虫刺されには様々なかゆみ止めの薬がありますが、その中でも「ムヒ」は定番中の定番ではないでしょうか。
CMでも流れていますしね。
我が家にも常備薬として1本置いてあります。
「ムヒ」は池田模範堂という会社の商品ですが、たくさんの種類のムヒがあるので大人から子供まで多くの人が使えるお薬です。
種類が多いので用途によって使いわけられるぐらいですからね。
しかし、妊婦さんにはいかがなものでしょうか?
妊娠中であれ虫刺されはありますから、かゆみ止めの薬は必要不可欠!
そこで妊娠中でも「ムヒ」は使ってよいものか、そんな疑問を解決しますよ!!
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妊婦の虫さされはムヒを使って良い?使用時の注意点は?
妊娠中は薬には気を使いますが、ムヒの場合は妊婦さんが使用しても問題がない医薬品です。
とはいうものの、医薬品ということには変わりないので次の注意事項を守ってください。
- 広範囲に塗らないこと
- 長時間塗り続けないこと
- ムヒはたくさんの種類があるため成分に気を付けること
この3点の注意事項を守れば、妊婦中の皆さんも安心してムヒを使用してもらえます。
ムヒS
一般的なムヒといったら「ムヒS」はですが、こちらはチューブタイプのかゆみ止めとなります。
ムヒSにはステロイド剤が入っていないので安心して使用できます。
また、薬剤が吸収される量はわずかなので妊娠中や授乳中でも使用できるかゆみ止めです。
妊婦がムヒを使うときに注意することは?
ムヒなどの医薬品などには使用上の注意事項というものが明記されていますよね。
基本的に妊婦さんはその使用上の注意事項に「妊娠又は妊娠していると思われる人は、医師、薬剤師又は、登録販売者に相談」とあれば、自己判断での使用は控えた方が良いでしょう。
ムヒの種類によっては、妊娠中に使用する際の注意を呼び掛けるものもありますが、池田模範堂のHPには使用しても特に問題がないことが記載されています。
虫刺されなどが広範囲になっているのであれば医師などへの相談が必要となりますが、虫刺されが限定した範囲であれば使用しても問題はないということです。
ちょっと安心しました!
妊娠初期においても同じように広範囲でなければ使用しても問題がないということですが、万が一広範囲に使用してしまったら、産婦人科又は皮膚科などで塗ってしまったことを伝えてください。
又は薬剤師さんなどに相談すると安心ですね。
ステロイド剤が気になる!ムヒと液体ムヒの違いは?
ムヒといってもクリーム状のムヒと液体のムヒがありますが、この2つの違いってご存知ですか?
その違いはズバリ配合成分が違います。
この2つを比べてみると、どちらのムヒにも
- かゆみを抑える「ジフェンヒドラミン塩酸塩」という抗ヒスタミン成分
- 炎症を抑える「グリテルレチン酸」
が配合されています。
しかし「デキサメタゾン酢酸エステル」という弱いステロイド剤が配合されているため、妊娠中または妊娠していると思われる人の使用は注意が必要です。
そもそも「ステロイド剤」が入っているものはなぜ妊婦さんに注意を呼び掛けているのでしょうか。
妊娠中は通常よりも免疫力が鈍くなっています。
身体の体調によってはステロイドが合わないと、
- 塗った際に肌荒れや症状が悪化する
- 細菌の感染症になりやすくなる
など使用の際は十分に注意することが必要なのです。
また、ステロイドの薬を使用することで、
- 膚が薄くなる
- 血管が浮きやすくなる
- しわの原因
などにもなります。
肌のトラブルは女性にとってはショックですよね。
使用量、使用期間を守っていればリスクが低いものですが、身体の部位によっては副作用が出やすくなります。
ステロイドの配合された液体ムヒに関しては、薬剤師さんや医師に相談したうえで使用をした方が無難のようですね。
※ムヒシリーズにステロイド成分が入っている商品は、「ムヒアルファSⅡ」「ムヒアルファEX」「液体ムヒS2a」「液体アルファEX」です。
まとめ
妊娠中のかゆみの対策に「ムヒ」を使う人もたくさんいることでしょう。
一般的なクリーム状のムヒSは、妊娠中でも安心して使用できます。
ただし、液体ムヒにはステロイド成分が配合がされているため、免疫力が低下した妊婦さんには肌荒れなどのリスクがあるので使用の際は十分に注意が必要となります。
広範囲・長期間の使用でなければ基本的に液体ムヒの使用もOKですが、どうしても使いたいときには医師や薬剤師さんに相談しましょう。
何かトラブルが起きてからでは大変ですからね。
ムヒではありませんが、市販のかゆみ止めを妊娠中に使用してひどくなった経験があります。
これはダメだと思ってすぐに病院から薬をもらいましたが、安易に使ってはいけないと感じました。
塗り薬であれ薬は薬ということです。
もちろん、人によっては大丈夫な人いますが、妊娠中はどの薬を使うにしても一度医師に相談してからの使用をおすすめします。
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