子供が園や学校に通いだすと子供同士だけで仲良くなるお友達ができます。
それは子供のことを想うと本当にいいことで喜ばしいことですよね。
休日に予定を合わせて一緒に遊んだり、お家へ招いたり、お出掛けしたりと家族ぐるみで仲良くすることも結構あることだったりします。
ある程度大きくなってくると子供だけで遊びに行くことも増えていくでしょう。
そして長期の休みになると仲のいい子供同士で「お泊り会」なるものが企画されるようになってお友達の家へ泊りに行くということもしばしば増えてくるのではないでしょうか。
誘ってもらえることは嬉しいし子供も行きたいと言うでしょうが、お泊り自体が初めてだったり相手のお家にご迷惑を掛けてしまわないかで心配になることがたくさん出てくるんじゃないかと思います。
そこで今回はお友達の家でのお泊りで気をつけたいマナーやなどについて書いていこうと思います。
Contents
スポンサーリンク
子供が友達の家に泊まるときのマナーと注意点は?
なんと言ってもこれが一番気になりますよね。
お友達との様子が見られるだけでなく、自分の子供も普段どうやって人と接しているのかが見られるのでいいチャンスだとは思います。
しかし自分の子供の外での姿を目の当たりにしてしまうと違う機会にお泊りに誘われた時に「本当に行かせてもいいのだろうか」とためらってしまう場合もある様です。
いくら子供同士の仲が良くてもお泊りはお伺いしてからお迎えに行くまでの間、ずーっと一緒にいるので良いところよりも悪いところが目に付いてしまうのは仕方のないことです。
でもほとんど半日~1日の間お世話になるので、お友達のご家族に悪い気分や良くない印象を持たれるのは避けたいことです。
そこで子供に注意しておいて欲しいことやマナーを少し挙げてみましょう。
あいさつをしっかりする
人付き合いでは最も重要なことですが、一宿一飯お世話になるにもかかわらずあいさつができないことで出鼻をくじくのは本当に良くないです。
お家に着いたらまずその時間に合ったあいさつと「お世話になります」や「よろしくお願いします」と言える子供にしておきたいですね。
親同士であいさつをするのと子供からお友達の親御さんへ言うのとでは全く違いますし、子供のお友達が自分に対してそういうあいさつをしてきたらそのお友達にはすごく好印象を持ちますよね。
「あいさつは肝心」と昔から言われていますが、あいさつができない子供よりもできる子供の方が好印象を持たれるのは当然です。
物やお手洗いを借りる時などにもしっかりと自分で「貸してください」などのあいさつができるような意識を持った子供にしておきたいですね。
不要なものに触らない
大体の家にあるとおもうのですが、子供に触って欲しくないものって結構ありませんか?
普段リビングに飾ってある写真立てやちょっとしたお花を生けた花瓶など、破損やケガに繋がるものがある場合はむやみに触ることは控えてほしいですよね。
触られないようにしまっておくという考えもありますが、人の家に上がっているのだから子供たちの方が気を付けるべきだと私は思います。
大切にしている物だと思い、勝手に触らないようにできるといいですよね。
普段、自宅でも触って欲しくないものや危ないかもしれないものについて勝手に触らないようにと教えていると思うので、お友達の家にお邪魔する時もそうなんだと教えておきましょう。
どうしても必要があるのなら、お友達の親御さんにやってもらえるようにお願いすることも加えて教えておきましょう。
勝手に部屋に入らない、閉まっているドアを開けない
ここもしっかりと守って欲しいマナーだと思います。
お手洗いや浴室は用事があるので入る時に借りるあいさつをしてから入ればいいのですが、他の部屋は「閉まっている=入ってはいけない場所」だと教えてもいいと思います。
例えば親御さんたちの寝室や仕事の物がある部屋などは入って欲しくないですよね?
入って欲しくないのでドアを閉めている場合が多いと思いますし、その部屋に入る必要性はあまりないと思うので、開けないように教えておきましょう。
食事で好き嫌いをしない
最近はアレルギーのこともあるのであまり強く言えませんが、好き嫌いが多いとお泊りで出してもらう食事も気になりますよね。
食べられないものが多いと相手の親御さんに伝えるのも忍びないですし、だからと言って子供が嫌いなものを無理に食べさせるのはかわいそうにも感じます。
成長してく過程で好き嫌いをなるべくさせないようにしておきたいですし、苦手だけど食べられるようにしておけば相手の親御さんにも「用意した料理をがんばって食べてくれる子供」と思ってもらえるのではないでしょうか。
私ならそう思って「無理しなくてもいいよ」と声をかけてあげたくなると思います。
ただアレルギーで食べられない物がある場合は仕方がないことですし、好き嫌いではないので相手の親御さんにもしっかり伝えて対応してもらってくださいね。
目上の人に対する態度
いくらお友達の親御さんといえどもやはり目上の人です。
親御さんは子供に対してなので親しみを持って砕けた口調でしゃべってくれますが、子供側があまりに砕けすぎては良くないですよね。
子供なので「敬語を使いように」とは言いませんが、汚い言葉遣いはしないように日頃から教えたいですね。
その年齢に合った普通のしゃべり言葉でしゃべることが一番いいと思うので、「~じゃねーよ」などのあまり良くない印象を与える言葉は最初から言わせないように教えておきましょう。
注意点としては自分の持ち物をしっかりと管理させることは重要だと思います。
なくなりやすい物や持ち出して欲しくない物は持って行かせないようにしたり、何をどうやって持って行ったかなどがわかるようになるべく自分で準備させることをしましょう。
お友達の家に遊びに行ったり泊まったりする時に必要なマナーは自宅やお出掛け先でもある程度は必要なマナーに感じるので、成長に合わせて少しずつ教えることができると思います。
いざ誘われた時にその場しのぎで教えてしまうと失敗したりして逆にお友達の親御さんに迷惑を掛けてしまう可能性もあるので、小さい内から順番にしっかりと教えていくことがとても大事なことだと思います。
子供が友達の家に泊まるときの手土産は何がいい?
