子育てをしている最中って子供に夢中になっていて気付きにくいかもしれませんが、「全くの一人になる」ということがなくなってしまいます。
産後すぐの時や子供に手がかかっている時には自分に構っている余裕がないので何とも思わないかもしれませんが、ふと我に返ると疲れてしまっていることってあるんです。
でも子育て中の主婦が「一人の時間が欲しい」というと贅沢だと言われること、世間的に多く感じますよね。
いやいや、そんなことはないのです!
今日は主婦の一人の時間の重要さを知ってもらうのと時間の作り方を書いていこうと思います。
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子育て中に一人の時間が欲しいと思うのは贅沢?
子育て中って時間に自由がきくと思っている人が多くいると思います。
しかしながらそんなこともないのです。
子育てが始まるといつ泣くかわからない子供が自分の世界の中心となります。
乳幼児の間は時間帯に問わず、子供が寝ている時間や一人で遊んでくれている最中に音を立てないように静かに家事を済ませた後、自分の食事を簡単にしてまた子供のことや家のこと、旦那さんのことをしたりします。
少し大きくなってお昼寝をしなくなると、家中を走りまわったり紙以外の場所に絵を描いてしまったり絵本を読むようにせがまれたりと手もかかるので、家事の方を時短・簡単で済ませられるように試行錯誤を繰り返さなければなりません。
園や学校に行きだしても「アレがいる」やら「コレを用意する」やらで裁縫したり買い物に行ったりと目まぐるしいものです。
夏休みなどの長期休暇に入れば「どこかに行こう」と言い出す子供に宿題を終わらせるという使命も加わるし、自由研究みたいに親の助けが必要な時も率先してやらなければなりません。
風邪を引いたりしたものならそれはもう…!
うつらないようにしていても一番近くにいるのでそういう訳にもいかないし、何ならうつったとしても家事も子育ても誰も代わってくれません。
だって「母親」は誰にも代われない。
「代わりのいない仕事」をしている割に軽視されやすく感じるのはきっと私だけじゃないと思います。
実際に現在進行形でやってきているのでわかるのですが、これって本当にしんどいのです。
外に出て働いている場合は、休日だったり会社から出て家に帰ってくればオフモードになれるのですが、家事と子育てにオフモードはありません。
常に一緒にいてその存在をいつでも気にしながら生活するのは、自分の時間が全くなくて24時間オンモードにしていなければいけないので身体も心もキツくなる時があります。
それでも子供は泣くし手がかかります。
旦那さんが帰宅をすれば食事の用意や洗濯物を確認するなど、本当に忙しいのです。
主婦には掃除・洗濯・食事の用意などの名前の付く仕事の他に、主婦ではない人にしてみたらそれは仕事ではないと言われる「名前の付けられない家事」があると最近よく言われています。
そして子育て主婦にはこの「名前の付けられない家事」が圧倒的に多く存在するのです。
その上、子供が泣き止まないからと言って家事ができないとなると「怠けている」と言われてしまうので、泣く子供を抱っこやおんぶしながら、腰痛や心痛を伴いつつ家事をすることもしばしばあります。
もちろん理解のある旦那さんで家事ができなくても大丈夫だと言ってくれたり、お休みの日に一緒にやってくれる場合もありますが、私の周りではそんな旦那さんは「希少価値の高い旦那さん」です。
それもあまりに長期間続けば先に旦那さんが音を上げてしまったり、主婦の方が「自分はダメな主婦だ」と気が滅入ってしまうパターンも少なくないと思います。
会社や職種にもよるかもしれませんが、仕事には「リフレッシュ休暇」と言われるものがありますよね。
日頃の疲れを癒すために仕事を休める制度な訳ですが、子育てや家事をしている主婦にもあっていいと思いませんか?
決して贅沢なことではないと思います。
1日まるっと休みが欲しいとかじゃないんです。
ほんのちょっと、2~3時間でもいいのです。
何もしなくても、何も気にしなくてもいい時間が欲しいのです。
たったそれだけで心の疲労はとれるし、気分転換になります。
モチベーションも上がるし、何よりもストレスが減ってイライラしなくなれるんです。
誰にだって休息は必要なので、周りの人にもご自分でも贅沢なんて思わないでゆっくりとした時間が取れるようにしていきたいですね。
子育て中でも自分一人の時間を作るコツ!
それではどのようにして一人の時間を作ればいいのでしょうか?
