子供に起きるとされている、夜驚症という症状をご存知でしょうか。
私自身、育児中のママですが聞いたことがありませんでした。
夜泣きと言う言葉は聞いたことがありますが、それとは別なのかとても気になりますね。
子供の夜驚症・睡眠驚愕症の原因と、もしそうだったらどうするの?というところまでまとめてみました。
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子供の夜驚症の起こる原因
夜驚症(やきょうしょう)とは、子供に起きやすいとされていて、別名“睡眠時驚愕症”とも言われている睡眠障害のことです。
子供の3~6%に発症しているそうです。
私自身、子育てをしているママですが言葉すら聞いたことがありませんでした。
先日我が子に怪しい症状があったので、詳しく調べてみました。
起こりやすい年齢は2歳~6歳というサイトもあれば、3歳~6歳、または4歳~12歳と言う情報が出てきました。
サイトによって、随分と年齢の幅が大きいですね。
この夜驚症の起こる原因ですが、小さい子は睡眠中枢が未成熟であることと、生まれつきの脳の素質によって起きると考えられているそうです。
とある専門家の意見では、以下のようなお話もありました。
“発達段階である脳の活動が影響していて、浅い眠りから深い眠りの段階へ移る時、突発的な反応が出ていることが原因なのではないか”
というお話です。
発達段階での脳の反応なのだとしたら、小さい頃だけというのも納得できますね。
また、日中受けた刺激が原因の可能性もあるようです。
小さい子供にとって刺激となったようなことで、例えば下記のようなことです。
- 何かが怖かった
- 興奮するようなことがあった
- ストレスを感じた
- 何か不安に感じた
いずれにしろ、原因ははっきりと解明されていないことなのだそうです。
医学が進歩した現代においても、脳は謎多き分野なのですね。
子供の夜驚症の症状
おおまかに言うと、寝ていて突然泣き叫ぶというのが夜驚症の症状です。
調べてみると、泣き叫ぶ以外にも症状があるようなのでご紹介しますね。
- 呼吸や動悸が速くなる
- 酷く汗をかく
- 転げ回る
- 極度に怖がる
このような症状が数分~数十分続き、一晩に1回とも限らず複数回の場合もあります。
酷い場合は1時間に及ぶこともあるそうです。
子供が悪夢でも見てパニックに陥ったような症状があらわれて、錯乱状態になってしまう状態です。
呼びかけにも反応せず、あやしてもおさまることがないのが特徴で、はっきり起きていて目をあけて物を投げたりする子もいるとのこと。
このようなことをしても、本人は覚えていないのが夜驚症です。
子供の夜驚症の対策
さて、では夜驚症が起きたときの対策としてどのような方法があるのでしょうか。
先に書いたように、日中の刺激が原因と考えられていることからその刺激を抑えてあげると良いとのことです。
例えば、
- 怖いものを見せない
- 興奮するようなことばかりしない
- 大きな声で叱るなどのストレスを与えない
など、子供にとって刺激になるようなことを控えてあげるのも効果がある可能性があるようです。
子供にとってどんなことが刺激やストレスかはわかりにくいですよね。
もちろん、ママが大声で怒鳴ったり、イライラして子供にあたってしまうようだとストレスを与えています。
よくスキンシップをとり、子供のストレスや不安感も取り除いてあげましょう。
また、はじめて行く場所で楽しくて興奮するような動物園や遊園地など、刺激を受けつつ興奮につながります。
夜中泣かないように1日中色んな場所に連れまわして疲れさせてしまうのも、良くないかも知れませんね。
はじめて会う人のところへ行ったり、はじめて人前に立つなど、子供にとっては緊張とストレスになることもあると思います。
その他の要因として、疲れている時や発熱している時も夜驚症を起こす場合があると考えられているそうです。
また、明確ではありませんが遺伝的要因もあるそうですね。
お子様が夜驚症のような症状が出ていてもし頻繁であったり症状がなかなか治まらないなどお困りであれば、小児科に相談してみて下さい。
「夜泣き外来」という専門もあるようですが、全国的には珍しいようなので小児科で良いと思います。
夜驚症と夜泣きの違い
最も気になるのは、夜驚症と夜泣きの違いについてです。
夜泣きは子供を持つ母親ならば誰もが心配することだと思いますが、夜泣きはなだめると泣き止みます。
抱っこをしたり、声をかけたり、いつものようにあやしてあげると反応があります。
あやし続けていると良いのですが、寝かしつけがうまくいかないので夜中にドライブする方もいるようですね。
夜泣きは眠りが浅い時に起きているようです。
夜泣きがはじまる時期は、生後6か月ぐらいからで何歳で終わるというのがありません。
2歳から始まった子もいれば、生後6か月~1歳程度でおさまってしまう子もいて、個体差があるようですね。
一方で、夜驚症は子供がママの声に反応したりせずに酷く泣き叫んだりします。
あやしても泣き止んでくれず、酷く怖がっているような症状が起きます。
夜驚症は眠りが深い時に起きているようです。
そしてこの症状は、数分~数十分でだいたいが落ち着くそうです。
夜驚症がはじまる時期は、2歳ぐらいからと考えられているようで、夜泣きよりも大きめの子から起きるとされています。
寝ている時に起きるので、お昼寝でも症状が起きる子がいるそうです。
しっかり“夜泣き”と““夜驚症”の違いがあることがご理解いただけたと思います。
しかし、なぜか“夜泣き”というワードはメジャーで、“夜驚症”がマイナーのようなイメージがありますね。
まとめ
“夜驚症”という症状が病気ではないことがお分かりいただけたと思います。
発症する割合が低いので、“夜泣き”でひとまとめになっているような感じがしますね。
成長とともに治るので治療の必要がないとは言われていますが、思い当たる日中の刺激やストレスがあれば、ぜひとりのぞいてあげて下さい。
先日、我が娘も普段の夜泣きと違う状態になり、酷く泣き叫んで起こしても抱っこしてもおさまらず、顔を真っ赤にして酷く泣き続けました。
夢の中にいるようで本当に参りました。
その日はちょうど40℃を超える熱が出ていて、もだえ苦しんでいるのかと焦りました。
10分もしないうちにおさまったと思いますが、普通に何事もなかったかのように寝たので、それにもびっくりしました。
心配になり調べてはじめて“夜驚症”にたどり着いたのですが、娘は1歳1か月です。
夜驚症は2歳~という情報を見ると、どうにも我が子が夜驚症なのかどうか判断つきませんね。
その後、1日あけてもう1日だけその症状が出ましたが、以後数日は出ていません。
発熱でも夜驚症は起きるようですが、娘は1歳ですので年齢的に早いですよね。
我が娘が夜驚症予備軍かも知れないので、私もこれからより刺激やストレスを考慮した育児をしたいなと思います。
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