子育て中の悩み

娘が不良になってしまった原因は?親がしてはいけないNG言動

娘

『学校に登校していない』

『授業に出ていない』

と学校から連絡がきて、娘と話したら
 

「うるせーよ」

なんて言われてショック……とママ友から相談されました。
 

『ショック』なんてノンキなこと言っている場合?と別のママ友が話していましたが、子供に

「うるせー」「黙れ!」

と言われたら、私も言葉にしなくてもショックは受けるかもしれません。
 

子供が飲酒やタバコだけでなく、他人に暴力をふるったり、万引きしたなんて聞けば

『不良になってしまった?』

とかなり悩むことでしょう。
 

今回は子供が不良になってしまう原因と、親がしてはいけないNG言動、そして更生させるためにどうしたら良いのかをまとめてみました。
 

Contents

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娘が不良になってしまった原因は?

悩む
 
子供が不良に一夜でなることはありません。

そうなる前に子供からのシグナルは発せられています
 

それは、

  • 仲良くしていた子の名前を聞かなくなった(友人関係の変化)
  • 帰宅時間を守らなくなった

などの些細な変化から始まると思います。
 

それを放置し、親が無関心であることで悪化していくのです。
 

子供が不良になってしまう原因として一番に挙がるのは『愛情不足』とされています。

この愛情は子供が親から『愛されている』と感じているかで、親が十分に子供には愛情を注いでいるという実感があるだけではいけないのです。
 

自分が不良であったという人は、親が自分のことや仕事に一生懸命で家に居場所がなく、寂しかったことが原因だったと話しています。

関係が良好だった父親は仕事で家を空けることが多く、同性の母親とは思春期を迎えた頃から何かと衝突するようになった時に寂しさを感じ、同じような悩みを抱えた友人や仲間と過ごすことが増えたのがきっかけとなったそうです。
 

寂しさや理解されない辛さなど、親には話せない悩みを共有し心を寄せたのが同世代の友人で、その友人が不良と呼ばれていただけで、髪を染めているなどの外見で判断する大人たちよりも、自分を理解してくれる大切な仲間が大切に感じていたそうです。
 

反対に過保護・過干渉であっても子供は反発します。

親が色々と口出しをし、干渉してくると子供は自分をいつまでも支配していると感じます。
 

愛情を注ぎながらも適度な距離を保ち干渉しすぎないことが大切です。
 

……なかなか難しいですね。
 

他に挙げられる原因としては、学力不足なども原因になるといわれています。

もちろん進学校には非行に走る生徒が全くいないというわけではありませんが、世間の評価が低い学校には不良が多い、問題を抱えている生徒が在籍しているというイメージはあるようです。
 

子供に関わる職にある人からも偏差値の低い学校や評価されない学校に対して

「あんな学校」

というような言葉が出るくらいなので、そんな比較や自分への評価が下されていれば、それならそのように振る舞ってもいいじゃないか?と感じるのではないでしょうか。
 

それを実行するか、反骨精神で評価をくつがえす努力をするかの選択肢は当人にあるとは思いますが、世間の評価はなかなか変わらないところは子供にとっても辛いところではありますね。
 

他にも家庭の不和などの環境も原因になりやすいといわれていますが、あくまでも環境や学校(先生や指導方法)はきっかけに過ぎないのではないでしょうか?

子供と適度な距離を保ちながらも子供の寂しさや孤独に気付いて、どう寄り添っていけば良いのかを大人が考えることが大事なのだと思います。
 


子供の様子がおかしいと感じた時にしてはいけない親のNG言動

ng
 
では、子供の様子がおかしいと感じたらどうしていけば良いのでしょうか?

先に述べたように、子供の非行は愛情を感じないことがきっかけになることが多いのですが、具体的にどんなことがNGとなるのでしょうか?
 

無関心

親が子供の言葉や関わりに反応しないのは、親としてしなくてはならないことを放棄しているようなものです。
 

話しかけても

「ふ~ん」「……そうなんだ」

では、子供は自分がきちんと育てられていないと感じますし、親の愛情を感じないでしょう。
 

過干渉

子供に対して

「~しなさい」「~してはいけない」

と命令してはいないでしょうか?
 

