先日、うちの近所に、脱毛サロンがオープンしました。
そのチラシを見てびっくり!
なんと子供の脱毛プランが!!
子供は生まれたまま、自然な姿のままで、みんなとっても可愛いのになぁとショックを受けたのですが・・・。
そうとも言っていられないケースもあるようです。
子供たちが目にする大人は家族だけではありません。
メディアには、当然のようにムダ毛を処理したタレントさんたちがたくさん登場します。
女性に限らず、男性でもそうですよね。
憧れのアイドルと自分を見比べて、ムダ毛が気になりだす子もいます。
また本人が気にしていなくても、学校などで友だちから指摘されることで、ムダ毛が深い悩みのタネになってしまうことも。
理由はさまざまですが、処理するなら負担のない方法でしてあげたいですよね。
今回は、子供たちをムダ毛の悩みから解放する方法について、調べてみました!
Contents
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子供のムダ毛の安全な処理の仕方は?
ムダ毛処理といえば、
- 除毛
- 脱毛
- 脱色
などの方法がメジャーです。
子供の肌に負担がない方法は、どれなのでしょうか。
除毛
除毛は、肌から出ている部分のムダ毛を取り除く方法です。
ムダ毛の処理では、これが一番手軽なのではないでしょうか。
電動シェーバーやT字カミソリなど、肌を傷めにくい形状のものを選べば失敗も少ないですね。
ただ、わきの下や指の関節近くの毛など、皮膚にたるみのある部分は、刃の当て方次第で皮膚を引っかけて切ってしまうことがあります。
また、毛の切り口がそのまま伸びてくるため、毛先が太くなり、次に生えた毛は更に濃く見えてしまいます。
さらには繰り返し肌の表面を傷つけることで、肌を乾燥しやすくさせ、今後の肌トラブルの原因を作ってしまう可能性もあるんです。
傷ついた部分に雑菌が繁殖して、炎症を起こすのも心配です。
急きょ、「この部分だけどうにかしたい!」というとっさの処理には使えそうですが、常用するのは避けた方が良さそうですね。
脱毛
毛を根っこから引き抜く方法です。
毛抜きで一本一本抜く方法のほか、ワックスや粘着シートでベリッと一気に抜く方法もありますね。
次の毛が生えて来るまで時間がかかるので、一度抜いてしまえばしばらく気にせずに暮らせます。
ですが、この方法は、痛みが強いので子供にはオススメできません。
毛穴の奥に炎症を起こしたり、まわりの皮膚にダメージを与える確率も高くなります。
せっかく痛い思いをして処理したのに、毛穴が開きっぱなしになったり、赤みやぶつぶつなどに悩まされるのは大人でも辛いですよね。
また、脱毛にはこんなものもあります。
脱毛クリーム
脱毛クリームは、チオグリコール酸カルシウムの働きで、クリームを塗った部分の毛を溶かしてしまう脱毛方法です。
痛みもなく、塗ってしばらく置いたら流すだけなので、子供にも優しい方法のように思われるかもしれません。
ですが、この化学成分は、たんぱく質を溶かしています。
ムダ毛だけでなく肌もたんぱく質でできていますから、やはり肌へのダメージは避けられません。
光脱毛
光脱毛は、光を照射して黒い部分だけを焼く方法です。
サロンでの施術だけでなく、家庭用の光脱毛機も販売されていますので、家族が使っているとういうケースもあるかもしれません。
こちらも、それ自体の痛みは少ないようですが、子供は肌が弱いため、やけどのような状態になる不安もあります。
食べるものでも、大人には平気なのに子供がひどく熱がることってありますよね。
自分が試して大丈夫だからと、過信しないようにしてあげましょう。
脱色
薬剤で、毛の色を薄くする方法です。
髪の脱色と同じで、黒かった毛が金色っぽくなります。
肌の色に近くなるので一見目立たなくなりますが、光が当たると輝くすすきの原みたいに目に付くこともあります。
この方法では、薬剤の毒性による体へのダメージが心配です。
主成分のパラフェニレンジアミンやフェニレンジアミンには、
- 発ガン性
- アレルギー症状
- 臓器障害
- 遺伝子の突然変異
等の悪影響で知られています。
子供の皮膚は大人より薄いので、薬剤の影響も出やすいはず。
余談ですが、ヘアカラーの説明書に「パッチテストをして刺激を感じた場合は絶対に使わないように!」なんて注意掻きがあるのを見たことがありませんか。
多くのヘアカラーには脱色剤と同様の成分が含まれており、
- 皮膚からの吸収でアナフィラキシーショックを起こしたり
- 目に入って失明したり
- 子供が誤って口にして死亡したり
といったケースもあるんです。
実は私も、自宅で髪を染めた後、翌日まで体がぐったりと重たくて、思うように動けないことがありました。
余ったヘアカラーで、体のムダ毛も染めちゃおうというのは大人も子供も絶対にダメですよ!
