食べづわりは具合が悪い上に体重増加を促す厄介な症状です。
でも何かを食べなきゃ具合が悪くていられませんよね。
仕事中だと思いきり食べられないし、その時食べたいものが食べられるわけではないけれど、食べづわりは食べて気持ち悪さを止めるしかないんです。
そんな仕事中の空腹や吐き気対策に、どんなものがおすすめなのかを調べてみました。
Contents
スポンサーリンク
食べづわりがつらいのはいつまで続く?
“食べづわり”とは、何か口にしていないと気持ち悪くなる症状です。
何かを食べることで気持ち悪さを解消することができます。
食べづわりになると、空腹になった時に胸やけがしてきたり吐き気がするので、食事時以外にも何かを食べ続けてしまう傾向にあります。
つわりにも種類があるのですが、食べづわりはいつまで続くのでしょうか。
私自身が食べづわりの症状になったのは、妊娠初期が終わった頃でした。
妊娠初期から食べづわりの方もいれば、途中で切り替わる方もいらっしゃるそうです。
食べづわりが続く期間は、胎盤ができあがる妊娠12週目頃から症状が改善し始める方が多いそうです。
そして、16週目までにはほとんどの人が治まってくると言われています。
16週ぐらいと言うと、妊娠して5か月目ぐらいで出産までの中間地点です。
妊娠して半分ぐらいの期間、つわりで具合が悪い方が多いのですが、中には出産するまでずっと食べづわりの方もいらっしゃるそうです。
妊娠中ずっとだと体重も増えてしまいがちですし、出産までの約10か月間もの間と考えると長くて辛いですよね。
食べづわりでつらい仕事中の空腹を乗り切る対策
私が妊娠中、食べづわりが終わった頃は16週ぐらいでした。
まだ仕事を続けている時期だったので何とか乗り切る必要がありました。
臨月に入るちょっと前までお仕事されている方も多いのではないかと思いますので、つわりと共にもうちょっとの間お仕事を頑張らなければなりません。
では、仕事中の空腹を乗り切る対策を調べてみましたのでご紹介していきます。
個包装のお菓子を食べる
仕事中に正々堂々とお菓子を広げて食べ始めるわけにはいかないので、少しずつささっと食べやすい個包装のお菓子がおすすめです。
ガム、飴、クッキー、チョコレートだと個包装のものが多数ありますので用意しやすいと思います。
その中でも、個包装のおせんべい系はおすすめできません。
バリバリと音がしてしまうのと、おせんべいの香りが充満しやすいのでオフィスだと目立ってしまいます。
また、食べづわり中はグミのような酸っぱくてさっぱりしたお菓子が合っていたという妊婦さんもいらっしゃるようです。
グミは比較的小さめの袋に入っているので、一口パクっと食べて口に含ませておくにも良いでしょう。
私個人的には、ミンティアなどのタブレットでグレープ味やアクアスパーク味のようなさっぱりしたものが合っていて、仕事中口をもぐもぐしなくても良いのでよく食べていました。
事務系の仕事でお菓子は自由に食べれたものの、電話応対があるのであまりもぐもぐしていられず口に潜ませておけるものが便利でした。
炭酸飲料を飲む
空腹を感じると食べづわりが強くなるため、満腹感の得やすい炭酸飲料がおすすめです。
ただ、炭酸飲料でも糖質がたっぷり入っているものがあり、過剰摂取は体重増加につながりますので注意が必要です。
出来ればお水に炭酸が入っているだけの0カロリーで無糖な“炭酸水”がおすすめです。
最近はダイエットなどで炭酸水が流行りのため、たくさんの種類の炭酸飲料が世に出回っています。
その中で、味はないのですがフレーバー付きの風味を感じるものもあります。
例えばアサヒの「ウィルキンソン」は0カロリーのレモン炭酸水ですので、ただの炭酸水で味気なさが気になる方にはおすすめです。
ただ、どうしても甘さがなく味気ないのでコーラが飲みたいと言う方も多いようですが、普通のコカ・コーラのカロリーは500mlのペットボトル1本で245カロリーです。
1本飲むとご飯1膳(150g)分ぐらいに匹敵してしまう上に、カフェインが含まれているので妊婦さんにはおすすめできません。
ちなみに、炭酸飲料で高カロリーな商品のランキングを調べてみたのですが、コカ・コーラの「ファンタメロンソーダオリジナル」が500mlのペットボトルで260カロリーです。
一方で、低カロリーの現状最下位に位置している商品が、ポッカサッポロの「キレートレモンスパークリング」で450mlのペットボトルが79カロリーです。
コカ・コーラも十分高カロリーな飲み物であることがお分かりいただけると思います。
もしどうしてもコーラが飲みたいというのであれば、「コカ・コーラ ゼロカフェイン」という商品はカフェインがなく0カロリーです。
ただし、0カロリーとは言え人工甘味料が含まれていて甘いのです。
人工甘味料は胎児に影響を与えるとされているため、妊婦さんの過剰摂取は禁物です。
カロリーや糖質を考えると、味のついている炭酸飲料よりただの炭酸水の方が安心して飲むことが出来ると思います。
私の食べづわり時期は、ひたすらサントリーのデカビタCばかり飲んでいました。
