子育て中の悩み

子供を性犯罪から守るために親ができること、知っておくべきこと

犯罪

子供を狙った犯罪の件数は減ることは無く起こっています。

考えたくはないことですが、我が子が犯罪に巻き込まれてしまう被害者になるかもしれない……そう感じることがあります。
 

私の住む地域にも不審者の情報が入らないことが無いくらいに、頻繁に子供をターゲットにした事件が多発しています。

そんな情報が入るたびに子供と話し合っていますが、心配は尽きません。
 

そんな被害に子供が遭わないために親として何が出来るのかどんな時に性犯罪は起こるのか被害を防ぐために子供とどんな約束をしておけば良いのかをまとめてみました。
 

Contents

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子供を性犯罪から守るために親ができること

sns
 
子供が性犯罪の被害者にならないように親ができることの第一は『いつ自分の身近で起こってもおかしくない』ということを、親が常に考えておくことだと私は思います。
 

近隣に出没する不審者だけでなく、近年は、SNSなどから犯罪に巻き込まれることも増加しています。
 

詳しくは次項に記述しますが、子供を巧みに騙したり、脅したりと、子供では判断ができないような手口で巻き込まれることが多いのです。

子供を守るにはその手口を『情報』として知ること、その対策を練ることが大切ではないかと思います。
 

その為に私が具体的にしていることは以下の3つです。
 

情報の収集や共有をする

情報収集の手段としてTwitterFacebookなどのSNSや、地域のメールサービスに登録しています。

近隣の警察署のHPやTwitterからの情報はたくさんの保護者で情報を共有できるようにしています。

直接は個人的な繋がりの無い人にも情報を拡散し、共有できるという利点を活かして、様々な情報の収集ができること、そして多数の大人から子供へと注意喚起の輪を拡げることができています。
 

挨拶

時間が許す限り、子供の登下校時には家の前などで挨拶をするようにしています。
 

挨拶をすることだけでも不審者に対しての牽制になります。

不審者は声を掛けられることや顔を覚えられることを嫌うからです。

近隣の方だけでなく、見知らぬ人を見かけたら『こんにちは』と挨拶をするようにしているだけですが、簡単な、しかし怪しい人物には効果的な方法だと思います。
 

そして、挨拶は子供に対しても効果のある方法です。

子供との挨拶が習慣化されると、誰がいつ登校、下校しているのかが分かります。

不審者に絡まれていたり、普段とは違うということも察知しやすくなります。

知っている家、大人であれば子供も助けを求めやすくなるのではないでしょうか?
 

携帯電話のルール

子供が個人的な携帯電話を持つような年齢であれば、フィルタリングの設定は重要です。

これは小中学生だけでなく、高校生もしかるべき内容のフィルタリングをしましょう。
 

SNSの登録に関しては親に承認を得てからするなど、日ごろから子供の能力や発達に見合ったネットの使い方などのルールを明確に作っておくことが大切です。

家族で話し合うなど、みんなで考えるようにしています。
 

そして、被害に遭ってしまった時には保護者や学校の先生など周りの人に相談するように話しておきましょう。

警察には相談専用電話として#9110が設置されていますし、各都道府県警察にも少年相談窓口があります。
 

子供が相談しやすい家庭にすることは、親でしか作れないものです。
 


性犯罪が起こるとき

多目的トイレ
 
誰が怪しいかというのは見た目で判断できません。

これは、大人であっても難しいのではないでしょうか。
 

子供が犯罪に巻き込まれやすいのは、帰宅後が最多といわれています。

時刻としては、14時から19時が多く、下校時の2倍だそうです。
 

小学生以下の子供への声かけや付きまとい、性犯罪などの被害に遭ったという時間帯は『平日帰宅後』が最多で33.9%となっており、自宅から100mから500mの範囲での被害が多いそうです。
 

他には、集合住宅の踊り場や駐車場などの死角になりやすい場所などは特に注意が必要だと警視庁が警告しています。

そして、高校生は自宅敷地内での被害が多いという話もありますので、自宅だから……と安心はできません。
 

先日、私の自宅近くでは不審者が自宅敷地内に入り、玄関を開けようとしたという事案がありました。

子供だけで留守番をしている時間で大変に怖い思いをしたそうです。
 
他にも、

公園などの多目的トイレなどでは非常ランプを点灯させて救助を求めるふりをして実は変質者が潜んでいる、ということもあるそうです。

2013年には女の子がトイレに連れ込まれて命を奪われたことや、2015年には障がい者を装ってイタズラしたということもありました。

このように、多目的トイレが犯罪に使われるというケースもあるのです。
 

非常ランプは困っている人、救助を求める人がいることは事実ではありますが、子供だけでは近づかず、大人を呼ぶように話すなどの対策が必要です。
 

ネットで起きる子供の性犯罪

自撮り
 
ネットでは、児童ポルノや児童買春などの被害が増えています。

見ず知らずの人と繋がることもできるネットで、巧みに子供に近づき騙したり、脅すなどして自分の裸の写真を送ってしまう『自画撮り被害』では2017年は515人が被害に遭っているそうです。

学生限定アプリであっても、大人が身分を偽って登録し参加していることもあるのです。
 

子供がネットで犯罪に巻き込まれるのは、ネット上でのやり取りしかないのに相手を優しい人だと思い安心してしまうことで悩みを相談したり、自分の個人情報や写真を送ってしまうなどがあります。

悩みを相談するうちに、直接会うなどの約束をして連れまわされたり、誘拐や殺人に巻き込まれる危険もあるのです。
 

お金欲しさや出来心からSNSで知り合った大人から脅されるというケースもあります。

ヤクザの存在をチラつかせて脅し、性的被害に遭ったり、動画をネットに流されてしまうのです。
 

自画撮りを送ってくれたら無料でLINEのスタンプをあげると言われて、写真を送ったら今度は裸の写真を要求され困って同年代の子に相談したら、『私も……断ったら大変な目に遭った』と言われ、写真を送ってしまったというケースでは、相談した同年代の子が実は犯人のなりすましだった。

ということもあったそうです。
 

デジタル写真は簡単にコピーができてしまい、一度アップすると全てを削除することは困難なのです。

簡単に自分の写真をネットにアップすることは危険であることをもう一度、子供と確認するなどが必要ですね。
 


子供が性犯罪に遭わないために。親子の約束事

ゆびきり
 
では、子供とどんな約束事を決めておいた方が良いのでしょうか?
 

近年は、未就学児や男の子が狙われることも増えています。

まだ小さいから』『男の子だからは通じない世の中になったということです。
 

  • 関心を引きやすい服装は避ける
  • ひとりにはしない
  • 下着で隠れる場所は見せてもダメ
  • 触らせてもダメ

と教えるようにしましょう。

下着で隠れている場所は、普段から他人に見せる必要のない場所です。

そんな場所を見たい、触りたいというのは普通ではないと教えておきましょう。
 

顔見知りであっても大人から誘われたらついていかない親に許可をもらうように話しましょう。

子供は知っている人でも親は面識がない、ということもあります。

必ず親に話して許可をもらうなどのワンクッションを設けるようにしましょう。
 

逃げる』『大声を出す』という練習をしましょう。

いざという時に逃げる、大きな声を出すというのは難しいことです。

自然に動けるように備えておきましょう。



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