子供のムダ毛が濃くなる原因は?
一番の原因は、ズバリ!遺伝です。
お父さん、お母さんが毛深くなかったとしても、隔世遺伝でおじいちゃんおばあちゃんなどから、毛深くなる素質をもらっている可能性もあります。
また、人間の体には、繰り返しダメージを受ける部分を保護しようとする働きが備わっています。
私たちの顔も、繰り返し触っている部分にシミができたりしますよね。
ムダ毛も同じです。
例えば、頻繁にヒザをついて歩いていると、ヒザを刺激から守るために、その部分だけ毛深くなることがあるようです。
私の知り合いにも、これも理由に「ヒザをつくのやめなきゃなぁ」と言っている人がいましたよ。
習慣的なことに原因がありそうでしたら、それとなく注意してあげることで、ムダ毛の悩みを予防できるかもしれませんね。
子供のムダ毛を薄くするには?ムダ毛対策用のローションを使おう!
除毛、脱毛、脱色・・・。
どの処理方法も、子供には負担の大きいもの。
そんな中、子供たちのムダ毛対策として、「抑毛(よくもう)」が注目されています。
抑毛とは、毛を抜いたり取り除いたりする方法ではありません。
毎日1~2回抑毛ローションを塗り続けることで、毛を徐々に細く、目立たなくしていく方法です。
効果が目に見えるようになるまで2~3カ月はかかるようですが、大人よりも成長過程にある子供の方が、効果は感じやすいということです。
この方法ですと、肌表面を傷めることもなく、むしろ美肌効果も期待できるそう。
天然成分=肌に優しいとは限りませんが、豆乳、パイナップルなど子供にもおなじみのものが原料になっているのも親しみやすいかもしれません。
ただ、小さいお子さんの場合、食べたことのないものが原材料に含まれている場合は注意が必要です。
いわゆる食物アレルギーは、口から食べたことのない食物が、先に皮膚のすきまから吸収されることが原因で起こることがわかっています。
例えば、大豆にアレルギーがある子はもちろんですが、「まだ大豆を食べさせたことのない子供に大豆由来のローションを塗る」というようなことはやめましょう。
まとめ
子供たちの心を悩ませるムダ毛。
その処理方法には、大人も心を悩ませてしまいます。
除毛、脱毛、脱色などの方法は、大人にとっては自己責任かもしれませんが、子供にはできれば使いたくない、悪い影響もあることがわかりました。
これからは、抑毛も一つの選択肢として、よりメジャーになってくるかもしれませんね。
子供にとって、友達から投げかけられる言葉は、思いのほか重たいものです。
うちの子も、学校で言われた言葉が辛すぎて、しばらく登校できなくなったことがありました。
実際には別に問題のない内容であったり、とばっちりだったり、相手は何の気なしに言い捨てただけかもしれません。
それでも人生経験も少なく、揺れ動きやすい子供の心は、えぐられるように深く傷ついてしまうことがあるのです。
子供がムダ毛で悩んでいたら、「それくらいのことで!」なんて言わずに、やっぱり真剣に応えてあげなくてはいけないと思います。
きっと、子供によって、
- 水着になると見える部分がイヤ
- 指の毛がイヤ
- 体操服で足を出すのがイヤ
などそれぞれ悩んでいるポイントがあるかと思います。
そんな中で、その子の心と体とに一番負担のない方法を選んであげたいですね。
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