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妊娠中の悩み

妊娠中食べてないのに体重が増える!その原因と対処法は?

体重

妊娠がわかったと思ったら、つわりで思うように食べられず、お腹の赤ちゃんへの影響は大丈夫かな?

なんて思うのはつかぬ間の事。

つわりの症状がよくなってくると、どんどん食べられるようになる方もいらっしゃいますよね。
 

でも、体重が思いのほか増えすぎてしまい慌てて食事に気を付けてもぜんぜん体重が減らない

こんなに頑張っているのにどうして!?

ってこと、ありますよね。
 

私も妊娠中、最初の頃はつわりで食べられなかったのに、普段通り食べられるようになると月に5キロ増えたこともありました。

妊婦検診でも指摘を受け、危機感を感じてから食事をセーブしてもむしろ増えていく一方

きっと、食べる量の問題じゃないはずだ!と、必死にネット検索したことがありました。
 

では、妊娠中食べてないのに体重が増える!その原因と対処法についてお話していきますね。
 

Contents

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妊娠中食べてないのに体重が増える原因は?

体重
 
妊娠中は、特に妊娠後期に体重が増加しやすいと言われています。

いつもよりもそんなに多く食べているつもりもないのに、体重が増えてしまうのは不思議ですよね。

つわりが落ち着いたためにママが食べ過ぎていることもちろん原因の一つですが、それ以外にも原因となることがいくつかあります。
 

では、詳しくお話していきましょう。
 

お腹が大きくなると、運動不足になりがち

赤ちゃんがどんどん成長すると、お腹が大きくなって動きづらくなりますよね。

妊娠中期~妊娠後期にかけて疲れやすいこともあり、運動不足になってしまうことが考えられます。

赤ちゃんへの影響を心配して安静を心がけたり、出かけたり動いたりすることに何となく抵抗がある人もいらっしゃると思います。
 

私も第一子を妊娠時はとにかく安静にしていて、何かあってはいけないと運動することを避けてましたが、安静にしすぎるのもよくありません

エネルギーが消費されず、余分に蓄えられてしまいます。

そんなに食べていないつもりでも、体重増加の一因になってしまいます。
 

妊婦は赤ちゃんのために皮下脂肪を蓄える

本格的に胎児の身体が成長する妊娠7ヶ月頃になると、エネルギーを得るため多くの糖質を必要とします。

母体は胎児の成長をサポートするために、自分自身が摂った糖質を全て胎児へ送るように身体のシステムが変わっていきます。

母体は糖質の代わりに脂肪からエネルギーを得るようになるため、妊婦さんの身体には皮下脂肪がつきやすくなります。
 

皮下脂肪は妊娠中期から臨月にかけて、母体の生命活動を支えるためになくてはならないものなので、ある程度は必要な脂肪というわけなのです。

ですので、ある程度の体重増加はありますし、食べていなくても太ったと感じるのは、このような働きがあるからだと言えますね。
 

しかし、体重増加を避けようと、食事の量を減らすのは絶対によくありません。

大切なのは、バランスの良い食事を意識することです。

栄養をしっかりとっておかなければ、子供の発育にも影響してきますので、くれぐれも無理なダイエットをしないようにしましょう。
 

赤ちゃんの成長により、体重も増加

妊娠後期は、赤ちゃんがお腹から出て生活していくための最終段階です。

臨月にはすべての器官が完成し、身長も体重も新生児と同じぐらいになります。

赤ちゃんの体重が重たくなってきているので、その分母体の体重も増加します。
 


妊娠中食べてないのに体重が増えた時の対処法は?

