小さい子供を連れ歩くときは、目を離せなくてハラハラ…。
大きくなって一人で出歩くようになると、これもまた心配でドキドキ…。
わが子を想う、そんな不安を和らげてくれる強い味方が防犯ブザーです!
一口に防犯ブザーといっても、いろいろありますよね。
本当に頼りになる防犯ブザーは、どうやって選べば良いのでしょうか!?
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子供用の防犯ブザーはGPS機能付きがオススメ!
残念なことに、連れ去りやわいせつ目的の事件など、子供を巻き込む犯罪は後を絶ちません。
私の住む地域でも、日常的に不審者情報が発信されています。
そんな中、一人で出歩くようになる子供たちに持たせたいのが防犯ブザー!
防犯ブザーの基本的な機能といえば、
- いざという時に大きな音を出して周囲の人に助けを求める
- 大きな音で威嚇することで未然に犯罪を防ぐ
ということ。
しかし、通学や習い事に行くのに、人通りの多い道しか通らずにすむというわけではありません。
せっかくブザーを鳴らしても、周囲に人がいない、開いている商店がない、近隣の家から誰も顔を出さないとなれば、防犯効果は期待できません。
そうなると、次に欲しくなる機能はGPS。
家庭や職場からでも、
- 子供が今どこにいるのか
- 時間通り帰宅しているか
などを確認することができます。
また、位置がわかるだけでは心配だという場合、ボタン一つで現場から警備会社へ通報できるタイプもありますよ。
それでは、大切な子供たちに持たせる防犯ブザーの選び方を考えてみましょう。
子供用の防犯ブザーの選び方
音量
防犯ブザーの役割として、まずは大きな音でまわりに危険を知らせる必要があります。
ですから、音が大きいというのは絶対に外せない条件です。
市販の防犯ブザーの音量は、おおむね80デシベル以上はあるようですが、できるだけ遠くまで、またまわりの騒音の中でも聞き取れるようにと考えると100デシベル以上は欲しいところです。
防犯ブザーを鳴らしたら、今度は大きな声で「助けてー!」と叫んでほしいところ。
しかし、怖さで声が出ないこともあるでしょう。
防犯ブザーと間違うような音の出るおもちゃもありますので、実際にブザーが鳴っただけでは緊急性が伝わらない場合もあるかもしれません。
そんな心配をしている方には、ブザー音の代わりに「キャー!助けてー!」などと日本語で叫んでくれる商品もあるようですよ。
余談ですが、私の子供が習ってきたところによると、助けてほしい時に叫ぶセリフは「助けてー!」よりも「火事だー!」の方が効果的とのことでした。
子供たちは、遊びの中でも助けて―!なんて言いますもんね。
より緊急性の感じられる方法で周囲に危険を知らせられるよう、お子さんと話し合っておくと良いかもしれません。
ライト
防犯ブザーの中には、ブザーが鳴っている間LEDライトが点滅するようなものもあります。
特に暗い道を通る子供の場合、ライトが点滅することで居場所の特定が早くなりますし、音だけのものよりも威嚇効果もあるかと思います。
また、ブザーの音と独立して、ライト機能が使えるタイプもあるようです。
こちらは特別な時以外も、夕方以降の交通事故防止などに役立ちそうですね。
スイッチの形状
防犯ブザーは、子供が非常時に一人で鳴らさなくてはならないもの。
ですから、スイッチの形状はとても重要です。
よくあるのは、
- ひもを引っ張るタイプ
- ピンを引き抜くタイプ
これはランドセルを背負うときなどにひっかけてしまうと、突然大音量で鳴りだしてびっくりしますが、すぐ手の届く位置に取り付けておけば比較的簡単に作動させることができます。
本体から引き抜いた部分が、
- ひもや鎖などで本体とつながったままになっているタイプ
- 引き抜いたらばらばらになるタイプ
があります。
ばらばらになるタイプは、うっかり抜けてしまった時にストッパーがどこかへ転がって行ってしまうと長時間鳴りやまなくなりますので気をつけましょう。
私も若かりし頃、職場でやってしまったことがありました…。
ボタンを押すタイプもあります。
