マンションの窓から子供が転落する事故が起きています。
安心して生活をするお家のはずが、事故が起きてしまっては嫌ですね。
子供は窓から除く景色が大好き。
恐怖心なんかありません。
お空が良く見えるように近くの箱を台にして窓の外を見ようとします。
3歳の息子も、祖母の家で目を離した隙に、台に上って窓の外をのぞき込んでいてヒヤッとしたことがあります。
その時になって慌てないためにも、事前に対策をして、安全に、安心して暮らせる我が家にしましょう。
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子供が転落する危険がある出窓の高さや間取りは?我が家をセルフチェック!
幼児が登れない高さとして考えると、85㎝以上の高さが必要になります。
1歳児男児の平均がだいたい75㎝ですので、自分の身長より高い場所には登れません。
ただ、2歳、3歳になると知恵も付いてきます。
台になるものが近くにあったら、それに上って出窓に上ることも出来てしまいます。
大事なのは、十分な高さと、台になるものが近くにない事です。
寝室のベッドの横にある出窓は要注意です。
ベッドから容易に出窓に上ることが出来てしまいます。
ましてや寝返りが出来るようになった赤ちゃんは、何の警戒心なしにコロコロと…。
怖いですね。
出窓の下のソファーも要注意です。
何故か子供は高い所、高い所と登りたがります。
ソファーは座る面より、背もたれの少し高くなっている場所を好むでしょう。
ソファーの背もたれ部分を台にして簡単に出窓に登る事が出来てしまいます。
子供が家にいる時間帯は出窓のカギは締めておくことをおススメします。
どんなに注意していても、四六時中監視もできないし、お家で心が休まりませんね。
次に転落予防策を練ってみましょう。
出窓から子供が転落する危険を防ぐ転落防止アイテム
転落の危険を防ぐアイテムは大きく2種類あります。
窓自体を、子供が通れない幅しか開かないようにする方法と、窓に格子を付ける方法です。
窓が大きく開かないようにするストッパーは、手軽に取り付けられて、価格もお手頃でおススメです。
ただ、部屋の掃除等で空気の入れ替えをしたい時に、大きく窓が開けられなかったり、子供がふざけて窓を強く開けたりした時に外れてしまう恐れがあります。
次に、窓に格子を付ける方法ですが、少し工事が必要になり、価格も高額になります。
でもしっかりと取り付いていれば、子供が窓から外をのぞいても落ちないし、ふざけて窓の方にぶつかっても支えてくれるので安心です。
家を建てる時に一緒に取り付けられるのが1番いいのですが、後付けでも取り付けられる格子もたくさん販売されています。
価格は3万円~4万円程度です。
DIYで、工夫して取り付けている方もいらっしゃいますが、その際はきちんと窓枠に固定されているか確認して下さい。
デザインを見ていて少し気になったのは、横にバーがあるタイプの柵です。
子供が、梯子のようにして登れてしまうのでは??と心配になりました。
デザインも大事ですね。
窓の内側にはめるタイプのオシャレな格子柄の柵などもあり、お部屋の中もオシャレになって、転落予防になって一石二鳥です。
実際にあった子供の転落事故事例
2014年9月 1歳の男の子が3階の出窓から転落しました。
出窓の下に置いてあった段ボールに上がって転落しました。
事故当時、両親は外出中で、家で小学生のお兄ちゃんとお留守番していました。
2014年8月 10歳の男の子が13階の出窓から転落しました。
出窓には柵が付いていましたが、その柵を乗り越えて誤って転落したようです。
事故当時、両親は外出中で、一緒にお留守番していたお兄ちゃんも別の部屋にいて気が付かなかったそうです。
この2つの事故に共通するのは、両親の留守中だったこと。
足場があって出窓に登れてしまった事だと思います。
出窓の近くに足場を置かない、外出する際は窓を必ず施錠することは徹底して下さい。
それと、どんなに厳重にお家の中で予防したとしても、3歳を過ぎると子供は知恵も付いてきます。
近くに台が無くても、隣の部屋から台を持ってきます。
もっと大きくなったら鍵だって開けられるようになります。
施錠しても、対策を練っても、本人が出窓に登ったら危ない、危険なんだという認識が無くては何も意味はありません。
過去にあった事故を例に挙げて、ここがいかに危険な場所か。
落ちたら大変な事になるんだと教えて、子供自身が近づかないように、登らないように意識を持たせることも大切なのではと思います。
まとめ
ニュースで子供の転落事故はよく耳にします。
小さい子供を育てる私は気が気ではありません。
本当に子供は高い所が大好きです。
お家の中でなくても、公園でも、子供が、高い所に登ってひやひやすることが何度もありました。
でも行動を制限して、好奇心の目をつぶしたくはありません。
子供の好奇心、気持ちを尊重しつつ、転落防止の策をして、安心して過ごせるお家にするためにはどうしたらいいのか。
子供と一緒に考え、予防と対策をしていくのがいいのかなと思います。
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