子供だけで、電車やバスに乗ってお出かけできるのは何歳からだと思いますか?
一口に「子供」といっても、一人なのか複数なのか、近くなのか乗り換えがあるかなど状況はさまざまです。
公共交通機関を日常的に利用しているかどうかという経験も、お家によって違います。
今回は、実際に子供だけで乗ることができる目安を探っていきたいと思います(^-^)
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子供だけで電車やバスに乗るのは何歳から?
子供だけで電車やバスに乗せるのは、何歳からOKなのでしょうか。
交通機関側の説明としては、子供運賃を支払えば幼児でも一人で乗ることができるようです。
でも、実際に乗れるかどうかは、その子が
- 目的の電車やバスに乗り
- 運賃を支払い
- 正しい駅で降り
- 目的地まで無事にたどり着ける
さらには
ことが必要になりますし、もっと言えば逆にルートをたどって無事に帰って来られるところまで必要になるかもしれません。
どれに乗ったらいいのかわからない時、降りる所を間違えた時などに、自分で対処できるかも重要なポイントですよね。
私の住んでいる地域では、ローカル線が身近にあるためか、幼稚園生が電車で遠足に行く光景が時々見られます。
うちの子も参加したことがありますが
- 一人ひとり券売機にお金を入れて切符を買ったこと
- お年寄りに席を譲ろうとして大勢の子がわれもわれもと立ち上がったこと
など、何度も何度も話してくれました。
そうした実体験が、子供だけで乗る下地作りにはすごく大切なんだろうと思います。
そんな我が子が一人で電車ででかけたのは、小学2年生の時。
習い事のある日に、私が熱を出してしまったためでした。
それ以前だったらやむを得ず休ませていたと思いますが、その日は「ママが心配しないように、一人でもきっちりやり遂げてみせます!!」というオーラがすごくて!
何年も通っている道筋だったこともあって、信じて出発させることにしました。
当時、駅名の漢字はまだ読めませんでしたが、子供用のICカードを持って行ったので改札もスムーズに通れたようです。
駅の窓口に子供の身分証を持って行くと、Suicaなどの子供用カードが作れます。
事前にチャージしておけば、改札で自動的に子供運賃が引かれるので、子供だけで乗る場合にもとても便利です。
私立小学校に電車で通学しているお子さんたちも、よくぶら下げていますよね。
お家の人と約束。公共交通機関でのルールとマナー
さて、公共の乗り物に乗るときには、守らなければいけないルールやマナーがありますね。
突然言われても理解できるものではありませんから、一緒に利用する中で少しずつ覚えてもらいましょう。
電車
乗る前
- 切符の買い方
- 改札の通り方
- エスカレーターに乗る場合は、手すりにつかまって、なおかつ歩かないこと
- ホームで電車を待つ時は、黄色い線に近づかないこと
考えたくはありませんが、駅やホームなどでわざと人を突き飛ばすような危険な行動をとる大人もいますよね。
並び方を教えるのも大切ですが、空いている路線ならば、あえて電車が来るまではホームの端に近づけさせないという教え方もありだと思います。
乗るときは、そのドアから降りる人が全員出てから。
失敗してはいけないという不安から、あわてて乗り込んでしまいそうな子もいるでしょう。
順番を守った方が、結局は早く安全に乗れるのだということを説明してあげましょう。
ルールやマナーではないのですが、乗車の際、うちの子はホームと電車の間に片足がひざ上までズボッとはまってしまったことがありました。
私はパニックになりました!!
突然子供が視界から消えたこともショックでしたが、狭いすき間にはまっているのを見た途端、「このまま発車したら死んでしまう!!」という恐怖でいっぱいになってしまったのでした。
幸い近くにいた方たちが引き上げてくださり事なきを得ましたが、「足元をよく見て乗る」こともぜひ伝えてあげてくださいね!
乗車中
- 騒がないこと
- ふざけないこと
- 立つ時は、きちんとどこかにつかまっていること
年齢によっては、お年寄りや具合の悪い人などに席を譲ることも大切なマナーです。
しかし、あまり小さな子がよたよた立っているのは、まわりから見てもむしろ心配な場合もありますよね。
私が聞いた中で、一番小さなチャレンジャーは4歳でしたΣ(゚Д゚)
初めのうちは、ともかく無事に目的地に着くことから!
