今の時代、小学生でも携帯電話を持つ子が増えてきていますよね。
しかし、携帯電話は使い方を間違えると悪質なトラブルに巻き込まれる原因にもなります。
今回は、子供の出会い系サイトの被害について、まとめてみました。
どんな被害が実際におきているのでしょうか。
また、親ができる安全対策とはどんなものなのでしょうか。
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子供の出会い系サイトの危険性
東京都教育庁が2008年に公表した調査結果によると、子供の携帯電話保有率は
- 小学生38%
- 学生66%
- 高校生96%
となっております。
今の時代、小学生から携帯電話を持たせている親も多く、持っていない子のほうが少ないのではないかなという印象です。
高校生にもなると9割強の子供が携帯電話を持っていることになりますよね。
この携帯電話は、使い方を間違えるととんでもないトラブルの原因になることもあるのです。
今回テーマにしている「子供の出会い系サイト」に関係した事件は、警察が把握している件数でも644件報告されているのです。
そのなかでも、最も多いのが「児童買春・児童ポルノ法違反」ということがわかっています。
出会い系サイトは、子供が特に被害に遭いやすく、その被害者は8割以上が18歳未満の女性です。
子供に携帯を持たせているという親は、実際に子供がどういう使い方をしているかなどすべて把握できていないですよね。
出会い系サイトのアクセス数は、
- パソコン・・・0.6%
- 携帯電話・・・99.4%
です。
この数字をみても、携帯電話を使って、出会い系サイトを利用している場合が半数を占めていることがわかります。
子供に携帯電話を持たせる親は、子供がトラブルに巻き込まれることを防ぐためにも、きちんとルールや使い方を決めて利用させることが大切です。
また、子供がもしそういった被害に遭ってもいいように、子供が隠さずに話せるような環境づくりも必要になってきます。
子供の出会い系サイトはどんな被害に遭うのか
子供が実際に遭った出会い系サイトでの被害例をご紹介します。
- 「携帯電話の出会い系サイトを通じて知り合った男性にドライブに誘われたところ、自動車内に監禁されたばかりか、現金まで奪われ、両親に身代金まで要求されてしまった」
- 「出会い系サイトで知り合ったカレに、ホテルで写真を撮られた裸の写真をばらまくと脅され、お金を要求された」
- 「出会い系サイトの掲示板に書き込みをしたところ、だまされて性風俗店に連れていかれ、売春をさせられてしまった」
などの事例が発表されています。
この事例はほんの一部で、もっと悪質なトラブルに巻き込まれている人がいるのも事実です。
出会い系サイトだけではなく、SNSを通じたトラブル件数はとても多いことがわかっています。
今や、インスタやツイッターを利用したトラブルも増えているのが現状です。
SNSやインターネットを利用する場合は、悪質なトラブルに巻き込まれないように個人情報はむやみに公表しないほうがいいでしょう。
出会い系サイトをフィルタリング機能でブロックしよう!
フィルタリング機能というのはご存知でしょうか?
フィルタリング機能というのは、子供が有害なサイトにアクセスできないように制限できるというものです。
ただ、子供にとっては制限がかけられた状態なので、
- 使いたいサイトに自由にアクセスできない
- 無料のゲームで遊べない
などの不満があるようです。
子供にとっては、不自由になる部分もでてくる機能ですが、安全を守るということには代えられません。
子供に外してほしいとせがまれて、フィルタリング機能を外してしまわないように注意してくださいね。
フィルタリング機能を利用する以外にも、親ができる対策はあります。
- 家族でネット利用のルールを決める
- 子供の携帯電話の使い方に関心を持ち、適切な使い方を教えてあげる
携帯電話は使い初めが肝心です。
正しい使い方、被害にあったらどうなるのかをはじめにしっかりと教えてあげることで、ネットトラブルを避けることもできるのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
子供の出会い系サイトの危険性について少しは分かってもらえたでしょうか。
子供の出会い系サイトの被害は年々増えてきており、その中でも未成年の女性が被害に遭いやすいことがわかっています。
使い方を間違えると、悪質なトラブルに巻き込まれる危険性があるため子供に携帯を持たせる親もしっかりと安全対策をすることが必要なのです。
親ができる安全対策として挙げられることは
- フィルタリング機能をつける
- 家族で使い方のルールを決める
- 子供の携帯電話に関心をもち、使い方をしっかりと教えてあげる
これらをすることで、子供のネット被害を防ぐことができるのです。
携帯電話は使い方を間違えなければ、子供の犯罪防止に役立つものでもあるので、効率的に使っていけたらいいですね。
この記事があなたの役に立つことを祈っています。
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