産後の身体はホルモンバランスの乱れからいろんなところで変化がみられます。
いぼ痔もまたその一つで、産後に発症してしまう人が多いのです。
女性は、痔になったことを恥ずかしいと思う人も多く、病院に行かずに放置してしまうという人も中にはいますよね。
しかし、痔を放っておくとさらに悪化する原因になり、手術しなければいけない状態になることもあるのです。
なので、痔になった場合は早めに治療することがもっとも大切と言えるでしょう。
そんな悩める女性のためにも、今回この記事ではいぼ痔の治し方についてまとめてみました。
Contents
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産後のいぼ痔の治し方!市販薬のおすすめは?
妊娠や出産を機に、いぼ痔に悩ませているという人は意外と多いのです。
いぼ痔というのは、肛門まわりの血管が圧迫されることでうっ血状態になり、それがいぼ状に膨らんでしまうことで発症します。
また、いぼ痔にも2種類あり
- 肛門の内側にできる内痔核
- 肛門の外側のお尻の皮膚にできる外痔核
と分けられます。
内痔核の場合は痛みがないのに対し、外痔核は痛みを伴うのが特徴です。
痛みが強い場合だと、市販薬を使いたくなりますが、授乳中の場合は自己判断で使うことをおすすめしません。
授乳中ならば、自己判断で使うよりもまず先に、産婦人科や医師に聞いてみるか、もしくは病院でいぼ痔専用のお薬を処方してもらった方が安心です。
そして市販薬でも2種類あり、外用薬といって患部に直接塗り込むものや、内服薬といって口から服用して体の中から治すものがあります。
どちらにしても、いぼ痔にある部位や症状に合わせて選ぶことでいい効果を発揮します。
迷った場合は薬剤師の人に相談するなどして早めの処置をするようにしてくださいね。
産後のいぼ痔は便秘が原因?悪化させないための予防法!
産後のいぼ痔は便秘が大きな原因になっている場合が多いのです。
産後は、ホルモンバランスの崩れから便秘になることが多いですが、痔を治すためにもまず便秘を改善・解消していく必要があります。
産後のママが便秘になる原因は
- 母乳育児による水分不足
- 妊娠期間中の筋力の低下
- 精神的なストレス
が便秘の症状につながっていたのです。
そのためにも
- 食生活を整えて食物繊維を多めにとる
- 水分を一日に2L以上飲む
などして便秘対策しましょう。
便秘を改善することによって、いぼ痔の悪化を防ぐことにもつながるのです。
そのほかにもいぼ痔の予防法としてあげられることは
朝食をしっかり食べる
朝食をしっかり食べる事で、「胃結腸反射」が発生するので、腸の運動を活性化してくれます。
これが、便意を引き起こしてくれることで便秘改善にも役立つのです。
しっかりと入浴する
しっかりと毎日入浴することで、血流をよくし血管の循環がよくなります。
痔は血管の集まりのようなものなので、血流の循環をよくすることで痔の予防につながるのです。
積極的に運動し、運動不足にならないようにする
激しい運動ではなくて、長時間汗をかくような運動をすることが痔の予防につながります。
長時間といっても30分から1時間の運動で、週に2回ほど運動すれば十分効果はあるので大丈夫です。
運動することによって、腸の動きが活性化し便意につながるので便秘を防ぐことができます。
運動することは、体の多くのことにプラスに働くので普段から運動する癖をつけるようにしましょう。
産後のいぼ痔で病院は何科に行く?早期治療がおすすめ
いぼ痔で病院にかかる場合に何科がいいのかと悩む人もいますよね。
痔の治療は肛門科・肛門外科で行います。
近くに肛門科、肛門外科がないという場合は、外科または消化器外科を受診してくださいね。
また、痔の治療には早期治療をすることが望ましいとされています。
あまりにもひどい場合は手術で治療する方法もありますので、少しでも痛いと感じたら早めに病院に行くようにしましょう。
また、痔は日ごろのストレスも大きな原因とされています。
産後の疲れもある中、慣れない育児でもストレスは溜まりがちです。
溜まったストレスをしっかりと発散することも痔にならないための予防法と言えるでしょう。
少しでも、気になることがあったら医師や助産師さんに相談するなどして、一人で悩むことがないようにしてくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
産後のいぼ痔について少しは分かってもらえたかと思います。
いぼ痔の予防法としては
- 便秘を解消する
- 朝食をしっかりと摂る
- しっかりと入浴する
- 積極的に運動し、運動不足にならないようにする
これらのことを習慣的にやることによって、痔を予防することができます。
女性にとって痔は恥ずかしいものと思っている人も多いですが、だからといって放置しておくと痔が悪化する原因になってしまいます。
少しでも痛みなどの症状があらわれた場合には、市販薬を使用するか肛門科、肛門外科に行って受診するようにしてくださいね。
この記事があなたの役に立つことを祈っています。
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