子供が中学生にもなると、親から離れていくと同時に、お友達同士での付き合いが増えていく時期でもあります。
そして、中学生ではお小遣い制を導入しているご家庭も多いということで、みんなで集まって「カラオケに行こう!」となることが多いみたいで、うちの子(現在中3)も中2の頃、「カラオケデビュー」しました(笑)
私も最初、子供から、「友達同士(中学生だけ)でカラオケに行きたい!」と言われた時、とっても不安でした。
今でこそ、気持ちよく「いってらっしゃい」と送り出すことが出来ていますが、最初の数回は心配でハラハラしていました・・・。
そんな私と同じ気持ちになった方の助けになれば、と思って中学生のカラオケ事情について少々調べてみました。
よろしければ最後までお付き合いください。
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中学生だけでカラオケに行くのはNG?校則や条例は?
中学生だけでカラオケに行くのはNGかどうか、ですが、
一般的には完全NGではない。だが、好ましくはない。
と言われているようです。
法律で「ダメ」とない以上、まあ、ティーンズに頭ごなしにNGを突き付けるわけにはいきませんよね。
カラオケは楽しいアミューズメント施設で、大人だって行っちゃうくらいなのに、中学生が魅力的に思わないわけはない、と思います。
最近は、中学生の感性と相性のいい音楽もあり、それを気の合うお友達同士でカラオケに行って歌いあう・・・なんて、楽しいに決まっています。
中学生のうちの子に話を聞いてみると、
「みんなで行くと楽しいし、お小遣いの範囲でやってるし、みんなで割り勘するけど、学割で安いからカラオケが一番いい!」
と申しておりました。
中学生だけでカラオケに行って、“学割“を適応してくれるのを見ても、お店の営業の観点からは問題はないということでしょうね。
ただ、私は中学生だけでカラオケに行く際、心配していたことがありました。
「もしも事件が起きた時、個室である故、簡単に逃げられないので、犯罪に巻き込まれやすいのではないか」という点です。
義務教育中の子供に万が一のことがあって、教育を受ける機会が奪われるようなことはあってはならないですから。
私が感じた心配を中学校側も考えていて、校則として禁止しているところもあるようです。
私は校則で禁止されているのであればそれに従い、中学生だけでカラオケに行くことはやめておいた方がいいと思います。
わざわざ校則で「中学生だけでカラオケに行くこと」を禁止しているのには、ちゃんとした理由があると思うからです。
うちの子が通ってる中学校では、校則で「中学生だけでカラオケに行くことを禁止」していませんでしたが、もし校則で禁止していたとしたら、中学校に「なんで中学生だけでカラオケに行くことを禁止しているのか」を説明してもらいます。
その際、親子で中学校に出向き、同じ席について同じ話を聞き、先生の言葉を持って子供に納得してもらうんです。
中学校の校則にあることを、親が説明責任をかぶって親子関係を悪化させる必要はないので、こういう時こそうまく中学校を巻き込んで、問題を解決しちゃいましょう!
そしてもう一つ注意なのが、条例で決まっていることは絶対守らないといけない、ということです。
16歳未満は18時を過ぎて、施設にいることがあってはならない。
これはカラオケ店も絶対守らないといけないことで、守らない場合は罰則(一年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金など)があります。
健全なカラオケ店は、受付の際にきちんと言ってくれますし、子供たちもちゃんと守ればいい話なのでそんなにピリピリしなくてもいいかな、と思います。
中学生だけでカラオケに行くなら何時までOK?
上記に記した通り、16歳未満は18時を過ぎて施設にいてはならないとありますので、その条例を守ろうとすると、自ずと「中学生だけでカラオケに行ける時間」が浮かび上がってきます。
だいたい、中学校が終わった放課後か、休日の昼間になるのではないでしょうか。
でも実質、中学校が終わった放課後に直接中学生だけでカラオケに行くことはしないのでは、と思います。
我が家ではそんな話は一度もありませんし、あったとしても許しません。
我が家では毎回、前もって「〇日にカラオケに行く」と申告を受けるのを聞いて送り出す感じで、もし黙って放課後に中学生だけでカラオケに行ったことが発覚したら、中学生だけでカラオケに行くことを今後許可しないとNOを言い渡します。
親子とはいえ、一個人として接するにあたって、お互いの信頼関係があっての「子供だけでやれることが増えていく」わけで、それをないがしろにするヤツは成人するまで「したいのに出来ない」ことに縛られながら日々を過ごせばいいと思います。
自分が信頼を失うことをした為に、結果、自分の視界を狭めてしまったことを後悔して過ごすことが、今後の人生のいい勉強にきっとなるでしょう。
もちろん、そんなこじれることのないようにすればいい話なんですけどね。
中学生だけでカラオケに行く際の注意点
最後に中学生だけでカラオケに行く際の注意点を説明します。
とにかく、カラオケ店では単独行動しないこと
前述に書きましたが、カラオケ店内は個室の集まりですので、事件が起きた場合、逃げられない可能性があるからです。
閉ざされた個室、部屋自体に鍵もない、防音にもなっていて、スタッフはオーダーを運ぶ際にフロアに出るだけなので、廊下が無人なんて状況がよくあります。
そんな時、一人で廊下を歩いていて部屋に連れ込まれたらどうしますか?
そんな恐ろしい状況にしないための最初の注意点が「単独行動をしない」なんです。
一緒に行く友達は誰なのか聞いておく
何回も中学生だけでカラオケに行くことがあると、いつものメンバーが誰なのか分かってきます。
なので、知らないメンバーの名前を聞くとどんな子なのか、本人やママ友に聞いて、安心していい子なのか知る事が出来ます。
我が子の友達の選別をしているみたいですが、事件に巻き込まれないようにするための予防として私は割り切って聞きます。
情報もないのに、二つ返事で知らない子と一緒にさせるわけにはいきませんので、「一緒に行く友達は誰なのかを聞くこと」を我が家では中学生だけでカラオケに行くことを許す条件の一つにしています。
帰宅時間は必ず守らせる
私が最も重要視していること。
先程の信頼関係の話につながるのですが、本人が申告した帰宅時間に親も納得して出して、それを本人が反故にすることは、自ら「次」を放棄することと同義です。
本人もそんなことは望んではいないでしょうから、ちゃんと帰ってくるでしょう。
そんな状況で、帰ってこない、連絡もない、なら、万が一のことを考えて親は動く事が出来ます。
事件事故の初動で、結果が決まるといっても過言ではありませんので、「そんなわけない」と意味の分からない自信は捨てて、万が一の疑いがあるときは行動しましょう。
我が子を守るのはあなたしかいないのです。
まとめ
いかがでしたか?
我が家では最後の注意点の全項目を守ってもらうのを条件にして、中学生だけでカラオケに行くことを許しています。
せっかく自分の世界を大事にしたいという気持ちを持ったのに、親権限でそれを許さないのは、ただの「子供を自分の所有物扱い」しているだけだと思います。
あなたが中学生の時、親に縛られて嫌だったことはあったと思います。
その気持ちを思い出して、親として子供に危害が及ばないように段取りをしてあげて、ぜひ、子離れの準備をしてください。
子供は「自分は信頼されている」と感じていると、自立するためにどんどん精神的に大人になります。
その成長を特等席で見守っていきませんか。
そのための第一歩として、中学生だけでカラオケに行くことを許してあげてみては、と私は思います。
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