ある日のこと。
「ママ~!これ、甘くておいしいよ!!!」
そういって、子どもが何か持って走ってきました。
「おいしいから、ママも食べてみて!!!」
目をキラキラさせて、突き出したそれは・・・。
かじりかけのティッシュぺーパー!Σ(゚Д゚)
「なにこれ!食べちゃったの!?」といいつつも、半信半疑でなめてみると・・・。
確かに甘い(;゚Д゚)
「まだあるから、それはママにあげるね(*^_^*)」
と、2枚目を取りにいこうとする我が子を、あわてて止めました!!
え~!最近のティッシュって、みんなおいしいの??
ティッシュなんて食べてしまって、体に害はないんでしょうか。
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ティッシュを食べると害がある?病気になる?
ティッシュの原料は、パルプです。
そこに、
- 水に溶けにくくするためのノリ(樹脂)
- 保湿成分のグリセリンやソルビット
などが添加されています。
ティッシュは、それ自体が甘いわけではありません。
そこに添加されたグリセリンやソルビットなどが、甘さの正体です!
保湿成分を含むティッシュは、ほんのり甘い味がするため、ついついクセになっちゃうお子さんもいるようですね(;´∀`)
他にも、白くするための漂白剤や、ものによっては枚数のカウントやキャラクターなどの柄をつけるための着色料も!!
ティッシュは、少量を誤飲しても、特に心配はいらないと言われています。
ですが、できれば食べない方がいいのは、見ての通りです。
また、大量に食べてしまうと、次のような症状や病気につながることもあります(;゚Д゚)
窒息
ティッシュは、トイレットぺーパーとは違い、水に溶けにくく作られています。
そのため、小さいお子さんなどが、一度にたくさんのティッシュを口に入れると、ノドに詰まらせる危険があります。
窒息は命に関わる場合もありますから、気をつけましょう!
腸閉そく
ティッシュは、簡単には水に溶けません。
ですから、ティッシュを飲み込んだ場合、お腹の中でもあまり繊維がほぐれず、そのまま便と一緒に出てくることが多いようです。
ちゃんと出てくればよいのですが、一度にたくさん飲み込んだ場合は、塊のまま腸に詰まってしまうことが心配されます。
実際に、ティッシュの食べすぎが原因で、お腹の手術をしなければならなくなったワンちゃんの話なども聞きますから、こちらも注意が必要です。
ティッシュを誤飲する理由と対処法~赤ちゃん編~
赤ちゃんがティッシュを誤飲する理由!
味覚が完成されていない赤ちゃん。
初めの内、赤ちゃんが
- 「おいしい」と感じるもの
- 「もっと欲しい」と思うのもの
などは、エネルギーになる「甘いもの」です。
一方、カゼや花粉の時期に嬉しい、柔らかいティッシュには、保湿成分由来の甘みが感じられるものが多いですよね!
薄くて柔らかいティッシュは、歯のない赤ちゃんたちにもモグモグしやすいんですΣ(゚Д゚)
なんとなく手に触ったから、にぎってみた―――。
とりあえず、口にいれてみた―――。
味が気にいれば、誰かが止めるまで、そのまま延々としゃぶり続け、食べてしまうこともあるでしょう。
また、赤ちゃんには、しゃぶりやすい大きさと形状があります。
おすわりやハイハイができるようになると、赤ちゃんはいろいろなものを口に入れてしまい、目が離せませんよね。
赤ちゃんそれぞれの好みもありますが、一般に、
- にぎりやすい
- 口に入れた時、しっくりくるサイズ感
- 舌触りが良い
などは、繰り返しターゲットになりやすいと言えそうです。
丸めた保湿ティッシュは、まさにうってつけかもしれませんね(;^ω^)
赤ちゃんのティッシュの誤飲を防ぐ対処法!
ティッシュの味を覚えさせない
赤ちゃんにとって、食べることは毎日の最重要事項です!!
まずは、「ティッシュ=おいしい」と思わせないことが大切ですね。
赤ちゃんの毎日のお世話にも、ティッシュやおしりふきなどの紙類はとても便利です。
でも、赤ちゃんの手が届く範囲には置きっぱなしにしないようにしましょう。
とはいえ、あまり遠くに置くのも不便です(^^;)
まだ動き回れない間なら、念のため、
- マグネット式のフタがついているボックスティッシュケースなどを使ったり
- 箱をさかさまにして置くようにしてみたり
するのも、一つの方法かもしれませんね。
ゴミは、すぐゴミ箱へ
うっかりしがちなのが、使ったティッシュの置き忘れ!