飲んでいる間は楽になるので1日3本も飲んでいたことがありましたが、カロリーに要注意です。
調べてみると、デカビタCのペットボトル500mlのカロリーは245カロリーあるそうなので、コカ・コーラと同カロリーなんですね。
1本飲むとご飯1膳(150g)分ぐらいに匹敵してしまうとは知らずに飲み続けていましたので、体重増加が止められなかったのも納得でした。
炭酸飲料を選ぶ際は、カロリー表示をチェックしてみて下さいね。
食べづわりによる吐き気の解消法
食べづわりは食べると吐き気が治まってきますが、食べてばかりもいられませんよね。
吐き気の解消法として、いくつか方法がありますのでご紹介していきます。
葉酸を摂取する
つわりは自律神経や、ホルモンバランスの乱れから起きると考えられています。
それを整えてくれるとされているのが“葉酸”です。
葉酸入りのチューイングガムを食べた妊婦と普通のチューイングガムを食べた妊婦では、葉酸を摂取したグループでつわりの軽減がみられたという研究結果もあるそうです。
では、葉酸を多く含む食べ物をご紹介していきますね。
- ほうれん草
- 枝豆
- アスパラガス
- サニーレタス
- 春菊
- いちご
- アボガド
- ライチ
果物だとつわり中でもさっぱりとして食べやすいのではないかと思います。
ほうれん草であれば鉄分も多く含んでいるため、妊婦さんに起こりがちな貧血にも効果的です。
また、葉酸は胎児が成長するために必要な栄養素として産科で処方してくれるケースもあります。
私が通院していた産科では初期の発育に特に必要ということで、初期の頃だけ処方されました。
その後市販品のサプリメントでも良いので飲み続けることをおすすめされており、買っていたものがあったので飲み続けていました。
それでも私は、食べづわりが起きていたのですが、胎児の発育にも必要ですのでサプリメントを飲むにこしたことはないと思います。
楽な姿勢・服装で過ごす
無理な姿勢、服装で余計に具合が悪くなってしまうこともあります。
お仕事であれば、制服がきつくてつわりが酷くなってしまうなんてケースもあります。
職場に相談してマタニティウェアにさせてもらうなど、無理がかからないようにしましょう。
私の場合、事務系で制服のある職場だったのですが、お腹が目立つのが早かったのもあり自前でマタニティ仕様の事務服を着させてもらうように承諾を得ました。
自宅でも早めにパジャマに着替えてしまうなどして、楽に過ごしましょう。
食べ物を複数回にわけて食べる
空腹感からつわりが酷くなってしまうため、食事の1回量を減らして複数回に分けてみる方法もあります。
食間があまり空かずに何かを食べることになるので、食べつわりを解消することが出来るかも知れません。
体重増加も気にしなければならないため、1回量をそのままで回数を増やすと太ってしまいますので我慢しましょう。
カロリーの低いものを食べる
ガムを噛んだり、ミンティアなどのタブレットやグミを口に含んでいると楽になると言う声もあります。
これだけで解消できるのであれば、がっつり食べてしまうより太らずにいられますね。
満腹感がないと症状が辛い方は、おからクッキーなどヘルシーでボリュームを感じるものがおすすめです。
私自身の食べづわり対策は、ミンティアなどのタブレットをよく口に含んでいました。
それでも吐き気がある時は、よくアイスが食べたくて仕方なくなっていましたが、カロリーが気になりますよね。
体重増加が激しく痩せるよう注意を受けていたため、カロリーが低めのアイスの「ガリガリ君」で我慢するようにしていました。
他に、江崎グリコの「アイスの実」と言う商品は1個ずつに分かれているため、全部食べず1個だけ口に入れていったん我慢してみたりしていました。
1個全部食べ切ってしまうアイスより何回かに分けて食べていられて良いので、私のおすすめです。
気分が楽になるアロマの香りをかぐ
つわりで匂いがダメになっている方は効果的ではありませんが、リラックス効果のあるアロマの香りで落ち着く方法もあります。
まとめ
意外なことに、“食べづわり”が起こる原因は完全にはわかっていなそうなんです。
一説として赤ちゃんに十分な栄養を届けるために、血糖値やインスリンが関与しているという考え方があるそうです。
原因がはっきりしないものの対策は難しいですよね。
ですので、食べづわりの症状を和らげるために何かを食べることを繰り返しますが、体重が思いのほか増えてしまって病気へのリスクにもつながり大変なことも。
私の場合、妊娠初期は吐きづわりで食べられなかったのですが、途中で食べづわりが始まりました。
そこからは急激に体重増加しはじめ、20キロ増になった頃には取り返しがつかなくなってしまいました。
全く痩せずむしろ増えていく一方で、食べたい妊婦さんが痩せるのは難しかったです。
もっと食べづわりの時の食べ物には気を配るべきだったと後悔しています。
食べなければ吐き気や気持ち悪さが治まらないため、何も食べずに我慢するのは辛くストレスがかかります。
ここでお話しました対処法を参考にしていただき、食べる物のカロリーに気を配りながら辛い食べづわりを乗り越えて頂ければと思います。
スポンサーリンク