楽しいお出掛けの最中や帰りに子連れで食事に行く機会ってたくさんありますよね。
友達同士で子連れでランチに行ったりもよくあるお話です。
でもせっかく外で食事するのに、子連れだからと言って他のお客さんやお店に迷惑をかけてしまうのは気分のいいものではありません。
子連れでもOKなお店であったとしても他にもお客さんがいるので、大騒ぎしてしまってはいけませんよね。
今回は飲食店で子供がいても迷惑をかけないように、注意すべきマナーについて書いていこうと思います。
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子連れで飲食店に行くときのマナーは?
子連れの外食で守るべきマナーとして、一番守らなければいけないことは「静かに座って待たせること」だと思います。
飲食店は大体が子連れでも入っても大丈夫な所が多いですが、だからといって「騒いでもいい」や「走り回ってもいい」というお店はどこに行ってもありませんよね?
他のお客さんやお店側も子供が食事をしてもいい場所なので、少し声が大きかったり落ち着きがないことは仕方ないことだと考えてくれる人も多いと思います。
しかしそれが行き過ぎているとやはり気分のいいものではありません。
子供にとって飲食店は「美味しいものが食べられる場所」なので、自然にテンションが上がってしまうのは仕方のないことです。
ましてやバイキング形式になっている飲食店はグリム童話の「ヘンゼルとグレーテル」に登場する「お菓子の家」並みに楽しくなってしまって食べたい気持ちが先走ってしまいがちになるのも当然です。
でも「食事は座ってするもの」というのは家庭でも教えているはずです。
そしてそれは外食で料理が出てくるのを待つ間も同じことです。
加えて飲食店で「座って待つ」ということはある程度大きくなったら自然にできなければいけないことなので、徹底的に教えましょう。
そして「他にもお客さんがいるから走ったり騒ぐことはしてはいけない」ということを子供に言い聞かせてください。
それを守ることができない間は外食をするにはまだ早いということだと私は思います。
ただ、子供にしてみると「静かにする」や「待つ」ということは苦痛以外の何物でもありません。
食事が運ばれてくるまでの「待つ方法」も一緒に教えていきましょう。
食事中も気になること、ありますよね。
- お箸などのカラトリーを振り回す
- お皿などにぶつけて音を鳴らす
なんて昔よく食事を待っている子供を表すのによく使われてしましたが、完璧にマナー違反です。
振り回して落としてしまったり、人の衣服を汚してしまったりする恐れもあります。
絶対にしてはいけないことだと教えていきましょう。
食べこぼしや食べ残しなども気になると思います。
食べこぼしは小さい内はしてしまうことなので、家から簡易式の食事用エプロンを持参したりしてなるべく落とさないようにしましょう。
汚してしまったり落としてしまった場合は帰り際に
- テーブルを拭く
- 床に落としてしまった物を拾う
などしておけば次のお客さんが使う時にも嫌な気持ちになりません。
店員さんが拾う手間も省けるので、机の上だけではなく机の下の汚れにも注意しましょう。
食べ残しに関しては「食べ物を無駄にしている」という意識をしっかりともってもらえるように厳しく注意したいところです。
自分でしっかりと食べられる量を考えて料理を注文することも大切な自己管理です。
食べたいけど無理そうな場合は家族と相談してシェアしたり、諦めて次の機会にしたりとたくさん考えることができるいいチャンスだと思います。
注文した料理が足りなかった、ということも大切な経験だと思うのでさせてもいいと思います。
食べ物に対してしっかり意識を持って、食べ残しをしない子供にすることも立派なマナーだと思います。
注文するところから食べ終わりまで、子供が自然に自分で考えられるようにしていけるといいですね。
子連れで飲食店に行くとき迷惑だと思われる行動は?
飲食店では食事のマナーの他に、「迷惑にならないようにする」ということにも気を配らなければなりません。
子連れで行っている以上、自分のことよりも気を遣わなければいけないですよね。
多分ですが、飲食店で子供が絡んだ嫌なことって誰しも一度は経験されていると思います。
私が感じた嫌だったなと思うことも含めていくつか挙げてみます。
子供が店内を走り回る
子供はテンションが上がるとやたらと走り回りたくなるものらしいです。
あまり来ることがない外食は子供にしてみると「走り回りたくなるほど嬉しいこと」なんだろうと思います。
だからと言って走っていいとは誰も言いませんよね?
お店にいるのは自分たちだけではないですし、狭い空間を走り回ったりすることでケガにも通じてしまうこともあり得ます。
料理を持った店員さんにぶつかってしまったら、ヤケドしたり割れた食器でケガをすることも考えられますし、誰かの注文した料理もダメにしてしまうかもしれません。
遊んでいて誤って厨房に入ってしまったら大変なことになるのは予想ができますよね?
