「子供がかわいくてしょうがない!」と言う親御さんもいれば、反対に「わが子なのに嫌いで憎たらしく思っている。」という親御さんもいます。
「自分の子供なのにどうして好きではないの?」と思う人もいますが、誰もがそう感じているわけではないのです。
自分の子供を嫌いにならなければ、世の中「虐待」なんていう言葉は生まれないと思いませんか?
自分の子供であっても愛せないで悩んでいる母親・父親はたくさんいるのです。
そんな悩めるお母さんとお父さんのために、なぜ我が子を愛せないのかお話していきましょう。
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増えている!!自分の子供が嫌いな母親・父親
私は元々子供が好きではないので結婚しても子供は要らないと思っていましたが、現在は3人の子供に恵まれました。
子供が嫌いでも我が子は人の子よりかわいいと感じており、愛せないといった感情はありません。
しかし、ある瞬間に「嫌い」といった感情が一瞬よぎります。
そのある瞬間ですが、こちらの言うことを聞かずに反抗し私自身のイライラがMAXになったときが赤信号です。
「我が子ながらイライラする。大嫌い!!」
このような感情は親になれば誰にでもありうることなのです。
我が子を愛せなくなる瞬間には、「あるときを境に愛情がなくなってしまっていた」ということが多いのも事実です。
子供が嫌いな理由も様々です。
- 子供自体が嫌い
- 生意気だから嫌い
- 泣き声が嫌い
- 小学生が嫌い。または中学生が嫌い
- 言うことを聞かないから嫌い
人それぞれの嫌いな理由はありますが、我が子であれば愛せるのではないかという疑問もあります。
しかしながら、自分の子供であっても憎らしさや気持ち悪いといった感情はぬぐえないのです。
特に多いのが、父親は息子に対して、母親は娘に対して愛せない感情がうまれることが多いようです。
自分の子供が嫌いになる親の原因と対処法
自分の子供が嫌いになる原因は必ずあります。
- 親自身が自分のことを好きではない
- 親の道徳・倫理・法律などの社会のルールを守ろうという意識が強すぎる
このような2点が重要な鍵となります。
1. 親自身が自分のことを好きではない
「自分自身が嫌い=生まれたときから子供を愛せない」といった傾向があります。
自分が子供の頃に親から愛されなかったことにより、自分自身も愛せないまま大きくなって現在に至る場合は、愛されなかった劣等感により自分の子供に当てはめてしまいます。
- 自分の駄目な部分
- 自分の劣っている部分
- 醜い自分
こういった考えを自分の子供に当てはめ、自分の欠点を子供を通して見つけているために、嫌いな自分や受け入れたくない自分の欠点を子供に投影してしまうのです。
自分の子供の対しては更に欠点がよく見えるもので、「この子は駄目な子」「愛する価値のない欠点だらけの子」と嫌悪感ばかりの感情になってしまいます。
自分は親からの愛情が薄かったと思われる人は要注意です。
2. 親の道徳・倫理・法律などの社会のルールを守ろうという意識が強すぎる
2つ目に対しては、
- 「子育てをちゃんとしなくてはいけない」
- 「立派な子に育てなければいけない」
- 「温かい家庭を気づくべきだ」
このような考えを強く持っている親御さんは、子供を愛せない・かわいく思えない・憎らしい思う傾向があります。
その背景には、子供が親の思い通りにはならないということが原因で、このような考えの親御さんには許せないといったことになります。
理想と現実が違いすぎて苛立ちから愛情がなくなってしまうのです。
思い通りにいかないのが子育てなのですが、こういったことは理解しがたいということですね。
それではどのような改善方法があるのでしょうか。
- カウンセリングを受けられる専門家を利用する
- 自分自身の中の「~しなければいけない」「こうでなければいけない」といった思い込みは捨てる
- 時間を掛けて解決を待つ
親御さん自身がカウンセリングを受けることで、大事になる前に改善できる場合もあります。
個人の力では解決しないと感じた時には専門家に相談して根本から解決することをおすすめします。
そして「~しなければいけない」「こうでなければいけない」という考えが強い人は、自分の中の思い込みをなくす努力をしましょう。
絵に描いたような家庭は実際にはないことを理解し、思い込みを手放してください。
そして時間が解決してくれるときもあります。
その場合には、自分を責めないこと・ゆったりした気持ちで子供に接することも大切です。
中学生の子育てで嫌いが増長!!思春期・反抗期の乗りきり方
子供が中学生ぐらいになれば親から手が離れて楽になるかと思いきや、反抗期といった更に親を悩ませる時期に入ります。
この時期の子供は親の言うことに対してとても反抗的になり、否定されることを嫌います。
親側にとってもこんな態度にイライラするため、この時期の子育ては嫌いだという親御さんも少なくありません。
しかし、ここでお互いがイライラしてしまっては悪循環になるばかりで、思春期が終わる頃には修復ができない親子関係になりかねないのです。
親にとっては、子供が悪いことをすれば口を出す、何か間違ったことがあればアドバイスをしてあげようと思うのが当然です。
しかし子供にとっては自分で考え行動したいと思っているため、親の意見は正直うっとうしいと思っています。
この時期は注意する・叱るといった度量を高く設定しておくと、お互いにストレスを溜めずに円滑に事が進みます。
- まず最初に、子供から理由を言わせる
- どんな理由であれ頭ごなしに怒らない
- 同じことを何度も繰り返すようであれば、初めて本気で叱る
親御さんにしたら言いたいことは山ほどありますが、「否定はしない」「決め付けない」「干渉しない」といったことを心がけて、お子さんを見守ってあげましょう。
また、夫婦間での役割を決めておくことも大切です。
一方が叱るようであれば一方は子供をフォローする側になるようにしておくと良いですね。
まとめ
自分の子供を嫌いになるのは自分だけではないということですが、嫌いのまま過ごすことはお互いに良くないことです。
人を嫌いになると言うことは何かしら理由があります。
その理由を取り除けば嫌いから好きに変わる瞬間が必ずあるはずです。
私も親として子供を嫌いな時期はたくさんありました。
でもこの子たちは自分がいなければ駄目なんだ!と自分はいなければいけない存在と思うようにし、子供と接するようにしました。
自分の存在を認識することで接し方が変わった気がします。
無理に好きになろうとせず、距離を少し置いてみるのもいいかもしれません。
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