妊婦になると今までと同じ動きがしにくくなってしまうので無理しないように家でゆっくりと過ごしたり、それまでにしていた仕事の産休を取ったりして忙しかった時が嘘のように時間が空いたりしますよね。
特にまだ子供のいない初産の妊婦さんは、その日にしておきたいことなどを終えても時間が余ることもあると思います。
ずっと家にいるのも気分がふさぐし気分転換に外出したりしたいけど、ショッピングは疲れるしスポーツをしたりするのにはお腹が大きくなりすぎている…。
そういう時に映画館へ行くのってちょっとした散歩もできるし気分転換もできる、更にはゆっくり座ってお菓子屋ジュースを片手に家では感じられない臨場感を味わうことができるという映画が好きな人にはたまらないし、そうでなくても楽しい時間を過ごせる一つの手だと思います。
でも映画館の大音量はお腹の赤ちゃんに影響しないのだろうか?
映画のジャンルによっては観ない方がいいのかも…などと心配しながら観ていてもまったく楽しくないですよね。
今回は映画館での大音量や映画のジャンルでお腹の赤ちゃんに影響があるのかどうかを書いていこうと思います。
Contents
スポンサーリンク
妊婦が映画鑑賞すると大音量は赤ちゃんに悪影響?
映画鑑賞をするにあたって気になるのは「音量」です。
最近の映画は効果音は大きいのに会話が小さくて聞こえづらかったりしませんか?
臨場感を出すためには仕方のないことなのですが大きい効果音の後に小さな声でしゃべっているのを聞き取るのは大変なことです。
映画館は音響設備もいいので会話もしっかりと聞ける音量で映画を観ることができますが、その分効果音が大きく感じることもあると思います。
でもそんな大きくて身体に響くような大音量は、お腹の赤ちゃんに影響しないのでしょうか?
結論から言いますと「影響しづらいと思われる」です。
赤ちゃんはお母さんのお腹にいるので、ダイレクトに音を聞くわけではありません。
お腹にいる赤ちゃんは音が壁越しに、しかも遠めに聞こえていると言われているのでお母さんが聞いている音量をそのまま感じることはないのです。
もちろんお母さん自身がビックリしてしまうのはアドレナリンの分泌などに影響があるので何とも言えないのですが、ある程度の驚きは日常でもあることです。
その度に「赤ちゃんが…」とは考えませんよね?
身体に響くほどの音量もお母さんの身体を通しているのでぼんやりとしか赤ちゃんには伝わりません。
そう考えると音量ではなくてビックリしたり、興奮してしまうことの方が赤ちゃんに影響すると考えられます。
しかし心配性の妊婦さんの場合はビクビクしながら観るとストレスになってしまう可能性もあります。
気になるようでしたらレンタルショップを利用するなど自身が気にならない音量で楽しむ方がいいかもしれませんね。
妊婦にホラー映画のドキドキやハラハラは危ない!?
本当に心配になってしまうのはこちらの方です。
やはり映画館で観る映画は臨場感や迫力のある映画を選びたくなる時があります。
ホラーなんかも家で見るよりも格段に怖く感じるし、映画館という空間でさらにドキドキやハラハラが増すので、好きな人にはたまらなく感じるでしょう。
その空気感につられてお母さん自身が興奮してしまうとアドレナリンなどが大量に分泌されてしまうこともあるんじゃないかと思います。
アドレナリンなどの分泌物は赤ちゃんに影響があると言われています。
多少の興奮は平気かと思いますが、あまりに興奮しすぎてしまうと赤ちゃんも興奮してしまうと言われているのでそこそこのドキドキハラハラで過ごせるようならば問題はないと考えられます。
しかし興奮はコントロールしにくい感情になるので、心配な場合は先ほどと同じようにレンタルショップの活用をオススメします。
あとは臨場感などには欠けますが、家での映画鑑賞にはプロジェクターやイヤホンなども活用してみるといいかもしれませんね。
プロジェクターと映せるスペースがあれば家でも大画面で映画を楽しめますし、割といいイヤホンやヘッドホンを使えば地鳴りのような音も出ません。
会話も効果音もしっかり聞き取れて他の音も入ってこないので集中して観られるという利点があります。
上の子供がいないようならば外部を気にすることなく観ることができるので、オススメです。
妊婦におすすめな胎教にいい映画!
映画好きな妊婦さんにオススメしたい映画があるというほど映画に詳しくはないのですが、敢えてオススメさせてもらえるのであれば「妊婦さん自身が好きな映画」です。
もちろん内容などによっては何とも言えないのですが、妊婦さん自身がリラックスして観られる映画が一番胎教にはいいのです!
胎教には音楽がよく挙げられると思いますが、音楽だってお母さんが好きじゃないジャンルの曲を聴いても「いい胎教」とは言えません。
胎教に一番重要なのは「お母さんがリラックスしていること」なのです。
大音量でロックを聴く、となるとまたアドレナリンがどうのって話になってしまうので考えてしまいますが、ちょうどいいテンションが保てるのであればロックを聴こうがヘビメタだろうがクラシックだろうがジャズだろうが関係ないのです。
ただ「お母さんの心を落ち着かせる」というのが大前提なので、ライブやコンサートさながらのテンションになってしまうのは赤ちゃんも興奮してしまいかねないとは思いますが、そんなに神経質にならなくてもいい気がします。
ちなみにに私自身の話ですが、胎教というよりは子供が大きくなった時に一緒に観ることを前提に考えて生命の神秘を感じられる映画「Earth」を観た気がします。
何年もの間ずっと撮影を続け、編集などにも大変な時間を要した動物たちの生きる世界をノンフィクションで描いた映画なのですが、新作が出るということで思い出したので私のオススメとしてご紹介させていただきます。
ただ内容が弱肉強食を描いていたり、動物の世界を俳優さんのナレーションで紹介していくので子供にはちょっと難しいかもしれません。
あと映画自体が静かに流れていくしなんと言っても長いので、小学生の私の子供は観ても「?」みたいな顔をしていました(苦笑)
動物に興味があって知りたいと思っている子供だったら休憩をはさみつつ観られるかもしれませんが…もう少し大きくなってから観られたらいいなと思っています。
そんなうちの子供が好きなのはベタに「ドラえもん」の映画シリーズなんですけどね(笑)
まとめ
こんな感じで書いてみましたが、参考になりましたでしょうか?
妊婦さんなんだからと「アレもコレも良くない」となってしまっては気が重くなってしまいます。
妊娠期を楽しく過ごすには多少の楽しみも必要なので、常識の範囲内であれば何をしてもいいと私は思っています。
赤ちゃんに悪影響があるとされていることはしっかりと控えて、それ以外の自分の楽しみもある程度するというのがお母さんにも赤ちゃんにもいい環境です。
映画好きな人は観ることでストレス発散になるので「好きなら観る!心配なら控える!」という自己判断でしてもいいことです。
何でも赤ちゃん優先にしてしまうとストレスになってしまうし、お母さんの感情は赤ちゃんに伝わってしまうとも言われるので、思いつめたり我慢のし過ぎはしないでおきましょう。
ただ何度も書いていますが、あまりの興奮状態になることは避けた方がいいのでそれだけは気を付けてもらいたいです。
映画も妊娠も、適度に楽しむことができるように工夫をして楽しい妊娠ライフを送ってくれることを願います。
スポンサーリンク