未だに絶滅したと聞かない、おたふく風邪。
風疹やインフルエンザなど「流行り」なんかも聞かないし、でも、毎年少ないながらも患者数が0ではない病気。
そんな現状に、とっても不安を抱いてしまう方も多いのでは、と思い、今回記事にする事にしました。
自分が病気になってももちろん辛いけど、我が子が病気になれば、その辛さがもうなんというか魂が削がれるような感じで、「辛い&苦しい」ですからね…。
では、最後までお付き合いください。
Contents
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子供のおたふく風邪の症状は?熱は出るの?
最初に「おたふく」と呼ばれる所以ですが、腫れる場所が主に顔の下半分なものだから、「おたふく」という名前が付いたといわれています。
あんな幸せの象徴の「おたふく」が病気の名前として使われるなんて、「おたふく」さんにだいぶ失礼ですよね。
でもそんな「おたふく風邪」、実は正式名称があります。
「流行性耳下腺炎(りゅうこうせいじかせんえん)」といいます。
唾液を作る「耳下腺」というところが腫れ、耳の下辺りに疼くような痛みが出ることです。
両方腫れる場合もありますし、片側だけ腫れる場合もあります。
原因は「ムンプスウイルス」という感染力が極めて高いウイルスによって発症、幼児から小学校低学年位までの子供がかかりやすいといわれています。
感染経路は飛沫感染。
くしゃみやおしゃべりで唾液が飛び、唾液に含まれるウイルスが体に入ってきて発症します。
くしゃみの飛沫は約4メートル飛ぶ&45分間ウイルスが漂うといわれていますので、「100%体内侵入回避」は避けられないかと思います。
というか「誰がムンプスウイルスを持ってる」なんてわかんないので、回避自体ムリですけどね。
しかも、特効薬(ウイルスを直接やっつける薬)もなく、病院に行っても対処療法のみ。
でも、一度罹れば免疫がついてその後は罹らないので、一度乗り越えるとひとまず安心です。
きちんと医師の診断に従っていれば怖くありません。
自己判断せず医師に情報の確定をしてもらって、その情報を基に対処した方が療養中の過ごし方がラクになるってもんです。
あと病気というものは、発熱が付いて回るものですよね。
おたふく風邪も発熱し、38℃~39℃の発熱が3~5日ほど続きます。
一般的な風邪の諸症状も表れるので、咳、鼻水、のどが痛いなども追加され、腫れが引いてしっかり治るまで1週間程度は安静にしておく必要があります。
親が出来る、痛みへの対処法は?
おたふく風邪になってしまった時、「耳の下が腫れる」という大きな特徴があります。
腫れている患部は熱を持っているので、まずは冷やしてあげるのがいいかと思います。
熱を持った患部を冷やすには、冷却ジェルシートがおススメ!
氷だと冷たすぎて、いくらタオルなどを巻いていたとしてもずっと肌に乗せてられないので、この冷却ジェルシートは重宝します。ピタッと貼っていられるし!
「風邪」の諸症状でもある「(体が熱くなる)発熱」にも大活躍します。
お熱の場合、おでこに冷却ジェルシートを貼りつけてませんか?
あれ、あまり医学的にも意味がなくて、解熱を期待するなら
首筋(頸動脈)、脇の下(腋窩動脈)、太ももの付け根(鼠径動脈)に冷却ジェルシートを貼った方がいいそうです。
体の中で太い血管の中を流れている血液を冷却ジェルシートで皮膚の上から冷やしてあげるんです。
冷却ジェルシートで冷やされた血液が体全体を流れる→体温が少し下がって楽になる。
というわけですね。
そこで忘れてはなりません、水分補給も忘れずに!
汗をかいていなくても、発熱している時点で体の中の水分は確実に減っていますので、こまめに水分補給をしてあげてください。
脱水症状に近づくだけでさらに体に負担がかかりますし、ひどいときは点滴で水分補給をしないといけなくなります。
一気に水分補給をさせちゃうと吐いちゃう場合もありますので、その点にも注意してあげてくださいね!
でも実はこれだけじゃないんですよ、耳の下が腫れて困る事・・・。
それは、口が開けづらい「開口障害」です。
口が開けづらいということは、食事が摂りづらいということ!
ただでさえ、食欲もないところにこれはキツい。
しかも、耳の下って何を作っている所か覚えていますか?
そう、「唾液」ですよね!
おたふく風邪は唾液が出るときに患部に疼く様な痛みがある、との事ですので、硬いもの、酸っぱいもの、など唾液の分泌を促す食事はNGって事です。
それを考えると、「おじや」などのあまり噛まなくていいもの、つるんと食べられる「玉子とうふ」なんかもいいんじゃないでしょうか?
基本は、消化にいいもの、あまり噛まなくていいもの、で本人が食べたいものを食べさせてあげてください。
あとは、処方された薬をきちんと飲みましょう。
症状が収まったら、学校にいつから行けるの?
子供が出席停止を受けてから復活するまで、どれだけかかるか、はとっても心配ですよね。
感染力が強い病気ならなおさら。
基本は顔周辺の腫れを確認してから5日が経過していて、腫れ、鼻水、熱が良くなり、しっかり元気を取り戻したらOK!ということになっています。
感染力が強い「腫れ」がある場合は「学校、ダメ!ぜったい!」ですね。
だいたい、1週間は安静に、といった感じかと思います。
まとめ
おたふく風邪は耳の下が腫れる&風邪の諸症状!
ムンプスウイルスに感染することによって発症、耳の下が少しでも腫れた感じがしたら、病院へ行きましょう。
待合室マナーとして、マスクなどをしないで来院される方は、「おたふく風邪かも。でもそんなにキリキリしなくてもいいよね」と何でも軽く考えている方が多いように思います。
その気遣いのなさが流行を引き起こすんです。
学校に来ないでください、と言われるってことは、どういうことかを考えてほしいです。
可能性があって病院に来てるんでしょ?病院に来たからもう安心、って勝手に完結するな!って思います。
親が出来ること・・・それは、解熱、水分補給、あまり噛まなくていい食事!
冷却ジェルシートを上手に活用、脱水症状予防、唾液をあまり出さない食事を作るようにしてあげて!
冷却ジェルシートを貼るなら特に「首筋」が個人的におススメです。
頭に一番近い血管に貼れば効率よく冷える、と思うからです。
水分補給は、寝ながらでも飲ませる事が出来る「吸い飲み」が便利です。
私は100均で買いました。取っ手のないやかんみたいな見た目です。
学校に行っていいのは「腫れ」が引いて、すっかり元気になってから!
腫れを確認して5日が経過していて、腫れ、風邪の諸症状がなくなり元気ならOK!
でも自己判断ってちょっと不安か思うので、思い切って2回目の診察に行きましょ!
どうせ、「治癒証明書」も書いてもらわないといけないですし。
じゃないとただの「欠席」扱いになっちゃいますよ。
いかがでしたか?この記事が少しでも助けになれば幸いです。
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