命令ばかりだと、子供は親の言う通りに動く自分が好きなのだろうと考えるようになります。

親の愛情には条件があり、それに応えられないときには自分を責めてしまうことにもなります。
 

付き合っている友人の批判

親から見たら好ましくなくても、子供にとって心を許した仲の良い友人です。
 

これも過干渉に通じるかもしれませんが、見た目だけで判断して

「あの子と付き合うのはやめなさい」

と言われたら、良いところもあるのに!という反発も強くなります。
 

怒る

叱るのではなく、怒ることはNGです。

怒るというのは自分の感情をぶつけるだけで、間違いを諭すことではないからです。

いきなり怒鳴られ、話に耳を傾けることもなければ、子供は追い込まれるだけになります。
 

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悪友
 
子供の好ましくない行動に対し、それを変えたいと思うのであれば親自身が自分のことを省みることが大切です。

子供が不良になった原因は自分ではない!と思っているのであれば、まずはその心から変えていきましょう。

十分に愛情を注いでいたと自分が思っていても、子供にはそれが感じられるものではなかったのでは?と考え、関わり方を変えていかなくてはならないのです。
 

子供にはこうあって欲しいという理想を私自身も子育ての中で求めてしまいますが、過剰に子供に押し付けたりするのは子供の気持ちを無視する行為です。

気持ちの逃げ場をふさいでしまうだけでなく、精神的にも潰してしまいます。
 

先に述べたように、子供は一夜で不良になるのではなく、日々の我慢や寂しさの積み重ねで非行に走るのです。

そんな時は、決して子供を見捨てることなく、無償の愛情を注いであげることが大切です。
 

仕事や日々の生活の中で疲れを感じることはあり、親であっても子供の話にいつも耳を傾けるということは難しいときもあるかもしれません。
 

子供との会話が面倒に感じたり、寝たいと思うこともあるでしょう。

思春期の子供は親の話を聞こうとしないし、親との会話を疎ましいと感じているかもしれません。
 

しかし、そんな時だからこそ会話は必要です。
 

非行に走りやすい思春期は敏感で感受性も強い時期です。

数分であっても会話をする時間を持ち、会話の中から子供の本当の心の声を聞くことが大切です。
 

毎日、顔を見ていると『元気がない』『何かあった?』などが分かります。
 

そんな時は話を聞いてあげましょう。

親を疎ましいと思っていても、関心を持って自分に接していることが伝わるはずです。
 

そして、家庭の状況が良くない時には親がきちんと理由を話して協力を仰ぐことです。

家庭のことなど子供に話すことではないと思うこともあるかもしれませんが、家族の一員として話しておいたほうが良いこともあります。
 

家族の中での疎外感というものは思春期を迎えた子供は敏感に感じるものです。
 

そして何よりも大切なのは、子供の居場所は確保することです。

自分でも悪いことをしているという自覚はあるのに、何度も同じことで叱られたりすると居心地が悪いものです。
 

家に帰ってくるのは自分の居場所(部屋)があり食事が用意されているなど、ほんの少しであっても安心感を得ることができるからです。
 

それなのに家から追い出され、追い詰められたら戻って来られなくなります。

行くあてがなければ、仲間のもとに帰るしかないのです。
 

叱りたい気持ちをまずは親が抑え、落ち着きましょう。

家に帰れば叱られることは分かっていても勇気を出して帰宅したのですから、

「お帰りなさい」

とまずは受け入れてあげましょう。
 

家で過ごすことの安心感を第一に考え、子供の居場所を奪ってしまうような叱り方はしないことです。
 

時間のかかることではありますが、少しずつ関係の修復をしていきましょう。
 


まとめ

愛情を注いで育てたと思っていた子供が非行に走ってしまうことは、親にとって悲しいことです。

しかし、親の思う愛情と、子供の望んだ愛情表現は違っていたのだと省みることで、改めて子供との関係を見直すことが大切です。
 

多感な思春期を迎えた子供と親の間には、様々な変化が表れてきます。

その時期に干渉し過ぎず距離を保ち関わることは困難に感じることのほうが多いと思います。
 

しかし、一緒に居る時には会話をしながら、子供の発するシグナルに敏感になることはできます。

それは幼い頃から関わってきた親にしかキャッチできないようなものも多くあるでしょう。
 

更生を望むのであれば、見捨てることなく関わっていくことが大事なのです。



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