妊娠初期、見えてくるはずの心拍が見えない、稽留流産の可能性があると言われてしまった・・。
その期間は、本当に不安になりますよね。
待ちに待った妊娠であればあるほど、妊娠したはずなのに赤ちゃんが育ってないかもしれないの!?という期間は、本当にしんどいと思います。
私も同じ体験をしました。
「つわりもあるのに!」
「1週間前は順調って言ってたのに!」
「お腹を温めたら心拍みえてくるのかな!?」
など、いろいろなことを考えました。
赤ちゃんと母体にとって大切なこの時期を、少しでも安定した気持ちで乗り越えていきたいですよね。
この記事では、稽留流産に兆候や症状はあるのか、予防法はあるのかなどを、私の経験も合わせてお伝えしたいと思います。
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稽留流産の兆候にはどんな症状が出る?
“流産”というと、急にお腹が痛くなったり、出血したりするイメージですが、妊娠初期の稽留流産は、こういった自覚できる症状が基本的には一切ないのです。
稽留流産は、胎嚢(子宮内に受精卵が着床すると作られる赤ちゃんを包む袋)や胎芽(赤ちゃん)が確認されていながら、赤ちゃんが死亡している状態でそのまま子宮内に残っている状態をいうので、外からわかる変化が何もありません。
妊娠組織(胎嚢とか)が子宮内に残っているため、つわりが継続している場合も多く、おりものにもほとんど変化が見られません。
実際に私も、妊娠7週目に入るべき時に胎嚢は確認できて、赤ちゃんの影は見えているのに心拍が確認できないと婦人科の先生に言われました。
その後様子を見ましたが、二週間後も変化がなく、正式に稽留流産という診断が下されました。
その間、妊娠4週目くらいから感じていたつわりもありましたし、急にお腹が痛いとか、出血などもなかったので、この状況で、赤ちゃんが育っていないなんて・・・と信じられない気持ちになりました。
排卵日もそこまで正確でなかったので妊娠週数も不確かだし、数日たてば心拍が見えるんじゃないか、という期待も抱いた数日間でしたね。
本当につらい体験でしたが、こういう経験をされた方もたくさんいらっしゃるのではないかと思います・・・
稽留流産は心拍確認後にもあり得る?いつ診断される?
心拍確認後の流産が絶対ないとは言えませんが、妊娠7~9週目に心拍が確認できれば、妊娠が確定となり、まず一安心、ということは間違いないようです。
母子手帳もこの時に交付されますよね。
もしも7週目で心拍がみえなくてもそれで流産が決定するわけではありません。
その時の母体の状況、医者の経腟エコーの使い方などで見え方が変わるため、次の検診で心拍が見えるというケースもあるそうで、1~2週間は様子を見て再度確認することが必要だそうです。
なので稽留流産が決定するのは9週目あたりが最も多いということになります。
その間に、自然流産し出血して妊娠組織が流れることもあり、または何も症状がなく、数日後に流産の手術を行うことになる場合もあります。
私の体験ではこの時に、検診してくださった婦人科のお医者さんが、とても丁寧に二週間以上かけて様子を見て判断してくださって、自分の中でも稽留流産ということを受け入れられるようになりました。
稽留流産に予防法はある?
心拍確認前の流産の原因のほとんどが染色体異常なので、この場合、受精卵の時点で育っていくことが難しかった、ということになります。
なので、残念ながら、どんなに気を使って生活しても初期の流産の可能性を完全に無くすことは難しいということになりますね。
また、流産かもしれないと診断されたとき、自分の生活のせい?年齢のせい?と、自分を責めるような思いになりがちですよね。
しかし、稽留流産の場合ほとんど避けることのできない状況なので、もし稽留流産が疑われる状況になっても、落ち着いて、いつも通りの生活を送ることが必要だと思います。
また、昨日まで感じていたつわりの症状がなくなったので、流産が心配になった、という話も聞いたことがありますが、必要以上に心配しすぎないことも必要だと思います。
まとめ
以上、稽留流産、兆候について書かせていただきました。
- 妊娠初期に起こる稽留流産には、ほとんど自覚できる症状がない
- 稽留流産は多くの場合、妊娠7~9週、心拍確認前に起こる
- 稽留流産の原因は染色体異常なので予防できるものではない
ということでした。
私の場合、8週目に稽留流産が確定した後も自然に出血することはなく、1週間近くたってから妊娠組織を体内から取り出す手術を行いました。
とても悲しい気持ちになりましたが、その時お医者さんから、妊娠の15%は流産で、だれもが経験するようなことなので、落ち込まないでください、今回が流産であっても、次の妊娠には何の影響もありません、という言葉でした。
そして、様々な見解があるようですが、一度流産した後2回生理を見送ったら次の妊娠にトライしても大丈夫です、ということでしたので、あきらめずに取り組んでいこうという気持ちです。
現在妊娠初期の方は、安定期に入るまで不安が絶えないと思いますし、稽留流産が疑われている方は、苦しい毎日を過ごされていると思います。
この記事が、少しでもそんな皆様のお役に立てたらなと思うばかりです。
ありがとうございました。
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