 
食べてないのに体重が増える原因についてお話しした通り、妊娠後期の妊婦さんはある程度は太りやすい時期です。

ただし、体重管理は妊婦さんの仕事とも言える程、大切な事です。

増えすぎないように工夫が必要ですので、いくつかの対処法をご紹介しましょう。
 

便秘が原因かも!?お通じを改善してみよう

妊娠してから便通が悪くなったという妊婦さんも少なくはありません。

たかが便秘と放っておくと、1キロや2キロの便がお腹に溜まっていることもあるんです。

便が硬くなってからではどんどん出にくくなってしまうので、2・3日お通じがないと思ったら気を付けるようにしましょう。
 

例えば、

  • 水分や食物繊維の摂取といった食事内容の改善
  • 適度な運動やストレッチ

などをして、排便を促しましょう。

また、病院の方針にもよりますが、妊娠中でも使える下剤や、便を軟らかくする錠剤を処方してくれるところもあります。
 

産婦人科で処方されるお薬だと赤ちゃんに害のあるものは処方されませんので、自分でお通じを改善できなかったら我慢せず、かかりつけ医に相談しましょう。
 

お散歩や軽いウォーキングなどをして体を動かそう

お腹が大きくなってくると、少し体を動かすだけでも疲れてしまいますよね。

だからと言って、1日一歩も外に出ないでソファーの上で過ごすなどをしていると、食べた物のエネルギーを貯め込んでしまい、さほど食べなくても太りやすくなります。

病院から安静や運動制限の指示がある場合を除いて、妊婦さんにも適度な運動が必要です。
 

特別な運動をしなくても、散歩を20分以上するだけで運動のひとつになると言われています。

近くのコンビニまで、お散歩がてらに歩く程度でも構いませんので、自分の体力に合わせて、疲れない程度に歩いてみましょう。

気分もリフレッシュできます。
 

また、途中で何か異変があったときにすぐに病院へ行けるように、あまり遠くに行かないようにしたり、携帯電話や母子手帳などは持って出かけると安心です。
 

ちなみに、私がお世話になった産科では、毎週「妊婦体操」という講習を開催していました。

かかりつけの産科でそのような講習があれば、積極的に参加してみるのも良いと思います。

同じ妊婦さん同士が集まるので、家に引きこもりがちの妊婦さんにはコミュニケーションをとる場としてもおすすめです。
 

家事でカロリー消費をしよう!

妊娠してから家の中でもあまり動かなくなっていませんか?

お腹が大きいために、しゃがんで拭き掃除したりするのが辛くなりますよね。

しかし、家事をすることで適度に運動にもなりますので、座っている時間を少なくし、ちょこまか家事をしましょう。
 

例えば、大掃除の時ぐらいしかやらないような場所の窓ふきや、フローリングを雑巾がけしてみるのも体を動かせます。

出産して赤ちゃんが家にくれば、お掃除をこまめにする時間があまり取れなくなります。

妊娠後期に思いっきりお部屋をお掃除しておくと良いでしょう。
 

妊娠中の体重増加は赤ちゃんにどんな影響がある?

