生後10か月の赤ちゃんの成長と言っても、どんなことが出来るようになっているのでしょうか。
我が子が順調に成長しているのか不安。
気になる身長と体重、活発に動きはじめた赤ちゃんの育児のポイントまでをまとめてみました。
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生後10ヶ月の赤ちゃんの成長
発育や発達などの成長に個体差が出てくるのが、生後10か月頃の赤ちゃんです。
赤ちゃんは4か月頃から首が座りはじめて、生後6か月頃にお座りが出来るようになる時期だと言われています。
ここまではある程度同じ月齢の子と成長の足並みが揃っている傾向にあるようですが、生後10カ月頃の赤ちゃんとなると、成長に差が出てきます。
「うちの子、まだ○○しないけど大丈夫?」などと、他の子と比較して、不安に思うママさんも多いのではないでしょうか。
体の動き
この頃出来るようになっている体の動きとしては、腕と足の力で這いずり回る動きのずりばい、はいはい、つかまり立ち、伝い歩きまで出来る赤ちゃんもいます。
男の子・女の子、体の大小を問わず、それぞれのようですね。
少数派ですが、早くも歩き出す子もいるようです。
離乳食
離乳食に関しては、初期、中期、後期、完了と段階がありますが、生後5・6か月からでだいたいの赤ちゃんが初期は完了している頃でしょう。
離乳食の進みもバラバラですが、中期~後期の子が多いようですね。
我が家の娘は、保育園に通っていたので他の子の情報を知る機会がありましたが、10か月の娘に対して、1歳1か月のクラスメイトと同じ段階の“後期”の離乳食まで進んでいました。
離乳食を食べてくれなくて色んな工夫をするママさんや、普段食べてくれても“食べむら”がある子もいます。
“食べむら”とは、食べる時、食べない時の“むら”が出ることで、毎回同じペースで食べてくれなくなります。
我が家の娘も、1日ほとんど食べなくなってしまった日がありました。
たまたま体調を崩していたので小児科を受診したのですが、「食べむらもあるし何となく体調が悪いと赤ちゃんも食が悪い時があるから、ミルク飲めれば大丈夫」と言われました。
ミルクも飲めないようだと別問題ですが、離乳食はお子様の成長に合わせた進め方が必要な時期と言えるでしょう。
指先の発達
指先が器用になってきて、うどんやおにぎりを掴んで食べられるようになっている子もいます。
ラップを使って小さなおにぎりを作ってあげて、うまく食べられるか練習してみると良いかと思います。
一方で、指先は発達していても、まだドロドロの離乳食じゃないと食べられない子、離乳食をあまり食べない子もいますので、無理におにぎりを食べさせる必要はありません。
遊ぶおもちゃも、0歳は細かく月齢別に販売されていますが、8カ月頃から指先の運動を促すおもちゃが出ています。
我が家の娘の場合は、8カ月頃にすぐに指先の運動を促すおもちゃを買ったのですが、10か月頃になってもただお口に入れるだけ。
1歳近くでやっとおもちゃの目的とする指先を使った動きをするようになりました。
歯の生え方
歯の生え方もそれぞれで、10か月頃には上と下の前歯が揃う子もいます。
歯そのものは6カ月頃から生え始める子が多いようですが、調べてみると生後3か月から生え始める子もいるそうですから、必然的に成長もばらつきますね。
我が家の娘が10か月頃、ちょうど全身麻酔をする手術をすることになっていたので、全身麻酔の場合は歯科検診が必要で、はじめての歯医者さんに行ってきました。
下2本の前歯が生えていて、上は前歯2本を残してその左右から生えはじめていましたので変な感じがしていましたが、「こういう子もいます!」とのことでした。
調べてみると、下の前歯2本、上の前歯2本から生えはじめが多いようです。
私は知識がないながらもちょっと変な生え方のように見えたのですが、我が娘のパターンでもそれぞれなので問題ないようです。
発する言葉と理解力
※画像はジョークです。
言葉も活発に出てくる時期で、「あー」、「おぅ」、「まま」、「まんま」などの短い単語であれば言えるようになってくるそうですが、まだあまり声は発しない子もいるそうです。
この言葉の意味も理解できている場合があり、「ママ」でお母さんのことを指していることがわかっている子もいます。
我が子の場合だと、「まんま」でご飯が食べられると理解している時期なので、積極的に「まんま食べようね」などと話しかけると良いそうですよ。
健康診断
生後10か月と言えば、10か月健診です。
だいたいの市町村の保健センターで行われているのではないでしょうか。
この健康診断の会場で周りの赤ちゃんを見渡すと、体のサイズから出来るようになっていることまで目に見えて違っていることが、我が子を通してわかりました。
保健センターの医師が相談にものってくれるので、気になることは是非聞いてみると良いと思います。
専門的な観点で、発達障害などの病気の意味で成長に問題がないか確認してくれますし、気になることがあれば経過を診てくれるので、安心できると思います。
生後10ヶ月の赤ちゃんの成長が遅い時は?
