子育て中の悩み

子供が宿題をしない原因!NG発言と子供を動かす声かけのコツ!

ゲームにハマる子供

子供が宿題をしない。

親ばかりがイライラして、ウンザリしていませんか?
 

「宿題は?」
 

帰宅した子供の顔を見ると言っている……すでに“口癖”になってしまっていませんか?
 

「あとでやるよ」
 

「“あと”っていつ?」

こんな会話ばかりだと親はもちろん、子供も嫌になってきますよね。
 

お互いに嫌な気持ちにならずに子供に宿題をやらせるにはどうしたら良いのか考えてみましょう。

Contents

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子供が宿題をしない理由

子供が宿題をしない理由は
 

  • 遊ぶことが最優先
  • 宿題の内容が面倒くさい
  • 学校で勉強してきたのに、帰宅して直ぐに宿題(勉強)に対するモチベーションが上がらない
  • そもそも宿題がある意味がわからない

 

私が塾講師をしていた時に子供から出たのはこんな話でした。
 

つまり、子供たちにとって宿題なんて面倒なもの以外のナニモノでもないのです。


やる気を奪う親のNG対応

面倒だけど、これから宿題やろうかな?

そんな時に聞こえてくる親の声……「宿題やったの?」
 

自分が子供の立場ならどうでしょう?

少し出てきたやる気もどこかに吹き飛んでしまいませんか?
 

子供が宿題に取り組んでいる時、あなたはどんなことをしていますか?

「そこ、計算間違っているわよ」

「もっと丁寧に書きなさい」

そんなことを言っていないでしょうか?
 

自分が一生懸命に取り組んでいる時に横から口出しをされたら……。
 

そんなつもりは無くても、子供のやる気をそいでしまっているのは実は親だった!ということがあります。

子供を動かす声かけのコツ

子供の宿題を見る親

では、親は子供の宿題にどう関わっていったら良いのでしょうか?

子供の性格なども考えながら、声かけをしてみましょう。
 

体を動かすことが好きな、遊ぶことが最優先な子供

遊ぶ約束をしてきた子供に

「宿題が終わってから遊びに行きなさい」

と言うよりも、遊びから帰宅したら宿題に取り組む方が良いと思います。
 

現代は塾だったり、習い事だったりと子供が友人と遊ぶことのできる時間はかなり減っています。

学校からの帰宅時間も学年が上がるごとに遅くなります。
 

特に小学生には友人と過ごす時間も勉強時間に等しく貴重だからです。

日が暮れてしまっては遊ぶことはできません。
 

たっぷり遊んできて、宿題や翌日の支度に取り掛かるほうが集中もしやすかったりします。

夕食前の時間に集中して宿題に取り組む!などと決めておきましょう。
 

ダラダラして、なかなかモチベーションの上がらない子供

ノートを広げてもダラダラと時間を過ごしている。

そんなときは勉強にもウォーミングアップが必要です。
 

体を動かす前に軽くウォーミングアップをするように、勉強に取り組む前には簡単な問題から入ったほうが良いときがあります。
 

1桁の足し算など、子供が「簡単!」と感じる単純な問題を5問くらい用意して宿題の前に解かせてみます。
 

「簡単だよ」

と子供がやり終えたときに

「すごいね!こんな短時間でできたね!」

とほめて、花丸を5つと100点と書いあげましょう。
 

そして、「ついでに宿題もやっちゃおうか!」と言ってみましょう。
 

ちょっとした達成感がやる気スイッチを入れることは脳科学的にも理にかなっているといわれています。
 

その子に応じたウォーミングアップ問題を用意し、達成感からのやる気スイッチを入れ、勉強のエンジンをかけてあげるのです。
 

「宿題やりたくない」「宿題なんて面倒」という子供

 

「宿題やりたくない。疲れた~!!」

と学校や習い事から帰宅した子供が言ってきたときに親が

「何言ってるの?宿題なんだからやりなさい!」
 

こんな答えではやる気のでる子はいないと思います。
 

「宿題あるよね。疲れているのに大変だね。嫌になっちゃうよね」

と言い、最初に共感してあげることが大切です。
 

親が共感することによって、子供は自分の気持ちを理解してくれた!と安心できます。
 

そのあとに

「大変だけど一緒に頑張ってみようか」

「手伝ってあげるから、ちょっとだけやろうか」

という言葉をかけてあげましょう。
 

子供の感じている負担は軽くなるはずです。
 

ポイントは

「一緒に」

「ちょっとだけ」

「頑張ろう」

と親が共に向き合うことで、子供の感じている負担を軽くしてあげましょう。
 

反抗期を迎えた子供に対しての声かけ

もう付きっきりで宿題を見てあげるということが難しい反抗期を迎えた子供に対しては、子供に“自分が机に向かう時間”を決めさせることです。
 

自分で帰宅後のタイムスケジュールを組ませ、その通りに行動できることが理想ですが、そう上手くいかないときには

「夕食の準備の都合があるから教えてほしいんだけれども……今日は何時から勉強する予定?」

と家事の段取りのためのように聞きます。
 

「○○したらやる」「○時くらい」

と返事があったら、自分で予定を立てたようなものです。
 

その時間になったら

「そろそろ勉強の時間じゃない?」

と声をかけてみましょう。
 

親に命令されたわけではなく、自分で決めたことなのですから「やらなければならない」という意識が働きます。


最後に

小学生の宿題は、特に低学年のうちは親が関わって手伝ってあげることが大切です。
 

学年や子供の実態に応じては

・一緒にやってあげる必要がある

・終わった宿題をチェックするだけでも良い

のどちらなのかを判断し、課題などに応じても宿題のサポートをしましょう。
 

そして、勉強に取り組める状況を親が作ってあげることです。
 

1つは

「将来は○○になりたい」

という遠い将来の夢や、

「通知表の“よくできる”を増やす」

といった近い将来のめあてなどの目標意識を持つこと。
 

もう1つは、勉強面の小さな成功(リトルサクセス)を積み、勉強は楽しいものだと思えることです。
 

そして、

「その日にやることリストを書く」

「次に何をするのかが“見える”ようにする」

という学習環境も整えていきましょう。
 

もし、宿題の量や課題が子供に合っていない場合などは、先生に相談をしましょう。

漢字の書き取りの量を減らしてもらったり、親が蛍光ペンで書いた上をなぞらせることをあらかじめ先生に了承していただくようにお願いするなど、その子に応じた指導や対応をお願いしてみましょう。
 

手伝うときは叱りながらではなく、触れ合いの機会にして親も楽しみながら取り組んでください。



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