誤作動を防ぐために、二つのボタンを同時に押すと起動する、などの制約があるものもあります。
使いやすさにも個人差があるでしょうから、ぜひ、とっさの時でも子供が使いやすいかということを基準に考えて選んであげてくださいね。
耐久性
子供たちはなんでも振り回したり、うっかりぶつけたり、そこにあるのを忘れて汚したりと、ものを壊すリスクが高いもの。
いざ使いたいときに、故障していたりしたら大変です。
防塵、防水などの機能があればより安心ですね。
GPS機能
今回調べたところでは、GPS機能のついた防犯ブザーというのは、お値段も数万円と高価でした。
できれば、もう少しお手頃に用意したいところ。
そこで選ばれているのが、子供用ケータイ。
GPS、防犯ブザーなどの機能に加えて、いくらか制限はありますが通話やメールの送受信も可能です。
いざという時におうちの人と直接話ができることを加味して考えれば、GPSで居場所だけが把握できるよりも安心ですね。
また、警備会社と提携しているサービスが選べるものもあります。
- 緊急時に保護者に連絡
- 現場に急行してくれる
などの対応は安心感がありますよね。
共働きなどで、お子さんが一人になる時間が多い方は、検討しても良いのではないでしょうか。
子供用の防犯ブザーをつける位置はどうする?
子供用の防犯ブザーをつける位置は、もちろん子供が使いやすい位置です。
では、どんなところにつけたら使いやすいのでしょうか。
例えば、ランドセルにつけるならば、利き手と反対側の肩ひもが一般的です。
最近のランドセルには、両方の肩ひもに防犯ブザーなどを下げられるフックなどがついていますので、試しにつけてみて、お子さんと確認してみましょう。
その他、トートバッグや肩掛けのバッグですと、かける向きによって防犯ブザーが背中側に行ってしまうこともあります。
いつも同じ向きで使ったり、バッグの向きを変える時は防犯ブザーも付け替えるようにしないとすぐに使えない可能性があります。
場合によっては、ズボンのベルトにつけるなど、工夫すると良いのではないでしょうか。
まとめ
うちの子は、かなりの心配性。
ランドセルにつけている防犯ブザーを、休日にはお気に入りのバッグに自分で付け替えたりしています。
その防犯意識の高さはうれしいのですが、やはりまだ子供、帰宅後ランドセルに付け替えるのはしばしば忘れてしまいます。
また、防犯ブザーの説明書に、一月に一回は電池が切れていないか鳴らしてみるようにと書いてありましたが、こちらは親子そろって忘れがちです。
防犯ブザーを買って安心するのではなくて、きちんと使える状態に保っておくのも大切なことですね。
子供たちは、好きなことにはすごい集中力を発揮します。
防犯も、ブザーがあれば安心ということでは決してありませんから、なにかゲームのようにしてポイントを身につけられたらいいのではないかと思っています。
例えば、犯罪者はすれ違う20m手前ですでにターゲットを決めていると言われます。
そこで、私たち親子も、道を歩きながら20mを意識してみたことがあります。
「あ、あの人がそろそろ20mになるよ!私たちに狙いを定めているかもしれないよ」などと言ってみると、子供も20mの感覚がつかめてきます。
また、その時点でなにかあやしいと気が付けば、まだ道を渡ったり、人が多い方へ進むなどいくらか対策がとれることもわかってきます。
実際にすれちがったのは、近所のおじさんやよく見かけるおばあさんなどでしたので、どちらかというと20mまで近づけばお互いに言葉を交わす気づもりができる、という程度の認識です。
けれど、不幸なことに、顔見知りならば安全とも言い切れないのは皆さんご存知の通り。
日ごろからまわりに目を配る習慣ができれば、その結果が気持ちの良いあいさつでも、危険の察知でも困ることはないと思うのです。
防犯ブザーは、子供だけでなく大人が持っても頼りになる優れもの。
それを有効に活用するためにも、お子さんと身の守り方について一つ一つ確認していけるといいですね。
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