私はよくお姑さんに「自分の時間は子供が寝てから作ればいいのよ」と言われますが、大体の子育て主婦の方は「子育て+家事」が中心で、自分の時間を持つ前に疲れてしまって子供を寝かしつけると同時に寝てしまうことも多々あります。
子供が園や小学校に通うようになった今でもそうです。
日中の子供とのふれあいや家事などの忙しさを考えると「自分の時間」と「睡眠」をはかりにかけ、睡眠をとってしまうこともたくさんあります。
もちろん週末で早起きをしなくていい日の前日に余力があればそうすることもありますが、その余裕もない時だってあります。
その時には一体どうしたらいいのでしょうか。
少しまとめてみました。
身内の力を借りる
これができると一番いい方法だと思います。
一番頼りたいのは子供のお父さんである旦那さんだと思います。
旦那さんに余裕があれば帰宅後にお風呂に入れてもらい、寝かしつけまでやってもらえたらこれだけで1~2時間くらいは自分の時間が取れます。
残念ながら私の旦那さんは朝も早くて帰宅も遅いのであまりしてくれませんが、してくれる旦那さんがいる子育て主婦の方はこの時間だけはゆっくりと過ごす事ができると言っていました。
あとは休日に旦那さんが子供を連れて遊びに行ってくれるのも本当に助かりますよね。
最近では主婦の方のご実家のそばに住む人も増えているようで、自分の親御さんに2時間くらい預かってもらってちょっとお茶をしに行くという人も多いようです。
自分の親なら頼みやすいという知り合いの子育て主婦さんもいました。
理解のある身内の方がそばに暮らしているのなら相談したり、甘えさせてもらえると安心です。
また祖父母にとっても子供にとっても親や子供とは違う「近しい身内」とお付き合いがあるのはほっこりしていいですよね。
ただ身内もやはり人間なので、頻繁に頼ってしまうと疲れさせてしまう場合もあります。
「親しき仲にも礼儀あり」ということわざもあるので、お互いにあまり無理のないように気遣いあうことができる関係でいたいですね。
地域の一時託児を利用する
皆さんの家の近くに子育て支援センターはありませんか?
「どうしても子供がいるとできない用事があるのに預け先がない」という場合、予定の数日前に申し込みをすると子供を預けられるという施設があるはずです。
もちろん有料になるので頻繁に利用することは難しいかもしれませんが「どうしても辛い!」という時には利用することも一つの方法だと思います。
有料と言っても市でやっている支援センターだと大体1時間1,000円かからないことが多いですし、条件付きで無料になるパターンもあるようです。
私の地域の支援センターを利用したことがある先輩主婦の方は、
- 保育者がいて見ていてくれるので子供も安全に利用することができる
- 引き取りに行くついでに悩みや相談も聞いてくれる
など、大変助かったと教えてくれました。
預かり可能な月齢や食事について、利用は何時までが可能かなどの決まりは各支援センターで変わるので、ご利用する時にはしっかりと確認することをお勧めいたします。
生活の見直しをする
家族の協力を得られない場合は自分の生活を見直すしか方法はないのかもしれません。
まずは子供に合わせ過ぎないように自分の生活を見直してみましょう。
起きる時間や寝る時間は子供と一緒にしてませんか?
子供が乳幼児の間は仕方のないことかもしれませんが、子供が寝ている間が一番時間が取れるのは当然のことです。
朝の時間を効率よく使えるように1~2時間の早起きもいい方法だと思います。
少し前に話題になった「朝活」という感じです。
「朝活」といっても特に何をするわけでもなく、子供より少しだけ早く起きることで一人の時間を作ることができます。
朝早く起きることで朝バタバタすることなく旦那さんもゆっくりと送り出せるので、大人にとっては余裕のある朝を過ごすもこともできるでしょう。
お昼には一人遊びができる子供だったら起きている間はずっと遊びに付き合わず、ご機嫌な時には家事などのやるべきことをして時間を作りましょう。
遊びに飽きてしまうのならテレビも少しの時間だったら見せてもいいと思います。
もちろん見せすぎは良くないので時間を決めて使いましょう。
お手伝いができるくらいになったら家事もひとつの遊びになるので、お洗濯物を畳んでもらったりお片づけをしてもらったりすると責任感も生まれてきて子供の成長にもつながります。
夜もお風呂を先に入ると少しだけ余裕が生まれます。
私も子供たちは夕方5時くらいにはお風呂へ入れてしまい、夕飯までの30分ほどで明日の準備をさせたりしています。
本当は寝る1時間前に入るといいと言われますが、髪の毛さえしっかり乾かして身体を冷やさないようにすれば風邪もひかないし、子供は眠かったらちゃんと寝てくれます。
夕方にお風呂に入れることができると、ご飯の時間を早めたり寝る時間を早めることが可能です。
お風呂の後のパジャマでの食事が気になる場合は違う服を着せて、汚れたら着替えさせたらいいのです。
汚さなければそのまま寝かせてしまえばいいのです。
家事は午前の部と午後の部で分けてできることから消化してしまいましょう。
午前に詰め込み過ぎてもプレッシャーになって良くないので、バランスよく仕分けして夜に家事や子育てでしなければいけないことのしわ寄せが来ないようにしするといいです。
そして子供ができることは子供にも手伝ってもらって、やっておきたいことを早巻きしてやっつけてしまいましょう!
