子供のケガ

子供に多い自転車事故のパターン!注意すべき危険ポイントは?

自転車

小さな頃はママの自転車に一緒に乗っていたわが子も、幼稚園や小学生になると、自分で自転車をこいでお出かけするようになります。

そんな子供の成長を嬉しく思う反面、やっぱり気になるのが自転車での事故

  • 一時停止せずに急に飛び出したり
  • 信号をよく見ていなかったり
  • 車がつっこんできたらどうしよう

・・なんて心配なことばかりですよね。
 

うちの息子が自転車に乗れるようになったのは、5歳の誕生日をすぎた頃でした。

もともとストライダー(ペダルのついてない自転車)に乗っていたことあり、補助輪もつけずに3日後には乗れるように。

最初はそんなに早く乗れるようになるなんて、ストライダーのおかげだわ、練習に付き合う手間がはぶけたな、くらいの気持ちで呑気に考えていたのですが・・・。
 

本当に「乗れる」だけで、のちに不安にかわっていくことになりました。

  • 乗るのが楽しくてスピードをだして暴走する。
  • おそろしいことに前しか見ていない。右左も見るという概念がない。
  • 公園でお友達と競争しようとして、無茶なスピードでお友達の横ギリギリを走ろうとする。

「乗れる」んだけど、マナーもへったくれもない・・。

いつか絶対事故するんじゃないか・・?というくらいの無茶ぶりな乗り方で、見ているこっちの寿命が縮まりました。
 

やっぱり乗るなら安全に楽しく乗ってもらいたいですよね。

ここでは子供が自転車に乗るときの注意点や、大人と一緒に並走して走るときのポイントなどについてまとめてみました。
 

Contents

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子供に多い自転車事故のパターンや危険なポイントは?

自転車
 
警視庁が発表しているデータによると、子供の事故発生状況は次のようになっています。

  • 出会い頭での事故・・・62%
  • 左折時のまきこみ事故・・・10%
  • 右折時のまきこみ事故・・・7%
  • 正面衝突・・・4%

 

ダントツで出会い頭の事故が多くなっていますね。

これは信号を見ていない、飛び出しなど子供本人の安全確認不足によるところが大きくなっています。
 

また、自転車の事故が多く発生している場所

  • 交差点
  • 公園や住宅街などから道路に出るとき

とあり、安全確認がまだ不十分な子供にとって見通しの悪い状況は大変危険です。
 

ちなみに小学生男子の事故発生率は、女子に比べると約2.6倍も高いそう。(!)

動きまわるのが大好きな活発男子は、特に気をつけたいですね。


子供が自転車を安全に乗るための注意点は?

自転車
では、子供の安全のために、親ができることはどんなことがあるでしょうか?
 

子供の身体にあった自転車を選ぶこと

子供はあっという間に大きくなるので、洋服や靴と同じように自転車もついつい大きめを選びたくなりますよね。

しかし、それは危険です。

  • 自転車が大きすぎて足のつま先しか地面に届かない
  • 反対に小さすぎて運転がしにくい

などはどちらも安全には乗れません。

そのときの年齢や身体にあったサイズのものを選ぶようにしましょう。
 

以下の表が目安になります。

  • 2-3歳(80~105cm):12インチ
  • 3-5歳(91~108cm):14インチ
  • 3-6歳(98~119cm):16インチ
  • 4-8歳(103~125cm):18インチ
  • 5-9歳(111~135cm):20インチ
  • 6-11歳(116~146cm):22インチ
  • 7歳以上(122~154cm):24インチ

年齢だけでなく、子供一人一人によって身長や体格もちがうので、トータルでみることが大切です。

一番いいのは、自転車を買うときに必ず試乗すること。

タイヤの大きさが一緒でも、メーカーによっては乗り心地や座ったときのハンドルまでの距離などちがうので、子供が乗ってみて違和感なく走れるかをみてあげてください。
 

息子の自転車を買うときも、事前にネットで候補をいくつか見ておき、実際にお店で試乗してみて乗りにくそうなものは候補から外しました。

当時5歳だった息子、身長が106センチの体重16キロ。

16インチを買うか、18インチを買うかで悩みましたが、試乗してみて18インチでもサドルを一番下に下げれば足の裏が地面にべったりとついたので、18インチを購入しました。
 

現在は小学一年生で、身長は123センチ。

18インチでもまだまだ乗れそうなので、3~4年は乗れることになりますね。
 

自転車に乗るときは必ずヘルメットもかぶることを徹底する

自転車を選ぶときにぜひ一緒に購入してほしいのがヘルメット!

道路交通法では“保護者は13未満の子供にヘルメットをかぶらせるよう努めなければならない”と定められています。
 

自転車の事故で死亡した70%の人が、頭に致命傷を負っているという現状・・・ご存知ですか?

大切なわが子を守るためにも、子供に「自転車に乗るときは、必ずヘルメットをする」ことを教えてあげてください。
 

交通ルールをしっかりと教える

自転車やヘルメットを整えた上で、やはり一番大事なのは子供自身が交通ルールを理解して乗ることです。

  • 信号の見方を覚える。
  • 見通しの悪い交差点や道路に出るときは一時停止。左右確認してからゆっくり進む。
  • 雨上がりの道はすべりやすいので、スピードを出さない。
    (特にマンホール、排水溝、段差、踏み切りの線路の溝に気をつける)
  • 友達と並んで走らない。

など、実際に自転車で走ってみてわかることも多いので、お子さんが自転車に乗れるようになったら、気をつけるポイントを一つ一つ確認しながら乗ってみることをおススメします。

子供と自転車を並走するときのルールは?

自転車
 
親子でそれぞれ自転車に乗るときに、

  • 親が前で子供は後ろからついていく
  • 子供を前に行かせて、親は後ろから見守る

のどちらがよいのか迷いませんか?

これは両方ともに意見が分かれるようです。
 

「親が前、子供は後ろ」の場合

  • 親は子供の様子をあまり見れないから、子供が遅れがちでも気づきにくい。
  • 子供は親についていこうと必死になるので、周りに注意が行きにくくなる。前しか見ていなかったり、スピードを出しすぎて危険。

 

「子供が前で、親は後ろ」の場合

  • 子供の注意が後ろの親に行きやすいので、前をあまり見ず危険。
  • 後ろから声をかけると急に振り向いて転びやすくなる。
  • 信号をよく見ておらず赤でも進もうとしたり、見通しの交差点で飛び出そうとする。

 

ちなみにわが家では、親が前で子供が後ろのパターンです。

理由はうちの子はスピードを出したがる、一時停止がまだできず「止まって!」と声をかけた時点で急には止まれない、とまだ前を走らすには不安が多いので、後ろからついてこさせるようにしています。

どちらがよいかは子供の性格にもよるかもしれませんね。


まとめ

子供が小学生になると、一人で自転車に乗って行動することも増えるので特に気をつけたいのが

  • 見通しの悪い交差点は一旦停止すること。左右を見て車が来ていないことを確認してから進む。
  • 公園やお友達の家から帰るときも、道路に出るところは特に気をつける。
  • 信号を渡るときに、車に巻き込まれないように注意する。

これらの点になります。
 

大切なわが子、気をつけながら楽しんで自転車に乗ってほしいですよね。

乗るのに慣れてくると安全確認も怠りがちになってくるので、お天気のいい日には親子でサイクリングに行くついでに、子供が自転車に乗ってる様子をみてあげるといいですね。
 

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