わざわざお友達が親御さんと相談してお泊りに誘ってくれて、ご飯などお世話になるのですから手土産は必要ですよね。
手土産を持たせるときに考えなければいけないことで、子供同士の付き合いよりも親同士の関係性は最も重要になってきます。
親同士が仲が良い場合はあまり高価な物を持っていくと逆に気を遣わせてしまうことがあります。
私にも経験があるのですが、親同士もお友達のような関係のお家に子供が泊りに行く時にちょっとイイお店のお菓子折りを持って行ったら気を遣わせてしまって、お迎えに行っただけなのにお茶やら何やらでもてなされてしまい、「あんなイイ物もらっちゃって…」と言われたことがありました。
こちらとしては1番最初のお泊りだったり「親しき中にも礼儀あり」だと思って用意したものが、逆に気を遣わせてしまってちょっと失敗したなと思いました。
それ以降もそのお家には毎回の長期のお休みになるとお泊りに行かせてもらっているのですが「ちょっとイイ物」ではなく、子供がみんなで食べられるようにとその辺で売っているお菓子の詰め合わせを子供に持たせるようにしました。
そのくらいがお互い気を遣わなくていい関係性だったんだなと気が付きました。
しかし、親同士が顔見知り程度の場合はそういう訳には行かないと思います。
私は「何事も最初が肝心」と思っているタイプなので、そのお友達の家に1番最初に遊びに行く時は「ちょっとイイ物」を持たせるようにしています。
その方が相手の親御さんにも得した感があるだろうし、考えたくありませんがもし子供が何か些細な失敗をしてしまった時にも対応が違う気がします(苦笑)
ただあまり親しくないと好みやアレルギーなどがわからないので、事前にサーチするかベターな手土産をチョイスすることをおススメします。
ベターな物ならたとえアレルギーがあったとしても「知らないんだから仕方ない」と思ってもらえるので、手土産をこだわるのは少し親しい間柄の場合にした方が無難だと思います。
子供が友達の家に泊まるのは何歳から?
子供だけでお泊りに行くのは親としてたくさん不安になることがあります。
小学生でも自宅から持って行った物をちゃんと家まで持って帰って来られるかどうかも心配ですし、逆に相手の家の物を持って来てしまうのも心配です。
あまりに小さい子供だとトイレや入浴で失敗してしまったり、夜中に不安になって「家に帰りたい」と泣きだすということもよく聞くので、夜も気が気ではありません。
私の子供が通っていた園では年長さんの行事でお泊り会があったので、それをきっかけに年長さんからお友達の家へお泊りに行くことができました。
この行事のように家ではない場所に泊まることが1度できると、子供も「自分はできるんだ!」という自信がつくのでその勢いでお泊りをさせるご家庭も少なくないようです。
でもこのような行事がない園も多くあると思うので、近所に祖父母や親の兄弟が住んでいる場合は練習として何度かお泊りさせてもらうのもいいと思います。
身内だったら多少の失敗も可愛いものだと大目に見てくれますしね(笑)
急にひとりは寂しいかもしれないので、何回か一緒に泊まってからお試しで練習させてみるとリラックスした状態でできるかもしれないですね。
それもできない状況にあって普段の生活で不安が残ってしまう場合は、お泊りをさせない方が親も子供も安心かもしれません。
ただ目安として、あえて「何歳なら大丈夫」というとするならば小学生かなと私は思います。
正直なところ、お泊りができるかどうかは個人差があるので「何歳なら大丈夫!」とは言い切れません。
平気なように見えて実は…っていうパターンもよくあります。
本当にひとつの目安とするならば、教えてもらえれば身の回りのことがなんとかできるようになる「小学生」というのが大きな区切りではないかと思います。
それも個人差がありますし、寂しがりな子供だと泣いてしまったり我慢し過ぎてしまうこともあるので「何歳だから」ではなく「今だから大丈夫」と子供の様子をみて相談しながら決めることが理想かと思います。
子供は「お友達がみんな行くから行きたい」という時がありますが、行きたい気持ちとそれができるかどうかは別の話です。
無理なのに行かせることはたくさんの迷惑を掛けることになって良くないですし、できるのに我慢させることは子供がかわいそうです。
子供の生活態度をしっかり見て、お友達の親御さんとも相談した上でみんなが楽しいお泊り会ができるといいなと思います。
まとめ
「お泊り会」と聞くと子供は楽しいことをするんだろうとワクワクして期待ばかりが強くなりますよね。
そりゃ大好きなお友達と丸っと1日くらいずっと一緒に過ごせて遊びまくれると思うと楽しさしか感じないです(笑)
でもお泊りということはいつも色々お世話を焼いてくれるお母さんや家族は一緒にいないのです。
だからと言ってお友達の親御さんだって「自分の子供+泊りに来る子供」になるので手が回る訳がないのです。
そう、自分のことは自分でやらなければいけないのです!
まずはそのことがしっかりとわかっているかを確認してください。
そして
- 自分の持ち物の管理ができるか
- 大人に対しての態度は失礼じゃないか
- マナーはちゃんと覚えられているか
などの気を付けてほしいことができているかどうかをチェックしてお泊りできるかどうかを相談してください。
楽しいことが大半ですが、ちゃんとしなければいけないこともあるとわかった上で行かせるのが親としてのマナーではないでしょうか。
親も子供も相手の親御さんに嫌な思いをさせないで、「また来てね」と言ってもらえるような楽しいお泊り会ができるといいなと思います。
スポンサーリンク