと最小でたった17gという小さな力で歯は移動します。

その為、子供の何気ない癖が歯並びを悪くさせる原因になっている可能性があります。
 

1.指しゃぶり

指しゃぶり
これはとても有名ですね。

出っ歯になるのを気にして、指しゃぶりを辞めさせなければと思う人も多いと思います。
 

指しゃぶりによって前歯が出て上下の前歯に隙間が開いていきます。

さらには噛み合わせが横にずれてくるケースもあります。
 

指しゃぶりによる歯並びへの影響は2歳くらいから出てくると言われています。

それほど神経質になる必要はありませんが、4歳くらいまでに辞めることが望ましいと言う歯科医もいます。
 

2.口呼吸

口呼吸をしていると、口を閉じる筋肉が十分に発達ないということと、舌の位置が不適切になり、歯並びに悪影響が出てきます。
 

また、しまりのない口元になり、歯が前方へ出やすくなります。
 

3.頬杖をつく

頬杖
左右どちらかの顎だけに力がかかることにより、歯や顎の成長に左右差が生じ、歯並びに問題が出る可能性があります。

4.片側で噛む

虫歯や歯の生え変わりが原因で、片方ばかりで噛んで食べる癖がつくことがあります。

片方ばかりで噛むことによって歯の列や顎の骨が歪んでしまう可能性があります。
 

5.爪や唇を噛む

噛み続けることにより、成長期の歯や歯茎に負担がかかります。

不自然な口の動きが必要になり、習慣化されることで歯並びや顎の関節に悪影響を及ぼします。
 

6.舌で歯を押す癖

歯はとても小さな力でも移動します。

舌で歯を押す癖が治らないと・・・
  • 上の歯の裏側を舌で押す癖→上顎前突(出っ歯)
  • 下の歯の裏側を舌で押す癖→反対咬合(受け口)
  • 上下の歯の境目を押す癖→開咬(上の歯と下の歯が閉じない)

このように押す癖の位置により、様々な症状を引き起こします。
 

この癖はとても気が付きにくいです。

見つけた時は、自分で辞めたいと思えるように優しく教えてあげて直していきましょう。
 

7.歯ぎしり

歯ぎしりをする時は、顎の関節に強い力がかかります。

それが原因で歯並びが乱れることがあります。
 

歯の成長過程にある歯ぎしりはある程度仕方がないことなのでそれほど心配しなくても自然としなくなることが多いのですが、歯の減りが多かったり、顎が痛いと言い出した時は要注意です。

歯科医での治療が必要な場合もありますので、相談してみましょう。
 

8.丸飲み

食べ物を噛まずに丸飲みする癖があると、顎の成長不足に繋がります。
 

離乳食を進めていく段階では、その時期のその子に合った適切な硬さで与えることで、きちんと噛む癖をつけていきましょう。

柔らかすぎても、硬すぎても丸飲みしてしまいます。

食べる様子をよく観察して硬さを調節します。
 

9.うつ伏せ寝や横向き寝

うつ伏せや横向きで寝ることで、身体の中で最も重いとされる頭の重さが、下顎や歯に寝ている方向からかかります。

毎日長時間、顔の横から力を与えられることになり、顔が非対称になる原因になります。

その結果、下顎が偏位したり、噛み合わせがずれたりする可能性があります。
 

それを防ぐ為に、仰向け寝をすることがおすすめです。

まだ骨が柔らかい子供はもちろん、大人になっても歯並びへの影響を考えると仰向け寝の方が望ましいです。
 

悪い歯並びがもたらす子供への悪影響

次は、歯並びが悪いことで子供にどのような悪影響があるのかをご紹介します。
 

1.虫歯になりやすい


歯並びが悪いと歯ブラシが細かい所に行き届きにくいので、虫歯や歯肉炎などになりやすくなります。
 

2.消化器への負担

噛み合わせが悪いとしっかり噛めないだけではなく、唾液の量が減り、消化されないまま飲み込むことになります。

消化器全体への負担が増してしまいますし、消化が悪いことは子供の成長に悪影響を及ぼします。
 

3.発音が悪くなる

反対咬合や開咬の場合、舌の動かし方が正常な噛み合わせの人と異なり、サ行やタ行やパ行などの発音がハッキリしにくくなります。
 

4.肩こりや腰痛や頭痛

噛み合わせが悪いと、うまく噛もうとして顎が不自然な動きをするので、顎や筋肉に無理な力がかかり、肩こりや腰痛や頭痛が起こることがあります。
 


矯正が必要な基準は?

コンプレックス
ご紹介したように、歯並びが悪いことにより様々な健康上の問題に繋がる可能性があります。

さらには思春期になると見た目へのコンプレックスになるかもしれないと心配になることもあるでしょう。
 

そこで次は、矯正が必要になる基準はあるのかということについてお伝えします。
 

子供の歯並びは、実に様々です。

その為、「こうであれば矯正が必要だ」と、基準を一言で言い表すことは非常に難しいです。
 

  • 「ちょっと出っ歯かな」
  • 「上の歯と下の歯がずれているな」
  • 「歯の列がガタガタしているな」
  • こんな風に少しでも気になることがあれば、是非歯科医に相談してみて下さい。

    なるべく小児の矯正に力を入れている歯科医がいいですね。
     

    まとめ

    母と娘
    子供の歯並びが悪くなる原因、悪い歯並びがもたらす悪影響、矯正の基準についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
     

    子供の何気ない日常の癖は、歯並びに悪影響を及ぼしていると知らなければ気にしないことですが、知っていると気にしてあげることができますね。
     

    私は娘が1歳半の時に初めて歯科医に歯が大きいことを相談しました。

    「普通乳歯は小さいので隙間がたくさんあるのだけれど、この子の場合は歯が大きいのとしっかり詰まって生えているね。

    今はまだ大丈夫だけれど、顎の発達を見ながら治療を検討しましょう」

    と言われました。
     

    相談して本当に良かったと思っています。
     

    それからは定期的にフッ素塗布に通うようにしていて、診てもらうので安心です。
     

    安心ではありますが、元から不安要素があるからこそ、ご紹介したような悪い癖にとても注意しています。
     

    特に丸飲みにはとても気を付けて、食べ物の硬さで飲み込んだり噛んだり、子供ながらに色々試しているのが分かったので、とても注意深く見て硬さを工夫しました。
     

    子供には、綺麗な歯並びになってほしいと願いますよね。
     

    悪い歯並びの原因になってしまう癖を辞めさせたいけれど、習慣になっていることを辞めさせるのはなかなか難しいです。

    それでも将来の為に、根気よく優しく誘導してあげたり別のことで気を紛らわせたりして、辞めさせてあげましょう。
     

    「健康」は「健口」からという言葉もあります。

    そして少しでも気になることがあったら、是非歯科医に相談してみて下さいね。



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