子どもの発達

子供が友達を叩く原因は?どんな注意の仕方が良いの?

けんか

子供がお友達を叩いてしまった

叩くことが悪いことだよ、と何度も話しているのにやめない。
 

親にとっては悲しいし、悩んでしまうことも多いと思います。
 

なぜ子供が友達を叩いてしまうのか、どんなときに叩いてしまうのか……そして、どう声かけをしていけば良いのかをまとめてみました。
 

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子供が友達を叩く原因は?

けんか
 
一緒に楽しく遊んでいたと思ったら、急にお友達を叩いた。

特に理由はなさそうでも、子供には必ずそれなりの理由はあるものです。
 

それは

  • 遊んでいたおもちゃの取り合い
  • 友達が言うことを聞いてくれなかった
  • 自分の思い通りにならなかった

などの自我がめばえ始めたことの証拠でもあります。

叩くという行為は、子供の発達段階で出現する特徴のひとつなのです。
 

0歳~1歳の乳児は、興味の対象を触るつもりで叩いてしまうことがあります。

叩くという動作を楽しんでいたり、甘える行動でもあります。
 

2歳になると、

  • 友達と遊びたいという気持ち
  • おもちゃを貸してほしい
  • おもちゃを取られた
  • 邪魔をされた

などを言葉で上手く伝えられず、手を出してしまうことがあります。
 

3歳~4歳になると、

  • 自分の要求や意思表示
  • 感情表現の一つ
  • 家庭環境にストレスを抱えてい
  • イヤイヤ期の叱られすぎからくる不安感

などが関係することもあります。
 

5歳くらいになると友達を叩くという行為は治まってくる時期だといわれていますが、

  • 家庭環境
  • 性格
  • 男の子であればエネルギーが余っている

などで叩いてしまうことも考えられます。
 

乳幼児期は『叩くことが悪いこと』というのがまだわからない子が多いのですが、小学生でも自分の感情をどのような言葉で表現すれば良いのかわからない、伝えることが苦手な子供は手が出やすいといいます。

家庭環境とあわせて、その子の性格や言葉での表現が周りの子供たちと比べてどうなのかを観察してみると良いかもしれません。
 

原因となる家庭環境とは、

  • 下の子が生まれたことで親をひとりじめできなくなったことの寂しさ
  • スキンシップ不足のほかに、両親の夫婦仲が良くない
  • 家族間で喧嘩が絶えない

などが考えられます。
 

こうした家庭環境では子供もストレスを抱えることになり、心は不安定になってしまいがちです。
 

他にも、子供がお友達を叩くという話が出るとよく言われることが『親が子供を叩いているから』というものがあります。

子供は行動を見て覚えるので、子供に接する親や周りの大人が子供や人を叩いているとそれを学習してしまいます。
 

私は子供が小学生になって、学童の先生から『手が出やすいお子さんですね』と言われて驚いた経験があります。

私の子供に対しての接し方に問題があったのか、それとも言葉の発達のせいかな?と何年も思ってきたのですが、最近になって周りの大人たちに『小学生になったから』と叩かれて叱られるようになったという話を聞きました。
 

自分は子供を叩いたことなど無いからと思うのではなく、自分以外の大人が子供にどう接しているかなど、自分以外の大人の行動も省みることも大事であると私は思います。
 


実際にあった子供の事例。何でお友達を叩いたの?

叱る
 
私の子供が小さいときは叩くより叩かれる子供でした。

言葉が遅かったので、一緒に遊んでいた子にとってはコミュニケーションが取れず、イライラする存在だったのだと思います。
 

おもちゃの取り合いや遊びに誘ってもベビーサインしか返さないので、私が間に入るようにしていました。
 

4歳で幼稚園に入園するまで、私と子供センターなどで遊ぶことが多かったのですが、やはり、おもちゃの取り合いやコミュニケーションが取れないことが原因だったと聞いています。
 

幼稚園に入園してから、話し始めたことで言葉でのコミュニケーションが取れるようになりましたが、つたない言葉から叩かれることは幼稚園ではあったようです。
 

それが、小学生になったころに

「手の出やすい子ですね」

と学童の先生に言われ、驚いたというのは先に記したとおりです。
 

学童には息子よりも語彙量も多く同級生や上級生もいる環境で、活舌の悪さをからかわれたりしたそうです。

何度かは我慢したそうですが、手を出しました。

「うるさい!」

と叩いてしまえば相手が黙り、ケンカをすれば大人に助けを求めるより早かったと思ったそうです。
 

そして、周りの大人が自分を叱るときに叩くようになったことで『叩くのは悪い』と思いながらも自分以外も叩くのだからお互い様と思い、繰り返したそうです。
 

それが日常的になったときには、学童や学校で『すぐに叩く子』だと認識され、ますます叱られることが増える結果になりました。
 

その頃の私は、言葉で話せば良いのに手を出すほうが悪いと叱っていました。
 

子供への注意の仕方。子供に伝わる言葉かけ。

子供をなだめる母親
 
それでは、どうやって子供に言葉かけをしていったら良いのでしょうか。

年代別に子供への注意の仕方をまとめてみました。
 

興味や叩くという動作を楽しんでいる0歳~1歳であれば、優しく『ダメだよ』という声かけをしながら抱き上げ、叩くのではなく“なでる”という動作に変えるように、親がして見せて教えていきます。
 

