せっかく赤ちゃんをお風呂に入れてきれいにしてあげようと思っていたら、お風呂には入ったとたんに湿疹が出てしまい驚いたことはありませんか?
お風呂に入るまでは何も出ていなかったのに、急な湿疹にどう対処していいのか悩んでしまいますよね。
お風呂には毎日は入れてあげないといけませんが、毎回湿疹が出るのもかわいそう・・・。
そんな急な湿疹が出た時に、慌てず対応できるように対策をご紹介します。
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赤ちゃんがお風呂に入ったあと湿疹や痒みが出る原因
お風呂に入って体が温まったときや、気温の低い場所から気温の高い場所に移動したときにはどうしても温度差が生じますよね。
この温度差が原因となり湿疹やじんましんが出ることがあります。
湿疹の場合はしばらくすると赤みがおさまり何事もなかったかのようにしずまるのですが、蚊に刺されたように盛り上がっている場合は痒みがある場合が多く、「温熱蕁麻疹(おんねつじんましん)」といいます。
温熱蕁麻疹の場合は、急に皮膚が温まることでヒスタミンという痒みの成分が放出され蕁麻疹が起こるので、赤ちゃんにとってはとても辛いです症状です。
痒みが強いのが特徴なので、お風呂上がりの赤ちゃんの皮膚が盛り上がって赤みを帯びていたら温熱蕁麻疹を疑いましょう。
そして、赤ちゃんを入浴するときに注意したいのがお湯の温度です。
夏場であれば38℃~39℃。
冬場は40℃~41℃が適温となっています。
お湯の温度には十分配慮をし、湿疹やじんましんが出にくいように管理しましょうね。
お風呂上りに湿疹が出て痒がる赤ちゃんの対処法
赤ちゃんの場合、言葉で「かゆい、かゆい」とは言えないので、いつもよりもぐずっているときは痒さがあると考えましょう。
お風呂上がりの湿疹の場合は痒みがない場合もあり、赤ちゃんもケロッとしていることが多く自然と消えていきます。
問題なのは痒みをともなったときです。
湿疹でも痒みがある場合は、冷たいタオルなどで皮膚のほてりを取り除いてあげるのが効果的です。
また、かいてしまうと皮膚を傷つけてしまい、傷つけた皮膚にばい菌が付いて化膿したりもするんです。
まずはいち早く皮膚を冷やして、赤ちゃんの痒みをひいてあげましょうね。
赤みが全然ひかなかったり痒みが我慢できなそうであったり、ひどく皮膚をひっかいてしまったときには早めに皮膚科を受診してください。
お風呂上りは体に熱を持っているため、湿疹が出ると皮膚の熱で痒さが増します。
まずはかゆみを止めてあげることを最優先に考えてあげましょうね。
赤ちゃんにも乾燥肌ってあるの!?
赤ちゃんの肌はプヨプヨしていてすべすべでもち肌という言葉がぴったりですが、そんな赤ちゃんの肌も乾燥してカサカサになることがあります。
実は生後間もない赤ちゃんは、皮脂が過剰に分泌されているのでカサカサ肌にはなりませんが、生後2か月~3か月ころになると皮脂の分泌がおさまってしまうので皮膚をバリアできなくなります。
そういえば、2~3か月ごろの赤ちゃんはほっぺが赤くて触ると乾燥している子が多いですよね。
季節に関係なくお肌の乾燥は起こるので、お肌のケアはしっかりとしてあげる必要があります。
人間の皮膚の表面にあるバリアをしてくれている表皮は、大人であればラップの厚さ1枚分、赤ちゃんの場合は大人の半分の厚さしかありません。
これではちょっとした刺激でも乾燥肌になってしまいます。
他にも気温や温度変化、湿度などにも影響を受けやすいほどのデリケートなお肌なんですよ。
冬場は特に空気の乾燥もあるため、外出時なども肌が外気に触れないような服装の工夫をしてあげましょう。
また夏は汗によって痒みが出ることがありますので、肌着などはこまめに取り換えることも肌の痒みや乾燥を防いでくれます。
デリケートな赤ちゃんの肌は何よりも清潔に保つことが大切ですので、日々のスキンケアでは保湿を十分してあげてください。
まとめ
赤ちゃんのお風呂上がりの湿疹は痒みがともなう場合には注意が必要です。
これは皮膚とお湯の温度差が原因となります。
お風呂に入ってかゆみのない湿疹は時間がたてばほとんどが消えてしまうのですが、かゆみがある場合は温熱蕁麻疹(おんねつじんましん)の可能性があるので皮膚科での受診をおすすめします。
痒みの対処法としては、いち早く皮膚を冷やしてあげること。
濡らしたタオルなどを使って皮膚の温度を下げましょう。
そして赤ちゃんは乾燥しやすい皮膚をしています。
入浴の時はお湯の温度にも注意してやさしく洗ってあげましょうね。
そのあとはしっかりと保湿を忘れないようにしてください。
我が家の子供たちはみんな肌の乾燥がひどかったですね。
保湿は欠かせないのですが、それでも痒がることが多かったので就寝時はやさしく背中をかいてあげ寝かしつけていました。
子供自身が痒くてかいてしまうこともあるので、爪は短く切るようにしてひっかかない工夫もしていましたね。
あまりにも湿疹がひどいときには自己判断せずに、早めに皮膚科で診てもらってくださいね。
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