赤ちゃん時代を抜けて、教育機関にお世話になるようになると必ず訪れる家庭訪問。
小1と中3の子供を持つ私も毎回大変な思いをしながら乗り越えています。
入園、入学を無事に終え、親子共々まだまだ慣れない状態でぶっこまれてくる更なる試練!
年にたった一回の試練ですが、仕事が被らないように、の根回しから、掃除もしないといけないし、子供が複数いるご家庭では、家庭訪問の時間が被らないようにもしないといけないし、と、それはそれは大変な段取りを経て、その日を迎えます。
そんな大変な「家庭訪問」を、私の乗り越え方で「あなた流」を見つけるきっかけになれば、と思っております。
まず「家庭訪問では子供を同席するのか?」という疑問からマナーについてまで解説していきたいと思います。
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家庭訪問では子供を同席するの?
「家庭訪問では子供は同席するか?」ですが、日程が「〇日~〇日まで」と決まっていますので、家庭訪問期間中は早めに授業が終わります。
それは、幼稚園も小学校も中学校も関係なく、子供たちは早めに帰ってきます。(幼稚園は“慣らし保育中”ですので、5月入るまでは午前で帰ってきます)
ですので、先生が家庭訪問に来るときは、子供は隣でいてます(笑)
子供は学校以外で会う先生にテンション上がりまくりです。
うちの小、中学生も、どことなくソワソワして、先生が来たら嬉しそうにしていました。
先生自体も、保護者からの情報や、子供本人からも情報も得られ、一石二鳥みたいです。
先生&子供の会話で、保護者も2人の距離感を見ることができますし、一石三鳥!
こんないい時間、わざわざ外す必要はないかと思いますので、家庭訪問を楽しく3人で過ごしちゃいましょう!
高学年になれば、先生が家に来ている時は恥ずかしくて、わざと家庭訪問の時間に遊びに行ったりしますので寂しいもんです。
中学生にもなると「いた方がいい」と空気を読んでくれるのでありがたいんですけどね。
なので、「隣で居てくれるうちが花」です(笑)
家庭訪問でのマナーは?玄関先で行う?お茶菓子は必要?
家庭訪問のマナーですが、「家庭訪問の時間は必ず家にいること」でしょうか。
家庭訪問の期間中に、クラス全員のお宅にお邪魔しないといけない先生の分刻みのスケジュールをあなたが乱す、なんてあってはならないことです。
たとえ、先生が約束の時間に遅れてきたとしても、ちょっとだけなら大丈夫でしょ、などと都合のいい解釈をして家を空けるなんてせずに、家庭訪問が無事終わるまでは自宅待機でお願いします。
先生が約束の時間に遅れる理由はただ一つ。
自分の順番の前の家庭訪問で、保護者さんとしっかりお話しをしてきたからです。
裏を返せば、自分の子の事もしっかりお話ししてくれるということ。
遅れたことを、吊るしあげて先生を責めるようなことはしないでくださいね。
家庭訪問の場所についてですが、私は100%おうちに招き入れてリビングで先生とのお話をしています。
これから一年間、子供の担任としてお世話になるのに、玄関先でお帰りいただくなんて、先生との信頼感を築く気はないのでしょうか?
家庭訪問は玄関先でもいいのでは?と、あなたが思っているなら、早々に改めた方がよろしいかと思います。
先生を適当に扱っているといわれてもしょうがないその親の行動を見て、子供は「先生は大事にしなくてもいいんだ」と学ぶかもしれません。
ちゃんと先生と向き合うためにも、ぜひリビングでお話をしてください。
お茶菓子については、私は飲み物だけ用意しています。
具体的には何を用意するかというと、ペットボトル飲料もしくは缶コーヒーです。
何で用意するのがペットボトル飲料か缶コーヒーか、気になりますよね。
客観的に考えてみてください。
カップで出されたお茶は、失礼になるから、と先生は飲んでくれると思います。
それが何軒も続くとどうなりますか?お腹がタプタプになりますよね。
自分の家庭訪問が終わっても、次のお宅に行くことを考えたらどう考えても辛いだろうな、と思った結果、持ち運びが出来て、あとでゆっくり飲めるペットボトル飲料か缶コーヒーにしたらいいのでは、との結論に至ったわけです。
この措置は先生方に大変好評で、嬉しそうにカバンに入れてお持ち帰りして下さっています。
さらに追記すると、用意する飲み物は常温にしています。
ずばり、「結露予防」です。
先生のカバンの中の書類などを濡らすとかありえませんからね。
こちらも気になる「お菓子」ですが、私は今まで用意したことがありません。
家庭訪問って、先生と子供と親との関わりをこれから一年間続くにあたっての顔合わせみたいなもので、決して先生とお茶会したいわけじゃないからです。
色んなお話をされるので喉は渇くかと思って飲み物は用意しますが、お菓子は用意しません。
私の「お菓子を用意しない理由」はこんな感じです。
家庭訪問では子供についてどんな内容の話をする?