2歳くらいからは、叩こうとする手を取って優しく『ダメだよ』と伝えます。

叩くクセが目につきやすくなってくるのが、他の子供とふれあいが増えてくる2歳~3歳ころです。
 

まだ子供同士で遊ぶという時期ではなく、コミュニケーションが下手で周りのものは自分のものと考えているためにおもちゃの取り合いなどでケンカになりがちです。

2歳くらいの子は叩く子の言葉が発達していても相手と意思が伝わらない場合はイライラしてしまうので、無理に一緒に遊ぶことがストレスになってしまうこともありますので注意しましょう。

このくらいの子供の正常な感覚でもありますので、優しく諭すようにしましょう。
 

就学前~小学生低学年は、感情的な行動に対して理性がまだ働かないので思ったことを口にするよりも先に手が出てしまうことがあります。

どうして人を叩いてはいけないのかを教えなくては根本的な解決はできません。

『叩くことはダメ』だけで終わらせず、叩きたくなった理由にも焦点をあてて、子供の気持ちを理解することが大切です。
 

しかし、幼い子供は相手の気持ちになって考えたり、相手の気持ちを理解することができません。

それを言葉だけで伝えることも難しいものです。
 

そんな時に有効である方法は、親の手のひらを繰り返し叩かせて子供に『身をもって痛い思いをさせる』ことです。

親の手のひらを繰り返し叩いているうちに子供自身も手のひらが痛くなります。
 

痛みを訴えてきたら、

「叩かれたお友達も同じ思いをしたんだよ。ママも痛いよ」

と伝えることで“痛い”という気持ちを子供が知ることができます。
 

ただし、この際に

「ママは悲しい」

と伝えることは良い方法ではありません。
 

ママが悲しむから叩いてはいけないのではなく、叩くということがいけないことだと子供に伝えましょう。
 

この相手の気持ちを考えさせることは、今後も間違ったことをしてしまった時にも重要になってきます。
 

親の目の前で叩こうとした際には、叩こうとした手をつかみ、身動きを取れなくすると良いでしょう。

ここでも

「叩くことはいけないことだから手をつかまれても仕方がない」

と伝えます。

これは子供の気持ちが落ち着くまで続けてください。
 

そのあとに、

  • 『叩くことで解決はしないこと』
  • 『叩くことはいけないこと』

という事を親子で話し合うようにします。
 

まずは叩いてしまった理由を優しく聞き気持ちを受け止め、次に叩きたくなったらどうすれば良いかを伝えていきましょう。
 

親子のスキンシップを増やし、子供に無条件の愛を注ぐ言葉かけを行うことも大事です。

親も、自分が寂しさや競争心がないかなどを見直し、自身を癒すことも忘れないでください。
 

小学生になると、叩くことはいけないことだというのは本人が一番解っています。

相手の気持ちも分かり、考えることもできるようになりますが、特に男の子は『叩かれたから叩き返す』ということをしてしまうので、ケンカに発展してしまう子供が多いものです。
 

そんな時は落ち着いた場所で叩いてしまった理由を聞いたあとに、相手の気持ちを考えさせましょう。
 

その他にも叩かれた側の子供の気持ちを、大人が

  • 「叩かれて痛かったみたいよ」
  • 「痛かったから泣いているね」

と代弁するのも効果があるそうです。
 

叩かれた側の子供に対しては、

  • 叩かれたら叩き返せば良い。
  • 叩かれても我慢しなさい。

と話すのは良くありません。
 

先にも述べましたが、叩き返せばケンカに発展します。

しかし、我慢を強要するのはストレスが溜まりますし、自分の意見を言えなくなる可能性があります。

周りの大人(先生など)に相談し、解決できるようにしましょう。
 

問題行動に関しては、何度も言い聞かせるなど時間が掛かることが多いのですが、子供の気持ちを理解し減らしていけるようにアプローチしていきましょう。
 


まとめ

子供が人を傷つけてしまうのは、親としても悲しいことです。
 

私は子供が問題行動といわれることが繰り返していたときには『どうして分かってくれないの』と感じることがありました。

ただ、子供の行動に対して叱る毎日を繰り返してきましたが、私たち大人に何かの思いや意味があるように子供の行動にもあると考えたときに、子供の気持ちを少しずつでも理解し受け入れることも大切なのだと気が付きました。
 

  • 友達の遊んでいるおもちゃで遊びたかった。
  • 一緒に遊びたかったのに遊べなかった。

それを幼い子供の“わがまま”だと言って叱ることは簡単です。
 

お互いに叩きあいのケンカになった時はもちろん先に手を出した方が悪いと思いますが、それでもその子なりの理由があります。

その子の気持ちを受け入れたうえで叩くことが悪いことであること、次に同じことがあった時にはどうしたら良いのかを親子で考えていきましょう。



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