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タバコは男性不妊の原因!?精子に与える影響は?禁煙するには?

受精

何の問題もないはずの夫婦が不妊になってしまうと、妻の健康状態を心配したり、ストレスによるものなのではないかと考えがちなのではないでしょうか?

確かに、女性はデリケートなことで妊娠が難しくなってしまうことがありますよね。

その他にも、女性の喫煙は妊娠率が下がってしまう可能性があります。
 

ですが、男性の喫煙も精子にダメージを与え、妊娠率を下げてしまう原因になることがわかっています。

タバコを吸うことで体内が酸欠状態になり、さまざまな機能が正常な役割を果たせなくなります。

その影響は精巣にもおよんでしまい、機能が低下した精巣は精子の質を下げてしまうと言うのです。
 

つまり、タバコの影響による男性不妊が考えられるのです。

では、タバコが精子に与える影響と禁煙方法について詳しくお話していきましょう。
 

Contents

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タバコは男性不妊の原因となる?精子に与える影響は?

受精
 
結論から言うと、タバコは男性不妊の原因となる可能性があります

女性だけではなく、男性の喫煙も影響が出ると考えられています。

それでは、タバコが精子に与える影響について調べてみましたので、詳しくお話していきましょう。
 

精子の運動率が低下

喫煙により機能が低下した精巣で作られた精子は、運動能力が低下する可能性があります。

米セントジョセフ大学の調査によると、喫煙者の精子の運動能力の指数が非喫煙者に比べ平均で3.48%悪く、形態も平均で1.37%悪いということが判明したそうです。

(参考:URL  http://news.livedoor.com/article/detail/11544922/
 

精子数の減少

アメリカ・ノースカロライナ大学で行われた研究データでは、喫煙者の精子数は非喫煙者に比べて1mlあたり15~24%も少なくなっていることが判明しています。

精子数の減少は、不妊の原因にもなります。

(参考:URL http://ninkatu-supplement.com/age/tobacco.html
 

受精力の減少

受精するために必要な卵子との結合力のことを「受精力」と言いますが、喫煙によりこの受精力が減少することがわかっています。

アメリカ・バッファロー大学で行われた研究データでは、1日4本以上かつ2年以上の喫煙歴を持つ男性の精子は、非喫煙者と比較して受精能力が4分の1しか認められなかったそうです。

これにより不妊になると言うわけではないのですが、かなり受精力は減少していることになります。

(参考:URL http://ninkatu-supplement.com/age/tobacco.html
 

精子のDNA構造の突然変異

カナダ保健省の研究結果によると、マウスを使った実験でタバコの煙が精子のDNA構造の突然変異を起こすことが判明したそうです。

その変異の確率は1.4~1.7倍で、変異した精子で受精し生まれてきた子供はその変異を受け継いでしまいます。
 


タバコは家族や胎児に悪影響!できるだけ禁煙しよう。

禁煙
 
タバコは吸っている本人の健康を害するだけでなく、家族や胎児にも悪影響を及ぼすことがわかっています。

副流煙」や「受動喫煙」により、周りの人もタバコを吸っている状態になるのです。

職場や家庭などで受動喫煙にさらされていると、広い範囲での健康被害が起きる可能性があります。
 

具体的には、喫煙により以下のような病気を発病するリスクが高まります。
 

  • 肺がん
  • 狭心症
  • 心筋梗塞
  • 脳卒中
  • 乳がん
  • 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
  • 喘息

 

また、妻が妊娠中であれば胎児にも影響を与える可能性があり、

  • 低出生体重児
  • 早産
  • 赤ちゃんがニコチン中毒

などになってしまうこともあるのです。

このような理由から、妊娠を希望するのであれば、妻だけではなく夫も禁煙すべきと言えますね。
 

いつから禁煙すればいい?禁煙する方法は?

禁煙
 
妊娠を希望するのなら、今すぐ禁煙するべきです!

先ほども触れたように、男性不妊の原因になりうるタバコはすぐにやめるべきと言えます。

ちなみに、自力で禁煙をして成功する人の確率がなんとたったの20%程なのだそうです。
 

では、具体的な禁煙方法についてご紹介していきます。
 

禁煙外来を受診する

近年よく耳にする「禁煙外来」ですが、医師とお薬の力で禁煙をサポートするため、一番おすすめです。

健康保険も適用で受診することが出来るので、平均負担額が1万数千円~2万円ほどです。

タバコを買い続ける負担よりも随分とお安く済むのではないでしょうか。
 

禁煙外来を受診すると、約3か月の通院をします。

これは少し面倒かも知れませんので、なるべく最寄りで通いやすい病院を選びましょう。

通院すると禁煙を補助するお薬の処方と問診などがあります。
 

これまでは「ニコチンパッチ」という貼るタイプの禁煙補助薬を使用する場合がほとんどでしたが、「チャンピックス」という内服薬を飲む治療が主流となっています。

チャンピックスの禁煙成功率は55.5%と、半数以上の方が禁煙に成功しています。

お薬の効果でタバコを吸っても美味しくないように感じます。
 

いつものようにタバコを吸う習慣はなかなかぬけないかも知れませんが、美味しくはないので本数が減っていくはずです。

自力でひたすら我慢の日々だとストレスになってしまうので、無理なく続けられるよう医師のサポートを受けることも検討してみて下さいね。
 

受動喫煙の影響を理解してもらう

あなたは受動喫煙の具体的な影響を知っていますか?

受動喫煙と言う言葉は知っているけれど、タバコを吸っているのと同じことになるとまでは思っていない方もいらっしゃるはずです。

目の前で吸わなければよいという事ではなく

  • 喫煙者の口に残ったタバコ匂い
  • 衣服に染みついた匂い

でも影響があります。
 

その影響は、タバコを吸っている本人と同じように、健康を害する恐れがあるのです。

このことをしっかりパートナーの方に伝え、認識してもらうことが大切です。

受動喫煙がそんなに影響があるのなら禁煙してみよう!と、挑戦してくれるかも知れませんよ!
 

タバコの誘惑があるような場所に行かない

タバコは、単純に気合や根性があればやめられるとは限りません。

ニコチン依存の人にとっては、体がニコチンを欲してしまいます。

喫煙所の匂いやお酒の場など、タバコの誘惑があるようなところは極力避けた方が良いでしょう。
 

また、周りに喫煙者がいる場合、隣で1本吸われてしまえば一気に気持ちが揺らいでしまうことも考えられます。

自分が禁煙中であることを伝え、見えないところで吸ってもらうなどの協力をしてもらいましょう。
 


まとめ

不妊と言えば、何となく女性側の健康状態の問題を想像しやすい気がしますが、タバコを吸う男性も注意が必要なことをお分かりいただけたのではないでしょうか。

これまでお話してきましたように、タバコは精子にダメージを与え、結果男性不妊につながる可能性があります。

もちろん、必ずしもこれだけで妊娠が望めないというわけではありませんが、少なくとも言えることは、できるだけ禁煙すべきだという事です。
 

タバコを吸っている本人だけではなく、家族や胎児にも悪影響を与えるものです。
 

私自身、幸いなことに不妊に悩んだり不妊治療の経験もないのですが、不妊治療は女性側がすごく辛いそうです。

治療によって、精神的なダメージと肉体的なダメージがあるそうです。

しまいには、離婚問題に発展してしまうご夫婦もいらっしゃるそうですよ。
 

不妊は夫婦二人の問題として、お互いの状態を万全にしたいものだなと思います。

これから妊娠を望んでいるご夫婦は、この際是非禁煙に挑戦してみていただきたいと思います。



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