赤ちゃんの離乳食で一番気をつけるなければならない食材は卵ではないでしょうか?
この頃卵アレルギーの子供が多いといわれています。
私も離乳食教室では卵を与えるときは注意するように言われていました。
そして、結局二人の息子は両方とも軽い卵アレルギーで卵には充分注意してきました。
今現在は二人とも卵アレルギーは、ほとんど消えています。
しかし、私が生卵を触った手で6カ月の次男を触ってしまったとき、それだけで蕁麻疹が出てしまったので、生卵は特に怖いと思っています。
なので、まだ二人とも生卵を食べさせたことがありません。
しかし、長男はもう5歳。来年から小学生になることもあり、そろそろ生卵を食べてもよいのか気になります。
そこで、子供に生卵はいつから食べさせてもよいのかについて調べました。
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子供が生卵を食べられるのは何歳から?
子供が生卵を食べられるのは、免疫機能の点から考えると3歳から、消化器官の点から考えると10歳からになります。
免疫機能はだいたい3歳頃には安定するといわれています。
なので、3歳になると生卵からの細菌感染から防御することができて、感染したときの抵抗力もついているということができます。
よって、生卵を3歳になれば食べさせてもよいという考え方があります。
しかし、それでも心配なときは消化器官が完成する10歳頃までは生卵を控えましょう。
子供は消化器官が未熟なのでアレルギーや食中毒にかかりやすくなります。
消化器官が完成することにより、生卵を食べてもほぼ安全になりますので、安心して食べることができます。
卵アレルギーや食中毒に注意!
生卵で怖いのはアレルギーと食中毒です。
卵アレルギーはよく聞くと思いますが、卵白に含まれる「オボアルブミン」と「オボムコイド」というたんぱく質がアレルゲンになります。
このうち、オボアルブミンの方は加熱することによって、たんぱく質の構造が変化してアレルゲンではなくなります。
なので、卵アレルギーであっても加熱した卵を食べることができる場合は多くあります。
しかし、生卵ではオボアルブミンに反応してしまいます。
なので、今までゆで卵などの加熱した卵が食べることができたから生卵も大丈夫だとは思わないで下さい。
アレルギーは軽度であれば蕁麻疹などが出ても数時間蹟には消えてしまいます。
しかし重度であればアナフィラキシーを起こして、最悪死に至ることもあります。
くれぐれも注意するようにして下さい。
アレルギーと同様に気をつけなくてはならないのは食中毒です。
生卵ではサルモネラ菌での食中毒の恐れがあります。
サルモネラ菌は75度で1分間加熱することによって死滅します。
なので、充分に加熱した卵では感染の恐れはなく安全ですが、生卵の場合は死滅しないので感染する危険性があります。
サルモネラ菌に感染すると、半日~2日前後で腹痛や下痢、発熱、嘔吐などを起こします。
特に幼児や子供のまだ消化器官が完成していない子供の場合は食中毒の症状も重くなります。
場合によっては死に至ることもあります。
食中毒を防ぐためには、まず購入した卵はすぐに冷蔵庫に保管するようにして下さい。
そして、生卵を食べるときには必ず新鮮でひび割れなどがないか確認して、卵を選んで下さい。
子供に初めて生卵を食べさせる時の注意点
まず、食中毒を防ぐために、必ず賞味期限が切れていないできるだけ新しい卵で、よく見てひび割れなどがないかを確認しましょう。
また、子供の体調もよく観察して、風邪気味や下痢気味の症状があるときは食べさせるのを控え、必ず体調がよいときに食べさせるようにして下さい。
体調が悪いときはアレルギーや食中毒を引き起こす可能性が高くなります。
そして、一口ずつ食べさせながら子供の様子を確認して、一日目は4分の1くらいと少量ずつ与えるようにして下さい。
重篤なアレルギーやアナフィラキシーはだいたい30分~60分後に出ることが多いと言われていますが、1日後に出る場合もあります。
食べさせたあと1日くらいは子供の様子をよく見て、異常があればすぐに病院に行けるようにしておきましょう!
まとめ
子供は生卵をいつから食べさせてよいのかについてご紹介しました。
やはり生卵を小さいときから食べさせるのにはリスクが大きいですね。
うちの子供たち二人は赤ちゃんの頃に卵アレルギーがあったので、やはり10歳くらいになるまで、生卵は食べさせないようにしようと思いました。
無理して生卵を食べさせなくても、現在はたくさんの食材があります。
子供の安全が第一です。
しかし、これから生卵を食べさせようとしているのであれば、アレルギーや食中毒に充分に注意した上で与えて、あまり無理はしないようにしてあげて下さい。
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