慣れてきたら一つずつステップアップしていけばよいと思います。
降りてから
- 目的の出口
- 改札の通り方
を教えましょう。
また、大勢降りた直後は階段も混雑します。
大人と同じスピードで上り下りできなかったり、視界に入りにくい背丈だったりすると、それだけでも危険です。
階段を使うのは人が少なくなってから、と伝えておくといいですよ。
バス
乗る前
バスを待つ時は、
- 車道にはみ出さないこと
- 並んで順番を待つこと
バス停は車道に接しているものですから、まっすぐに並んでいないと危ないということを、普段から教えておきましょう。
乗車中
- 整理券の取り方
- 運賃の支払い方
- 降りるバス停が近づいたら、降車ボタンを押すこと
子供の不安を一つ一つ取り除いてあげましょう。
そして、
- 騒がないこと
- ふざけないこと
- 立つ時は、きちんとどこかにつかまっていること
慣れてきて、目的地までの暇つぶしにゲームなどをする場合は、音を出さない工夫も必要ですね。
降りてから
バスの前に出ないこと。
子供が道を渡ろうとして、たった今降りたバスにひかれてしまうという悲しい事故もありました。
また、バス停から目的地までも子供だけで行くのであれば、道路の渡り方などの交通ルールも教える必要があります。
防犯ブザーを持たせる、いざという時逃げ込める場所を確認しておくなど、不審者対策もしておきたいですね。
電車だけじゃない!飛行機や新幹線はどうなの?
子供向けの本や映画の中には、子供が一人で田舎のおじいちゃんおばあちゃんの家まで遊びに行く話がよくあります。
中には新幹線だけでなく、飛行機で一人旅をするお話もあって、ついつい「うちの子には無理だろうなぁ」なんて思ってしまうのですが・・・。
調べてみると、JAL・ANAの飛行機は6歳から一人で乗ることも可能です。
ただし、事前に申し込みが必要ですのでご確認の上でご利用ください。
また、中学生くらいになると、付き添い者として同乗することも可能です。
大きいお兄ちゃんお姉ちゃんがいる場合は、兄弟で乗せることもできますね。
ピーチ・ジェットスターなどの格安航空会社の場合は、そこまで細やかなサービスはありませんので、一人での搭乗は12歳や13歳からと、もう少し大きくならないと受け付けてもらえません。
大空を飛ぶ飛行機は、子供たちにとって、電車やバスよりも特別な乗り物です。
慣れるまでは緊張したり興奮したりで、子供への負担が大きくなりそうですね。
何回か一緒に乗ってみて、その子が乗り慣れてきたかどうかを確認してからにしてあげましょう。
一方、新幹線には特に規定はないようです。
必要な運賃を支払えば、子供だけでも乗ることができます。
ただ、このところ、走行中の新幹線の中でも、いくつか凄惨な事件がありましたよね。
新幹線、飛行機、高速バスなど、密室になる時間が長い乗り物にはそれなりのリスクがあるのだと思うと不安になってしまいます。
不測の事態に一人で対応できるようになるまで、せめて小学校高学年くらいまでは一人で乗せたくないなぁと、私はあらためて思いました。
まとめ
電車やバス、さらには飛行機や新幹線も、かなり小さい内から一人で乗せることが可能です。
ですが、子供だけのお出かけには、親子で出かけた時には気づかないようなアクシデントも起こるもの。
ルールやマナーを守れて、しかも困ったときに駅員さんや運転手さんなどに助けを求められるかどうかがカギになりそうですね。
以前電車に乗ったときのことですが、こんなことがありました。
その日は割と混んでいて、ぎゅうぎゅう詰めというほどではありませんが、立っている人もたくさんいました。
その中の、中学生くらいの集団の方から、何やら濃いにおいが漂ってくるのです。
それとなく見ていると、なんと!
数人の子が輪になって、揺れる電車の中に立ったままカップ麺を食べているのでした!!
こういうのを若気の至りというのでしょうが、大人ですら、誰でもお行儀よく乗っているとは限りません。
そんな世界に、子供だけでお出かけさせようというのです。
子供は一人ひとり違います。
子供が納得して「できる!」と思えるように、安心のタネを増やしていってあげたいですね!
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