赤ちゃんとの時間は、気を取られることも多く、ママたちは大忙し\(◎o◎)/!
つい汚れをふいたティッシュを置きっぱなしにしてしまうこともありますよね。
丸めたティッシュは、赤ちゃんにとってボールと大差ありません。
普段見慣れていない分、新鮮な驚きと興奮がわき上がり、ティッシュめがけて一直線!!
使用済みのティッシュは、使用前のものより、もっと食べさせたくないものです。
ゴミは、すぐゴミ箱へ!
できればフタつきのゴミ箱がオススメです♪
ティッシュを誤飲する理由と対処法~ペット編~
ペットがティッシュを誤飲する理由!
味
私たちヒトと同じように、ペットにも、それぞれ味の好みがあります!
それは、「猫だから」、「犬だから」、というものだけではありません。
ティッシュではありませんが、私が昔一緒に暮らしていた猫は、メントールが大好きでした!!
肩こりに塗るスース―する薬や、湿布薬は大好物Σ(・ω・ノ)ノ!
痛みに負けてそれらを使った日は、腰を下ろした途端にざらざらの痛い舌でペロペロされて困ったものでした・・・。
そんなわけで、ティッシュの味がお気に入り♪になってしまうこともありえます。
特に甘みのあるティッシュは好まれやすいようです。
ご注意くださいね!
遊びやストレス
子猫など、動くものに飛びつかずにいられない無邪気なペットたちにとって、ヒラヒラ揺れるティッシュは、さながら蝶々のよう。
捕まえて、ゲシゲシ蹴って、ガブリ!と噛みつきたくなっちゃいます(^_^;)
本人(?)は甘噛みしたつもりでも、ティッシュはちぎれて口の奥に入ってしまうかもしれませんね。
またペットは、しっかり遊んであげないと、さみしさから妙なものを食べるようになることがあります。
普段かまってあげない飼い主さんが、ティッシュを食べた時だけ叱るというのもよくありません。
「ティッシュを食べれば気にしてもらえる!!」という、誤った認識を与えてしまうからです。
この辺りは、さみしい子どもがわざといたずらをして大人を困らせるのに似ていますね(;´∀`)
せっかく家族に迎えたペットです、ぜひ日ごろからたっぷりと愛情を注いであげましょう☆
エサが足りていない
お腹が空いているために、食べられそうなものを食べて空腹をしのいでいる可能性も捨てきれません。
ペットの健康を考えて、食事の量をきっちり管理している場合も、本当にその量でいいのか再度様子を見てみましょう!
ペットにも、それぞれのちょうどいい量があります。
それは、見た目の大きさや、月齢だけで一律に決まるものではありません。
また、普段たくさん食べないのは、好きな味ではないからかもしれません。
求められるままにあげるのは問題ですが、他に理由が見当たらない場合は、エサの種類や量を見直してみるのもいいですね(^O^)
ペットのティッシュの誤飲を防ぐ対処法!
以上のことから、ペットのティッシュの誤飲を防ぐためには、
- おもちゃにされるようなところに置かない
- ティッシュ以外でたっぷり遊んであげる
- 成長に合わせて、エサの量を見なおす
などが挙げられます。
可愛いペットに苦しい思いをさせないために、ペットの気持ちを考えた対処をしてあげたいですね♪
まとめ
ティッシュは、多少食べてしまったとしても、特に問題を起こさずに排泄されます。
ですが、食べない方がいいですし、一度にたくさん食べると窒息や腸閉そくなどの原因になることもあります。
「たかが、ティッシュ」と思わずに、子どもやペットが誤って食べないような対策をしておきましょう(^O^)
うちの子が保湿ティッシュのおいしさに気づいてしまったのは、小学校に入ってから。
中には、大人でもティッシュの味比べなどを楽しんでいる人もいるようですが、オススメはできません。
ちなみに、ヤギや羊にティッシュを食べさせるのもNGです。
様々な添加物の混じった紙類は、ヒトやペットのみならずどんな動物のエサにもなりません!
動物園の人懐こいヤギさんに、手に持ったティッシュをあむっと食べられたりしないようにしてくださいね(^-^)
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