子どもの門限問題。
あなたは中学生の子どもに門限は何時に設定しますか?
または門限をあえて設定しませんか?
設定するとして、塾や習い事との兼ね合いはどうするか、遊びに行くときは区別するのか、などなど考えることはたくさんです。
放任するのは心配だけど、だからと言って大人の階段を一段ずつ登っている我が子にガチガチに縛り付けるのもどうか…親心としては悩ましいですね。
今回はそんな、中学生と門限についてお話しします。
Contents
スポンサーリンク
中学生の門限の平均は何時?何時だと厳しすぎ?
さて、中学生の門限の相場は何時なのでしょうか?
門限を設定するには、まずは標準的な帰宅時間を知る必要があります。
学校の授業は遅くても16時ごろまで。
最近は教職員の待遇問題などもあり、授業の後に部活動をしても18時ごろでしょう。
そうなると、学校から直接帰宅すると、18時半ごろといったところでしょうか。
でも、中学受験をして、遠い学校に通っている場合は、通学時間がかかるのでさらに遅くなります。
そして何より、習い事や塾になるともっと遅くなりますね。
最近の塾は21時近くまで講義があるところも珍しくありません。
このように、生活スタイルによって、帰宅できる時間がそれぞれ異なります。
そうした場合、門限はどうしたら良いのでしょうか。
最も多い保護者からの答えは「習い事や塾がある日は終わったらすぐに帰宅する。遊びに行くときのみ門限を設定している」というものでした。
具体的な門限は19時や20時。
19時は帰宅後夕食をゆっくり食べる時間もありますが、20時だと少し中学生の生活リズムとしては遅いですね。
一方、遊びに行くときはしっかりと時間を明確にして、門限を設定している保護者の方が多いようです。
最も多く聞かれた時間が19時。
夏でも日暮れごろになりますし、友達と遊びに行くときも、好きな異性とデートするときも、遅くても19時には帰宅しているのが望ましいですね。
中学生の門限を設定してない家庭も多いって本当?
さて、一方で門限を設定していないご家庭が増えているという話もよく耳にします。
この背景はやはり、昔に比べて多くのお子さんが塾に通うようになったことに関連があると言います。
塾の日は21時過ぎに帰宅するのに、それ以外は18時、と状況に分けて門限を設定するのが難しいようです。
それでも門限を設定していない家庭が放任なのかと言われると決してそういう訳ではありません。
むしろ、門限を設定しないからこそ、
- 「何時から」
- 「誰と」
- 「どこに行くのか」
- 「何時頃の帰宅予定か」
をきちんと知っておく必要があると言います。
また、最近では携帯電話を持っている中学生がほとんどです。
門限を設定しなくとも、必ず連絡が取れる状態にしておくことを約束している、という親御さんが多かったです。
ちなみに筆者自身も門限のない家庭に育ちました。
それでも、終了時刻の遅い塾の日は迎えにきてもらったり、携帯電話を持たせてもらったり。
また、友達と遊びに行くのも好きな人とデートするのもOKでしたが、基本的には明るい日中の時間に出かけて、行き先を親に知らせ、基本的に夕飯は家族で食べることをルールとされていました。
筆者自身が感じていたことですが、門限がないというのは信頼関係がベースになります。
門限がないから夜中まで帰宅しなくても良い、というわけではもちろんありません。
親の考える常識的な帰宅時間を自分も常識だと考えられ、かつ、それを守ることができるという信頼があってこそ門限設定がなかったのかな、と思います。
門限の設定は生活スタイルとお子さんの特性で考えてみましょう。
具体的に
- 門限があることで早くの帰宅ができるお子さん
- 自由度を与えることで緊張感を持って生活できるお子さん
自分の子がどちらのタイプか、親としての見立てで良いので考えた上で決めてください。
お祭りや打ち上げで門限をオーバーするのは許す?
最後に、お祭りや打ち上げなどイレギュラーのイベントの時はどうしたら良いでしょうか?
筆者の友人でイベント関係なく門限は門限、という家庭もありましたが基本的には特例を認めてくれるご家庭が多かったように思います。
でもこちらも前述の通り、日頃のお子さんの行いと内容によって親としては立場を決めておきましょう。
- 携帯電話はきちんと出るか。
- 遅くても何時までには帰宅するか。
(そもそも23時以降は条例違反です) - 親が心配していることを理解できているか。
話し合いをしっかりとして、納得した上で親子で決めましょう。
まとめ
最近は塾や習い事に通う生徒も増え、そもそもの帰宅時間が遅くなる傾向が見られることから、門限が設定されないご家庭も増えています。
でも、本来は中学生といってもまだ子どもです。
基本的には19時ごろ、日が暮れたら帰宅して、一緒に夕飯を取るのが望ましいでしょう。
それが難しい場合に、状況と子どもの日頃の生活態度によって門限についてまず親としてのスタンスを明確にしましょう。
携帯電話をうまく活用したり、把握できるところは把握して、親は子供を縛り付けたいのではなく、心配していることを丁寧に説明して、思春期の中学生に伝えて行きましょうね。
スポンサーリンク