我が家の娘が10か月の頃の成長は?というと、遅い方で、まだずーっと座っている子でした。
遅いと感じたのは、保育園に通っていたので一目瞭然に他の子と比較出来たからなのですが、とっさに不安になってネット検索したものでした。
生後10か月の赤ちゃんの成長は個体差が出てくる月齢ですが、本当に遅い場合は病気などが心配ですよね。
我が家の娘の場合10か月健診時に、腕と足の力で這いずり回る動きのずりばいという動きをしないことから、念のため足の関節に問題がないか診てもらうことになりました。
保健センターの医師から、“子ども心身発達支援センター”という専門機関の医師へ紹介状が出され、別のところで診てもらう形でした。
他にも、発達障害など疑わしい場合もあるそうですが、いずれにしろすぐに判断できるものではないようなので、経過を診るそうです。
ちなみに我が家の娘は、この“子ども心身発達支援センター”に紹介状を持って行ったその日、なんといきなり“はいはい”をして、問題ないことがわかりました。
わざと子供から離れてどうやってお母さんに歩みよるか見てみましょう!という医師の試みで、娘はあまりの必死さからか“はいはい”が出来てしまったというオチでした。
遅いなと感じても、とある日急に出来る日がくるのが生後10か月の赤ちゃんですね。
成長や発達が気になる場合は、かかりつけの小児科や、保健センターの健診を活用して、問題のない成長かを相談してみることをおすすめします。
生後10ヶ月の赤ちゃんの平均身長と体重
お子様がいらっしゃるママさんはお持ちの母子手帳ですが、身長と体重の発育曲線という表が載っているはずです。
私の娘の母子手帳がありますので、参考までに紹介してみたいと思います。
女の子の平均は、身長66~75cm、体重6.8~9.9kg
生後10か月頃の赤ちゃんの平均は、男の子の方が大きく、女の子の方が小さい傾向にあるようですね。
この数字だけ見てしまうと、かなり幅があるように思うのは私だけでしょうか。
10か月健診の会場に行くと、結構大きめに見える子でも標準範囲で、結構小さめに見える子でも標準範囲ということになるということに驚いて帰ってきた記憶があります。
生後10か月の赤ちゃんの育児のポイントと1日の過ごし方
生後10か月の赤ちゃんは、動いて遊べるようになっている子、まだお座りの子と、成長がそれぞれになってきます。
離乳食も進み具合が違いますが、つかみ食べを始める子は柔らかく茹でたスティック野菜などを取り入れて、自分で食べることにどんどん挑戦させてあげましょう。
手遊びが出来る子は、大人がパチパチ手を叩くのを真似ることが出来たり、嬉しい・楽しい感情を手を叩いて喜ぶようになる子もいます。
出来るようになったことをどんどん伸ばしていくことと、まだ出来ないことの練習を組み込んで、その子に合った育児をすることがポイントとなる時期なのではないかと思います。
はいはいしたり歩いたりの移動が出来る赤ちゃんは、身の回りに危ないものがないか注意が必要です。
また、どこへでも好きに動けると目を離せませんので、基本的には赤ちゃんの手の届くところには危険なものを置かないようにお部屋のチェックも必要ですね。
時に危ないこともするので、やってはいけないことを、「ダメよ!」などと、簡単なワードでいつも同じように注意することで、理解できてくる時期でもあるようですよ。
生後10か月の赤ちゃんの生活リズム
生後10か月頃になると、生活リズムが安定してくる子が多いようです。
我が娘は保育園に通っていたので、必然的に1日の過ごし方が決まっていました。
ただ睡眠についてはその子その子によって体力も違うため疲れてすぐ寝ちゃう子もいます。
保育園でもご飯の時間以外なら眠そうな子は寝かせる方針の園でしたので、私もそれに習って1日過ごしていました。
ちなみに、私の娘の場合だと、だいたいこんな感じの1日でした。
時間 | やること |
---|---|
朝4半時~6時 | 起床、ミルク |
8時半 | 登園 |
8時半~10時 | 朝寝 |
10時半 | 離乳食 |
11時~12時 | 遊び(天気が良ければ園庭で外遊び) |
12時~14時 | お昼寝 |
14時 | ミルク |
15時~18時 | 室内遊び、又は、眠い時は夕寝 |
18時 | 帰宅 |
18時半 | お風呂 |
19時 | 離乳食 |
20時 | 就寝 |
保育園に通っていない子は、お散歩で外に出たり、公園で遊んだり、五感が刺激を受けるような日中を過ごすことで、夜しっかり眠ってくれるそうです。
そろそろ子育てサロンデビューも!
お住いの地区の児童会館や支援センターで行われている、子育てサロンもおすすめです。
今まではただ寝ているだけの“ねんね”ばかりの赤ちゃんも、活発に動けるようになってきます。
おもちゃがたくさんありますし、はいはい出来る子だと広い体育館で思いきり体を動かせます。
他の子と触れ合う機会もあり、ママ同士がコミュニケーションをとることもできますので、一度足を運んでみると良いかと思います。
まとめ
生後10か月頃の赤ちゃんは、個体差が出てきます。
よその子と違いが出てきやすい月齢になり、不安に思うママさんも多くいらっしゃるのではないかと思いますが、焦らずゆっくり見守ってあげる時期です。
10か月だからここまで成長をしている、これが出来るようになっているべき!、などという枠にははめられない月齢というですね。
この時期から、目を離している間のケガや事故が増えてくるようですので、お子さんの安全に気を配り、成長に合わせた配慮が必要です。
我が家の娘は、生後10か月頃で発達こそ遅めで動き回って危ないということはありませんでした。
ところが、食事の準備中にはじめてのつかまり立ちが出来るようになっていて、危険が一気に増しました。
よりによって、食卓の“熱々のお味噌汁”に手を出し、ひっくり返したことがありました。
熱々だったため火傷してしまい痛い思いをさせてしまったので、今度から危険な可能性がある熱いお味噌汁は作らなくなりました。
この時期の赤ちゃんはどんな成長をしてくれるのか本当にわかりませんので、突然の「はじめて○○が出来た」が起きます。
うちの子まだ出来ないから大丈夫だと過信せず、お子様の成長にあった配慮が必要ですね。
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