高血圧
 
妊娠後期の妊婦さんは、体重が増えやすい時期であるというお話をしましたが、急激に体重が増加するのは注意が必要です。

羊水や胎盤の発育、胎児の成長により、徐々に体重は増加していくのは当たり前のことですが、短期間で一気に体重が増加するのはよくありません。
 

では、妊娠中の体重増加は赤ちゃんにどんな影響があるのかを、詳しくお話していきましょう。
 

太りすぎると難産になる可能性も

太りすぎてしまうと、出産が辛くなると言われています。

お腹についた脂肪で、分娩時に胎児を押し出す力が弱まって陣痛が長く続く可能性があります。

産道にも脂肪がつくため、産道を通ってくる赤ちゃんが出にくくなることもあります。
 

赤ちゃんが出にくいと、お母さんは出血量が増えて、体力を消耗してしまいます。

すると、赤ちゃんが酸欠になって障害が残る可能性がでてしまうので、何十時間も頑張ったあげくに帝王切開に切り替えるケースも出てしまいます。

こうなってしまうと、平均的な分娩時間で出産した妊婦よりも産後の体力回復に長い時間がかかってしまい、太りすぎにはデメリットしかないのです。
 

妊娠高血圧症候群になるリスクが高まる

急激な体重の増加は、妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)を引き超す可能性があります。

妊娠中毒症とは、

  • 高血圧になる
  • 蛋白尿が出る
  • 脚を中心にむくんでしまう

などを言います。

この状態が長引くと、胎盤そのものの働きを弱めてしまうため、胎児の発育が悪くなってしまうことがあり、低体重で出産になるリスクもあります。
 

妊娠糖尿病を発症する恐れがある

妊娠糖尿病とは、食べ過ぎによる体重の増加とともに、血糖値が上昇してしまうことです。

血糖値が上がり続けたままの状態が長引けば、体脂肪はどんどん増加し、妊婦の身体は大きくなります。

妊娠糖尿病の怖いところは妊婦の身体だけでなく、胎児の身体も大きくさせてしまうことです。
 

大きすぎると胎児が産道を通れなくなるため、帝王切開の可能性が出てきます。

また、胎児の身体だけがどんどんと大きくなると、内蔵の発育が遅れてしまうため、身体の弱い赤ちゃんとなる可能性もあるのです。
 

体重増加による腰痛

もともと妊婦はホルモンの影響により、骨盤周りの靭帯が緩んでしまうために腰痛が起こりやすいと言われています。

しかし、急に体重が増加してしまうと、さらに腰痛を引き起こしてしまう可能性があります。

また、腰痛を悪化させると動くことが辛くなるため、横になりじっと座っている時間が増えてしまいがちです。
 

更に体重増加を引き起こす生活になりがちになってしまうと、悪循環に陥ってしまいますので注意が必要です。
 

次の妊娠に悪影響が出る可能性も

妊娠中に体重が増えすぎてしまい、出産後も体重が落ちないままだと、次の妊娠にも影響を与える可能性が出てきます。

女性ホルモンの中で、排卵を促す働きをするホルモンはコレステロールで作られるのですが、そのコレステロール量が多くなるとホルモンバランスが崩れます。

つまり、コレステロール値は太っている方が高くなりやすいのですが、その量が多ければホルモンバランスが崩れてしまうのです。
 

すると、排卵の働きが乱れてしまい、産後の生理再開が遅くなったり、排卵周期が一定に戻らないというケースが少なくありません。

次の妊娠に繋げるためにも、今の妊娠中から体重を増やしすぎないようにするのが好ましいと言えます。
 

ちなみに、私が妊娠してから出産するまで体重が20キロ増えてしまいましたが、出産後1年以上経過した今も、増えすぎた体重を落とすことが出来ずにいます。

妊娠中からもっと体重管理を徹底すべきだったと後悔していますので、是非体重増加には注意していただきたいと思います。
 


まとめ

妊娠中、そんなに食べているつもりもないのに体重が増えてしまっても、妊婦さんが食べないわけにもいきませんよね。
 

私も妊娠中、食べつわりが落ち着いた頃でも体重が増え続けたため、食べてないのにどうして増えるのか必死にネット検索をしたものでした。

お腹の羊水が多い「羊水過多」なんじゃないか?などと、体重が増えた原因につながるかも知れないことを調べましたが、何の問題もなくただの運動不足だったようでした。
 

赤ちゃんも成長しているのでママの体重が増えるのは当然ですが、1週間に2キロも3キロも増えないのでもっと運動するようにして下さい!

と、助産師さんに注意を受け続けて、結局出産日まで体重増加が止まりませんでした。
 

思えば、普段通り食べていても1日こんなに動かなければ太って当然だなと思えるような生活をしていました。
 

妊娠高血圧症候群にはなってしまったものの、そのほかの病気は発症せず、無事に赤ちゃんが産まれてきてくれて本当に幸いでしたが、危険と隣り合わせでした。
 

太りすぎて出産に至ってしまった私個人としては、体重管理は唯一妊婦さんが毎日一番頑張らなくちゃいけないところだと思いました。

食べていないのに体重が増えてしまったらそのままにせず、お通じ改善や運動を意識して、体重が増え続けないように出産の日まで是非とも頑張って欲しいと思います。



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