母乳の色が左右で違うという経験をした人は結構少なくないのです。
片方は白っぽいのに、片方は濁ったような白色だったら栄養はあるのかと心配になってしまいますよね。
実は、母乳の色によって栄養価が違い、そして味が違うこともわかっています。
では、正常の母乳の色はどんな色なのでしょうか。
今回この記事では、左右で母乳の色が違う原因と、母乳の色で注意しなければいけないことをまとめてみました。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
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母乳の色が左右で違うのはどうして?正常な母乳の色は?
母乳の色が左右で違うと、びっくりしてしまいますよね。
母乳の色というのは、古くなってしまうとどんどん濁ったような色に変化してしまうことがわかっています。
このことから、考えられることは
「左右均等に授乳することができていない」
ということ。
吸われていないほうおっぱいの母乳は、どんどん古くなってしまい母乳の色が濁っているために、左右の色が違くなっていたと考えられます。
では、母乳の正常の色とはどのような色なのでしょうか。
一般的に一番栄養があっておいしいといわれている色が「青みがかかった白色」です。
この色は母乳の中でも理想的な母乳の色とされており、質感も普通の母乳に比べてさらっとしているのが特徴です。
この色は一番おいしいとされていますが、この他にも
- 「黄色味を帯びた白色」
- 「片栗粉を溶いたような白色」
などをしている色もおいしい母乳の色とされています。
逆に注意したい色もあります。
それは、
- 「黄色」
- 「黄緑色」
- 「オレンジ色」
です。
この色の母乳が出た場合、一番に疑われることは乳腺炎です。
乳腺炎というのは、おっぱいが炎症を起こしてしまい激しい痛みを伴う授乳中のママによく起こる病気です。
この色が出た場合は、乳腺炎を疑い痛みがひどくなるようなら早めに病院に行くようにしましょう。
出が悪い方の乳腺炎を防ごう。マッサージや搾乳の仕方
では、乳腺炎にならないためにはどうしたらいいのでしょうか。
そのためにできる対策や、なってしまった場合のマッサージ方法を少しご紹介します。
乳腺炎は乳腺が詰まって、炎症が起きてしまうことから発症してしまいます。
したがって、一番予防法と言えるのが、赤ちゃんにおっぱいを頻繁に飲んでもらうこと。
頻繁に飲んでもらうことによって、乳腺が詰まるということがなくなるので乳腺炎を防ぐことができます。
場合によっては、赤ちゃんがお腹いっぱいで飲んでくれないということもありますが、その場合は残った母乳を搾乳するなどして余すことなく絞り出すようにしましょう。
また、乳腺炎を防ぐことに食生活が大きくかかわってくることがわかっています。
糖分や脂肪の多い物を摂取しすぎると、乳腺が詰まる原因になります。
授乳中は、お肉などのたんぱく質や野菜を中心にした食生活を心がけることで、乳腺炎だけではなくおいしい栄養のある母乳を出すことにも効果があります。
しかし、これらに気を付けていても、なにかしらのトラブルで乳腺炎になることもあります。
そんな時におすすめしたいマッサージは「しこり圧迫法」とよばれるものです。
乳腺炎でできたしこりを圧迫することで、しこりをなくし乳腺炎を緩和することができます。
やり方としては、しこりの部分に小指の付け根の下、手首のすぐ上の手のひらをあて、しこりを背中の方へグッと押します。
この時に、しごかないということがポイントで、しこりを押して散らすとイメージでやってみましょう。
ただし、あまり我慢できないような痛みであるならば、自分でマッサージをするよりも病院へ行くことをおすすめします。
赤ちゃんに左右均等に飲んでもらう授乳の仕方は?
赤ちゃんに左右均等に飲んでもらうには、左右の授乳時間を均等にすることが大切です。
右のおっぱいを3分あげたら、次は左を3分というようにどちらか片方のおっぱいだけを授乳することがないようにしてください。
たとえば、右だけを赤ちゃんがお腹いっぱいになるまであげてしまったら、もちろん左のおっぱいは吸ってくれませんよね。
そうなってしまうと、片方の母乳が古くなってしまうと同時に、ひどい場合だと乳腺炎を引き起こす原因にもなります。
ある程度お腹いっぱいになる前に、左右を交代するということが大切です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
左右で母乳の色が違う場合は、どちらかの母乳が古くなっている可能性があるということがわかりましたね。
古くなった母乳は赤ちゃんにとっての栄養価がガクっと下がってしまうのと同時に、味の質も落ちてしまいます
正常でおいしいといわれる母乳の色は
- 青みがかかった白色
- 黄色味がかかった白色
- 片栗粉を溶かしたような白色
注意したい色が
- 黄色
- 黄緑色
- オレンジ色
この色になった時は、まず乳腺炎を疑いましょう。
乳腺炎にならないためにも、普段の食生活やこまめに授乳したりすることが大切です。
また、ストレスをためないことも重要な予防法なのですよ。
育児はストレスがたまることも多いと思いますが、適度にストレス発散もして育児を楽しめたらいいですね。
この記事があなたの役に立つことを祈っています。
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