まず、なぜ「家庭訪問」があるのかご存知ですか?
子供についてのお話なら、夏休み前などの懇談会があるのに、先生がわざわざおうちまで足を運んでくださる・・・。
これにもちゃんと理由があります。
家庭訪問で、「家の雰囲気、家族の雰囲気」などを見るためです。
- 家の雰囲気(劣悪な環境で子供が過ごしていないか)
- 家族の雰囲気(居心地の悪い、ギスギスした感じがないか)
これらを見るためにクラス全員のお宅にお邪魔するのです。
ちなみにお掃除の程度ですが、いつもの掃除よりちょっとだけ気合い入れたくらいで充分です。
家の汚さを見に来ているわけではありませんので(笑)
とある小学校の先生は「ゴミ屋敷みたいな汚さなら問題ですけど、普通にお掃除してたらOKですよ」と言っていました。
家族の雰囲気についても同様で、いつも通りの接し方で、「子供が怯えている、親(兄弟)の顔色をうかがっている」など、特に目に見えて挙動不審なところがなければ大丈夫です。
万が一のことがあったとして、本人は隠しているつもりでも、問題があれば先生のアンテナはきちんとキャッチします。
特に先生から言われるようなことがないのでしたら「問題なし」と考えていいと思います。
話を元に戻しまして、「どんな内容の話をするか」ですが、まずは子どもの事ですよね。
「学校ではこんな感じです」、「今は○○を頑張ってくれています」、「休憩時間は○○さんと遊んでいることが多いです」など、学校での過ごし方が主な話です。
そこから話を広げて、「○○さんとは幼稚園では仲良しだったの?」から「××さんが泣いていた時、心配して先生に言いに来てくれたよね」とか、他のお友達との関わりの話が聞けて、親が感動したり(笑)
一人の人間としての成長が垣間見られて、正直、「家庭訪問がある・・」と憂うつな気分だったのがウソのように嬉しい時間が過ごせると思います。
あとは、先生のもう一つの仕事、保護者が何を望んでいるか、子供にどのように育ってほしいかを聞くことです。
小学校では6年間を過ごす場です。
人生の結構な時間を費やすにあたり、保護者の考えを知ることはとても重要だそうです。
先生の中である図式
家庭を知る=子供の理解につながる
ということで、先生方のたゆまぬ努力は計り知れません。
しかも「家庭訪問」は新しいクラスの始まりですから、保護者である私たちも「先生をよく知る努力」をもっと考えなくてはいけませんね。
まとめ
家庭訪問では子供たちのこと以外にも家の環境、保護者の考え、子供の学校での動向など、先生⇔保護者の情報共有の絶好の場であること。
さらに私が重要だと思うのは、「子供が学校に行っているからこその悩み」なんかもどんどんお話して、子供を学校から迎え入れるときにお母さんが笑顔で居れるように、不安要素は解消しておくことだと思います。
子供自身に探りを入れて情報を得ようなんてしないで、不安があれば「こんなことが不安なんです」と先生に聞いてもらった方が解決スピードは速いです。
そしてその相談自体が、先生が聞きたい「保護者の考え方」の共有に繋がると私は信じています。
余談ですが、家庭訪問の時には出なかった問題も、どこの学校にでもあるであろう「連絡ノート」に書き込んでOKです。
私は、子供が訴えてきたトラブルを連絡ノートに書いて、先生とノート内でやり取りして、解決しています。
子供を健やかに育てるのは先生も保護者も一緒。
限られた時間ではあるけれど、せっかくの面と向かってお話しできる「家庭訪問」の時間をぜひ有意義に過ごしてください。
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