なにかとストレスがたまる妊婦生活。
たまにはゆっくり銭湯にでもはいって、ゆっくり身体を癒したいとおもう日はありますよね。
しかし、銭湯や温泉で妊婦さんが入っても大丈夫なのでしょうか。
わたしが妊娠だったころは、親から「感染症が怖いから行くな」といわれて、大した理由はわかりませんでしたが、銭湯を利用したことはありませんでした。
妊婦さんは銭湯や温泉にはいってはいけないのでしょうか?
今回この記事では入浴するにあたっての恐れられる感染症や注意することについて調べてまとめてみました。
現在妊娠中で、銭湯や温泉に行きたいけど迷っているというあなたはぜひ参考にしてみてくださいね。
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妊婦中にスーパー銭湯を利用しても大丈夫?
心配なのは「胎児に悪影響があるかないか」ですよね。
結論からいうと、妊婦が銭湯を利用しても胎児に悪影響はありません。
なので、基本的に妊婦さんが銭湯に浸かっても問題はありせん。
しかし、なかには控えたほうがいいと意見があるのも事実です。
特に妊娠初期のころは、「流産」や「破水」の可能性が高く安定していない時期です。
胎児に大きな影響がないとはいえ、
- 水圧による刺激がお腹にかかる
- 衛生面における感染症の不安
などもあります。
そのような危険を考慮して、妊婦さんはお断りという銭湯や温泉もあります。
銭湯に入ったからといって、流産や切迫早産などの発症率に差はないとされていますが、それなりのリスクが伴うのは理解した上で利用するようにしましょう。
心配であれば一度かかりつけの産婦人科に相談するのをおすすめします。
妊娠中にスーパー銭湯を入浴する際に気をつける感染症は?
衛生面では心配になる感染症。
銭湯に浸かる際に気を付ける感染症は以下のとおりです。
レジオネラ菌
このレジオネラ菌というのは、銭湯に限らず川や沼にも存在している細菌です。
これが感染してしまうと、高熱や意識障害など重篤な症状まで引き起こす恐れがあるとてもこわい細菌なのです。
免疫力が弱い子どもや、お年寄りがかかりやすいとされています。
妊婦は免疫力が下がっている時期なので、このような感染症にかかるリスクは十分にあり得えます。
カンジタ菌
妊婦さんの感染症で多いのがこのカンジタ菌。
これは、カビなどの一種で健全な人でも住み着いている菌です。
このカンジタ菌に感染してしまうと膣内のかゆみやおりものの異常があらわれるので、免疫力の下がっている妊婦さんは気を付けなければいけない感染症です。
膣がカンジタ菌に感染してしまうと、赤ちゃんを産むときに産道をとおして子どもに感染してしまう恐れがあります。
高温多湿な環境で異常繁殖する細菌であることから長湯は避けることが必要です。
クラミジア菌
クラミジアは性感染症のひとつで、妊婦さんの3~5%にみられる菌です。
このクラミジア菌に感染すると、おりものの異常や不正出血などの症状が現れますが、症状が軽いことから無自覚な場合が多いのです。
またこの菌に感染してしまうと、「子宮頚管炎」などの病気にまでつながってくるこわい感染症なので、妊婦さんが特に注意が必要です。
トリコモナス菌
この菌は、水場で生きる力が強い菌なのでもっとも注意しなければいけない感染症です。
このトコリコモナス菌に感染してしまうと、膣の炎症や、黄色い泡立つようなおりものが大量にでる場合があります。
流産や早産につながる可能性もあるので、十分に注意したい感染症です。
妊婦がスーパー銭湯に入浴する時の注意点は?
安心して銭湯を楽しむためにもいくつか注意しなければいけないことがあります。
母子手帳を必ず持参する
銭湯で緊急な事態があってもいいように、必ず母子手帳は持参するようにしましょう。
銭湯に限らず、母子手帳を持ち歩くことは大切です。
滑って転ばないようにする
銭湯の床は大変すべりやすくなっています。
転倒から破水や流産の危険につながることも。
お腹が大きくなるとバランスがとりづらくなることから、妊娠後期は銭湯を控えたほうがよさそうです。
長湯しない
お風呂から上がった時に、のぼせて倒れてしまっては大変です。
銭湯によってはお湯が熱めに設定されてある場所もあるので、1回の入浴は10分以内でおさめるようにしましょう。
ちょくちょく休憩をいれ、水分補給をすることが大切です。
熱いお湯は避ける
基本的に妊婦は、42度以上のお湯にはいるとのぼせやすいとされています。
42度以上のお湯は控えるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
妊婦さんが銭湯に入っても胎児には影響がないことがわかりましたね。
しかし、妊娠中は免疫力が下がっている時期なので、衛生面には十分注意しなければなりません。
そして、銭湯を利用する際の注意点として
- 母子手帳を持参する
- 滑って転ばないようにする
- 長湯しない
- 熱いお湯は避ける
これらのことに注意する必要があります。
ストレスもたまりやすい時期ですから、リラックスもたまには必要です。
銭湯に入るにはそれなりのリスクがあるということを踏まえたうえで、利用するようにしてくださいね。
わたしとしては、自己判断ではなく銭湯に入る前に産婦人科に相談することをおすすめします。
この記事があなたの役に立つことを祈っております。
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