実は生活の中で短縮できる時間は家事と家事の合間に数分ずつ隠されているのです。
家事の合間に休憩をはさみたくなる気持ちももちろんわかります。
でもその時間を後でまとめて取れるように、昼間の時間にやれることはしてしまいましょう!
「一人の時間を貯金している」と思うとやる気が出るかもしれませんね。
一人の時間でストレス解消できるおすすめの過ごし方!
一生懸命に時間を作って、いざ一人の時間ができると…何をしたらいいかわからなくなる時ってありませんか?
そんな時におすすめしたい過ごし方紹介したいと思います。
私的にはもうコレしかないんですが、「何もしないこと」です。
家やゆっくりまったりできる場所で飲み物でも飲みながらテレビを見たり、本を読んだりと気の向くまま思うことをしてみてください。
子育てのことも家事のことも気にしないで、好きなことだけをするのです。
そうすると子育てと家事で凝り固まっていたストレスが解消されて、他の「やりたいこと」が見えるようになります。
子供がいる場所だと「全くの一人」ではないので難しいかもしれませんが、泣いたり何かをやらかさない限りはできるだけ気にしないようにしましょう。
家事も同じです。
「ノルマを達成したらそれ以上のことは気にしない」というスタンスでやることはやったと言えるようにすると焦りもなくなってストレスなく一人の時間を満喫できると思います。
毎日、来る日も来る日も子育てと家事をしていると、自分の生活のすべてが「お母さん業」だったのがわかります。
そうなると何でも子供のことが先になってしまって息が詰まっていることにも気付かない場合がたくさんあるのです。
まずはそれに気付くために「何もしないこと」をするのをおすすめしたいのです。
新しく趣味の習い事をするのもいいと思うのですが、「誰かが○○しているから」とか「誰かと○○しなきゃ」とかそういう風に始めるのは新たなプレッシャーになるので、本当に自分がしたいと思える安らげる一人の時間を見つけてほしいのです。
だから最初に「何もしないこと」をしてみてください。
本当に自分がゆっくりできる「一人の時間」を見つけることが最初の楽しみなのかもしれません。
まとめ
私は時間を作るのが下手だったのもあって、子供たちが園や小学校に通うようになるまで「一人の時間」が全くと言っていいほど作れませんでした。
子供たちがいない時間ができてようやく一人で出掛けたりできるようになったのですが、正直何をしたらいいのかわからない時期がありました。
「一人の時間はいいけど何をしたらいいのかしら?」と思っていたので、先輩主婦に相談したこともあります(笑)
今思えば子育てと家事に必死になりすぎて、自分の世界が狭くなっていたんだと思います。
相談した先輩主婦に「まずは家から出てゆっくりお茶でもしてきたら?」と言ってもらえたので手始めにそこから始めました。
最初は子供のことや家のことが気になってしまい30分も外にいられませんでしたが、慣れてくると2時間くらいは余裕で外で過ごせるようになりました。
それでも子供たちに着せたい服を探したり家にあると便利なものを探す事ばかりしているのですが、それだけでも毎日のストレスが軽減されて気持ち的にいい生活ができていると思います。
子育て中は子供のことにも家事のことにも追われて自分のことが後回しになってしまうことも多くあります。
それはもう仕方がないのです。
お母さんは子供のことばかりが気にかかってしまうのは当然だし、そうやって子供は「安心感」を得ることができるのです。
同じようにお母さんだって何も気にせず安心して過ごしたいですよね。
でも焦って趣味を作ったりしなくてもいいのです。
人それぞれストレスの解消方法はあると思いますが、まずは「ゆっくりすること」が大切だと思います。
家にいることが安心できるのならそれでいいし、外に出てショッピングや習い事などでストレスを解消することでもいいのです。
誰とも一緒じゃなくていいし、合わせる必要もありません。
自分が自分でいられる空間や時間を作ることが「一人の時間」で大切にしてほしいことです。
「一人の時間は贅沢だ」なんて思わないで、時間が取れるところでしっかり自分を休ませてあげてください。
子育て主婦の「一人の時間」は決して贅沢なんかじゃありません!
大事な時間、必要な時間なのです!!
お母さんが笑っていることが家族にとって一番です。
適度に休憩して、今しかない子供との時間を、家族での幸せな時間を楽しく送ることがきるといいと思います。
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