気持ちが浮足立ってしまうのはわかりますが、飲食店では絶対に走り回ってほしくないなと思います。
大声でしゃべる子供・泣く子供
たくさんの人が集まる飲食店などで大きな声でしゃべるというのは大人もマナーに反していますよね。
でもマナーがわかっていない子供たちにとっては普段の生活でおしゃべりをしている音量が大きいとは思わないので気になりません。
子供は存在を主張するのに必死で、自分の声がどれほど大きいものなのかを自覚していません。
公共や公衆の中で考えればだいぶ大きな音量で話していることに気付いていないので、音量が大きいことはしっかり伝えていきたいものです。
赤ちゃんが泣いてしまったりということも仕方がないのですが、ずっと泣きっぱなしのままで店内にいるのはちょっと気が滅入ります。
子供好きな友人と一緒に食事している時にも「さすがにずっと泣いてる子供はキツい」と言っていたし、私自身もちょっと気が滅入ったので、子供に対して何とも思っていない人や苦手な人にしてみるとやっぱり苦痛に思うことの方が多いと思います。
少し泣くくらいなら大目に見られますが、あまりに泣き続けるようならお店の外へ行って泣き止ませてもらえると周りも嫌な思いをしなくて済むと思います。
ちょっと汚い食べ方をする子供
上にも少し書きましたが、食べ方が汚いと見ている方はちょっと気分が悪いですよね。
乳幼児の食べこぼしはよくあることなので仕方ありませんが、
- お皿をぐちゃぐちゃにして食べる
- 嫌いなものをグリグリとこね回してる
などを見るのは気持ち悪くなってしまう人も少なくないと思います。
最初から嫌いなものが添えてある料理を頼まないようにしたり、苦手でも食べられるようにしておけばこんなことは避けられます。
小さい子供の場合はしっかりと相談した上で注文していけるといいと思います。
他にも私が遭遇したのは
- 人の食べている物を欲しがる子供
- 自分は嫌いだから嫌だという子供
飲食店なので、他の人が何を頼もうと自由です。
でも子供はそんなの関係なく、自分が思ったことを言ってしまいます。
そして言うだけならまだしも、駄々をこねだす子供もいるのが事実です。
食べたいものを食べているだけなのに…嫌な気持ちになってしまいますよね。
自分が直面したことなので、そうならないように自分の子供には日頃から注意をしていかなければいけないことだと思いました。
子供と一緒に外食をするのは親も楽しいことだと思います。
ただ、食事をする飲食店は色んな人にとっていこいの場であったりします。
楽しくおしゃべりをしているのに子供の声が大きかったり、細い通路を走り回ったりされては休めるものも休めません。
もちろん小さい内は教えてすぐには無理でしょうが、根気よく付き合って教えていくことがマナーを覚えていくのに大切なのでゆっくりやっていきましょう。
子連れで飲食店に行って子供がぐずったときの対処法は?
お店に入ってから注文をして料理が出てくるのを待っている間、じっと待っていられるのは大人だからです。
時には大人でも待てない人も見ますが、子供にしてみても料理が出てくるまで何もしないのは全く楽しくないので、待っているだけの時間は苦行でしかありません。
そこで待ち時間にぐずってしまった時にはどうしたらいいのか、考えてみました。
私が思うに、とにかく子供を退屈にしないことが重要なのです。
例えば
- お絵かき帳やぬりえなどを持って行って絵を描いたり
- 絵本を持って行って読み聞かせてあげたり
- 一緒におしゃべりをしたり
などをして待っている時間も退屈にさせないようにしてみましょう。
小さなおもちゃを持っていって「小さな声でなら遊んでいいよ」としてあげるのもいいと思います。
ただ子供はテンションが上がるとともに声の音量も上げてくるので、その度「声が大きいよ」と教えることが大切です。
注意を繰り返すことで子供は許される範囲を学んで直せるようになっていきます。
あとはスマホなどで動画を見せてやり過ごすということをしている人も多くみられると思います。
子供はアニメなどを見ている時は集中して大人しくしてくれるので、苦肉の策として使うのならアリかと思います。
もちろん料理が来たらやめさせるのが大前提なので、見せる前に「料理が来たらおしまい」と約束してからにしましょう。
私が子供と待ち時間にすることは「注文した料理を想像させること」です。
料理への期待値も上がって食べた時に美味しく感じられる気がして始めたことなのですが、効果がすごいんです(笑)
よく注文する物だったら前回と違ういいところやもうちょっとこうだったらいいなっていう部分を話したりします。
始めて注文する物は選んだ理由や他の料理を選ばなかった理由を聞いて遊んでいます。
これが意外に楽しくて、子供の目線から見ると「そうなんだ」と思うこともあるので、良かったら試してみてください。
まとめ
たまに行く外食って親も上げ膳据え膳なのでちょっと気が抜けてしまう部分があると思います。
でも親として考えると子連れでの外食は気を遣うこともたくさんあります。
騒いだりしないように、席に座らせておくように、ぐずらないようにとたくさん心配して逆に疲れてしまうこともあると思います。
世の中にはいろんな人がいて「子供が苦手」という人も少なからずいます。
そういう人だけでなく、なんと言っても他のお客さんとお店に迷惑をかけてしまうことは避けたいものです。
私の旦那さんは子供が乳幼児だった頃、飲食店で少しでも泣くと子供を抱えて外へ出る人でした。
当時の私の精神はその度に若干削れましたが、「親としての責任」で子供が周りに迷惑を掛けないようにしていました。
走り回ろうものならゲンコツを落とすこともしばしばあったので、我が家の子供たちは飲食店では一切走らないし大声で騒ぐことはしない子供になってくれました。
今となっては良い教育だったと思えます。
それでも他に騒いでしまっている子供を見ると「どうしてウチはダメなの?」と聞くこともあります。
そういう時ほどしっかりと飲食店ではたくさんの人がいるから、どんな人もゆっくり過ごせるように静かに待つことも大事なんだと教えるようにしています。
どこに行ってもマナーは大切なので、子供にしっかりと言い聞かせて美味しくご飯を食られると親子も周りもいい時間を過ごすことができると思います。
「飲食店では静かに待つことがマナーなんだよ」と最初から教えていくことが他の人やお店に迷惑を掛けない子供になってくれる第一歩なのではないでしょうか。
何はともあれ一番最初が肝心なので、飲食店のことに限らずしっかりとマナーや常識を教えていきたいものですね。
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