「お腹が痛い」と言う症状一つとっても、いろいろな病気などがありますよね。
特に子供たちがうったえる症状は良くわからなかったりして、ママも不安になると思います。
「どこが痛いのか」「どのように痛いのか」など子供たちは「痛み」を上手く表現できません。
そこで今回は腹部に痛みが伴う病気の中でも虫垂炎について知っておきましょう。
- これって虫垂炎?
- 初期症状はどんな感じ?
そんなContentsついてまとめましたので参考にしてみてくださいね。
Contents
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子供の虫垂炎は早期発見が重要?
そもそも虫垂炎は、大腸の一番口側にある盲腸の先についている虫垂突起に化膿が起こった状態を言います。
いわゆる盲腸として知られていますよね。
一般的に2,3歳ごろから見られるようになり、小・中学生に多い病気だそうです。
初期にあらわれる症状を放置しておくと、小さい子供は大人と比較して虫垂が破れるまでの時間が早いと言われています。
症状が出てから24時間以上経った場合の虫垂の破れている率は30~40%という報告もあるそうで、怖いですよね。
また、手術後に膿がお腹に残ってしまう率も軽症の虫垂炎に比べて高くなるそうです。
早めに受診し、比較的症状が軽い場合は抗生剤により治療が可能なケースが多いです。
ただ、虫垂炎の状態にもよるそうですが、この保存的治療の場合は再発率は30%とも言われており、再発症状にも注意していく必要があるようです。
手術を行う場合は、内視鏡を使用した手術などで済む場合は1週間程度の入院で済みますが、症状が悪化すると入院期間が長引くだけでなく術後の回復に時間がかかることもあります。
小児は症状をうったえることが難しいので、初期症状があれば早めの受診をおすすめします。
私も虫垂炎から内視鏡を使用した手術をしましたが、最初に受診した医院では触診のみで帰され、「うちでは手術どのみち出来ないから、痛くなったらまた来てください」と言われました。
その時点ではまだ動けていましたが、その晩動くことすらできないくらいの痛みになり、結局救急で深夜に病院に行くことになり即手術でした。
そこまでになる何日か前から痛みはあったのですが、大丈夫と知人の引越を手伝ったり、温めてしまったり、結局ひどくなってしまいました。
私自身はいづれ虫垂炎になっていたのだとしたら、妊娠中とかじゃなくて良かったと今は思っています。
大人でも悪化すればかなり痛みがあるので、子供で考えると何より早めに受診してあげることですよね。
子供の虫垂炎の初期症状をチェック!
一般的には右下腹の痛みが起きることが良く知られていると思います。
ただ、初めからそうなるわけではないようです。
こんな症状が出たら注意しましょう。
おへそやみぞおちのあたりが痛くなる
最初の腹部の痛みは、虫垂突起の根元に便などの塊が詰まって虫垂の中の圧が上がるために起きる症状のようです。
最初はおへその周りやみぞおちの痛みで、半日くらいすると痛みの部位が右下腹部に移動してきます。
もちろん最初から右下腹部が痛むこともあります。
腹部を手で押したときの痛みより、手を離したときの痛みが強く出るとお腹の壁に炎症が及んでいることを意味するそうで、腹膜炎が存在していると言えそうです。
また、痛みとともに発熱が伴うことも多いようです。
機嫌が悪くなる・ぐずつ・元気がないく
小児は、はっきりした症状にならず、機嫌が悪くなったり、ぐずついたりすることも。
正確に症状を言うことが出来ないことで発見と診断が難しく、腹膜炎を起こしてから手術になることが大人より多いようです。
発熱
虫垂炎の患者の多くが発熱を伴って受診します。
発熱が無い場合は症状が軽度だったり、他の病気だったりする可能性もあります。
食欲がおちる・食べたものや胃液を吐く
嘔吐の症状により、消化液が喪失し脱水などを起こすことがあります。
嘔吐や下痢で受診し、胃腸炎と間違われやすく経過をみていたら症状が悪化することも。
要注意が必要です。
下痢・便秘
子供の虫垂炎は胃腸炎の症状から発症してくる場合も多いそうで、初診時下痢の症状があることも多いそうです。
また、便秘が普段からある子供は、便秘からの腹痛と思い診断が遅れることもあります。
その他
お腹を触ると嫌がる、歩くときに背中を丸めて前かがみになる、足を縮め背中を丸めて横向きに寝る、など痛みからくる様子などもあります。
まとめ
子供の虫垂炎の早期発見が必要な理由は症状の進行が大人より早いため。
治療方法は、抗生物質を使用する方法と手術する方法があります。
初期症状はわかりづらいことも。
こんな症状には要注意しましょう。
- 機嫌が悪くなる・ぐずつ・元気がない
- 食欲がおちる・食べたものや胃液を吐く
- 下痢・便秘
- おへそやみぞおちのあたりが痛くなる
- 発熱
病状は大人と違って子供たちは様々ですよね。
大人の感覚で大丈夫と油断していたら重症化することも多々あります。
普段から少し様子が違うなと感じたら、早めに医療機関を受診することが症状を悪化させない方法ですよね。
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