赤ちゃんを喜ばせようと「たかいたか~い」というのがありますが、昔からの定番のあやし方でもありますよね。
赤ちゃんも喜んでくれますが、最近ではこの「たかいたか~い」が赤ちゃんの頭を揺さぶってしまうことで、体に障害がでるといった心配をしているんです。
このことを世間では「揺さぶられっこ症候群」と呼んでいます。
ご存知でしたか?
今回は、高い高いを始められるのはいつ?どんな危険性があるの?そんな疑問を解決します!!
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赤ちゃんを高い高いすると揺さぶられっこ症候群の危険がある?
この記事を読んでくれている人の中には「揺さぶられっこ症候群」がどんなものか知っている人もいますよね。
まぁ、名前ぐらいは聞いたことがあるかな、って人もいるでしょう。
名前の通り赤ちゃんを揺さぶり過ぎることによって起こるもので、2000年以降の母子手帳にはちゃんと「揺さぶられっこ症候群」のことが書かれています。
へぇ~、そうなんですね~。
母子手帳に書いてあるぐらいですから、重要なことには間違いありませんね!
「揺さぶられっこ症候群」とは、赤ちゃんの体を揺さぶられたときに起こる体の異変のことを言いますが、揺さぶられによって脳内に障害を起こしてしまう可能性があるため、最近では問題になっています。
特に脳内出血が多く脳に障害が残ってしまうこともあるので、皆さんが思っているよりもかなりの危険性があるのではないでしょうか。
高い高いを普通にやっていたことを考えるとなんて恐ろしい!!
高い高いはもちろん危険度が高いのですが、日常でも過剰に頭を揺さぶったり、頭を振ったりすることは絶対に避けて下さい。
万が一何かしらの症状が出た場合は、至急病院に行きましょう。
こんな状態は要注意!!
- 長い時間寝ている
- けいれん
- 嘔吐
- ずっと泣いて泣き止む気配がない
赤ちゃんの機嫌で判断するのは大変難しいものはあるのですが、高い高いの後にいつもと様子がおかしいなぁ~とか、急激な変化があった場合は疑ってみましょう。
赤ちゃんを高い高いするのは何歳から?
高い高いを始める時期の目安としては赤ちゃんの首すわりがしっかりとした時期、と言われていますが絶対的に安全とは言えないんです。
首が座るころというと生後3か月~生後4か月ごろになりますが、赤ちゃんによって成長具合が違うため月齢だけで判断してはダメなんです!
生後7か月も過ぎれば首もしっかりとしてくるので、このころを目安にしてくださいね。
とはいうものの、首が座る判断基準はどうしたら良いものでしょうか。
大人の安易な判断で決めては危険ですので、首すわりの判断基準を調べてみました。
- うつぶせの状態になったときに、赤ちゃんが自力で頭を持ち上げられていますか?
- 仰向けの状態で、赤ちゃんの両手を持ってやさしく引き起こすと頭も一緒についてきますか?
- 縦に抱っこをしたときに、首をまっすぐ保つことができますか?
この3点をクリアすれば首が座ったと判断してOKです。
赤ちゃんを高い高いするときの注意点は?
高い高いをするにもきちんと注意事項を守って行い、未然に事故にならないようにしなければいけません。
注意点はこちら。
- 天井のたか~い場所では行わない
- 赤ちゃんがグズッているときにしてはダメ
- 行う場合は室内が望ましく、外でやる場合は十分注意をしてください
- ダイナミックにやることはNG
- 赤ちゃんが怖がるようならやってはダメ。夜泣きの原因を作ってしまう
高い高いを行うときは、赤ちゃんの機嫌をよく観察してください。
泣いているときに高い高いをして、泣き止まなければ即中止!
これは高い高いに対して嫌な印象を与えてしまうので、高い高いといった行為自体が「恐怖!」といったトラウマになってしまいます。
決して「高い高い」を絶対にやってはいけないということではありません。
正しく、安全な方法、そして赤ちゃんの成長具合も考慮してやってあげましょう!
また高い高いには親子の絆を深めたり、スキンシップをとるには最高のあやし方とも言われています。(嫌いな子もいますけどね。)
また、赤ちゃんの身体運動の効果もあり、バランス感覚も養えてすごい効力なんです。
怖いことばかりではないので、赤ちゃんの首すわりがしっかりとしたら始めてください。
まとめ
「揺さぶられっこ症候群」は赤ちゃんをあやす手段としていた「高い高い」が主な原因です。
高い高いをすることによって頭を揺さぶられるので、脳内に障害が生じてしまいます。
赤ちゃんが首が座る時期を目安に、しっかりと首が座ったことを確認したのちに高い高いはOKです。
高い高いは子どもには大うけのあやし方だったため、私自身は結構ハードにやっていたような記憶がありますが、今思うと恐ろしいことをしていたものです。
とりあえず、わが子には何の問題がなかったことが幸いです。
そういえば、高い高いはお父さんやおじいちゃんがやることもありますよね。
女性がやるよりやはり激しくなって、こどもが喜ぶとさらにエスカレートする可能性は大いにあります。
ここはきちんと男性諸君にも重要事項をしっかり伝えておきましょうね!!
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