家事や育児を1人でこなす、ワンオペレーション育児。
略して「ワンオペ育児」。
親元から離れて住んでいるママは、旦那さんが仕事に行っている時間はほとんどワンオペ育児状態にあると思います。
4歳と1歳の女の子を育てる私もその1人です。
夫は子供が起きる頃に出勤していき、子供が寝た後に帰って来る日がほとんど。
月に数回は出張もあります。
転勤族で、今住んでいるのは東海地方。
実家は関東と九州!
まさに平日はワンオペ育児です。
毎日毎日、家事に育児にやることがたくさんあって、本当に大変ですよね。
ワンオペ育児で何でも1人で頑張ろうとして限界がきて、産後うつになるママはとても多いんです。
今回は、つらいワンオペ育児について、産後うつになったときの対処法、ママの負担を減らす方法についてまとめましたので、是非参考にしてみて下さいね。
Contents
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ワンオペ育児がつらい。産後うつになる人は多い
産後うつ、どうしてなるのか知っていますか?
ホルモンバランスや環境の変化が原因だと言われています。
妊娠・出産を通じて女性のホルモンは大きく変化します。
出産後には産前の身体に戻ろうとしてホルモンバランスが激しく変化し、心身ともに不調を来す原因になります。
さらに、出産後はとにかく忙しいです。
産まれてからしばらくの間は3時間置きに授乳をするので夜もゆっくり寝られませんし、まだ慣れない赤ちゃんのお世話1つ1つに疲れます。
自分の食事だって取らないといけませんし、今まで以上に増えた洗濯物をし、掃除もしなければいけません。
出産すると同時に急にこんなに忙しい生活が始まります。
周囲のサポートを得られないワンオペ育児中のママはなおさら、このような環境の変化は大きなストレスとなり、産後うつに陥りやすい状態にあります。
産後うつは、産後2週間頃から1年後頃までに発症する人が多く、なんと出産したママの10人に1人が経験すると言われています。
ワンオペ育児中のママに限定すると、その割合はもっと高くなると思われます。
産後うつになったときの対処法
もし産後うつになった時は、悪化させない為に早めの対策がとても重要です。
まずは保健師さんに育児の状況について相談してみましょう。
市区町村の保健センターに窓口がありますので、是非悩みを聞いてもらって下さい。
それでも解決できない本格的な産後うつの症状が出た時には、精神科での治療が必要になります。
具体的な症状としては、
- 勝手に涙が溢れてくる
- 何も楽しくない
- 眠れない
- 死にたくなる
- 意味もなく不安
など、人によって様々ですが、これらの症状が出てきた時は要注意です。
産後うつがひどくなってしまうと、最悪の場合育児放棄や虐待に繋がってしまう可能性があります。
自分が頑張れば済むという簡単な問題ではなくなってしまいます。
無理をし過ぎることは赤ちゃんの為にも、もちろんママの為にもなりませんので、心配になった時には精神科の受診に踏み出しましょう。
ママの負担を減らすには?
子育て中にうまくいかないことがあると、自分を責めてしまう人が多いです。
赤ちゃんのお世話が思うようにできなかったり、何をしても泣き止んでくれなかったり。
自分のやり方が間違っているのだろうかと不安になってしまいがちです。
でも、お世話がうまくいかないのも赤ちゃんが泣き止まないのも、ママのせいではありません。
ママは、我が子が産まれてから初めて赤ちゃんのお世話をしているんです。
上手にできなくて当たり前です!!
赤ちゃんは、泣くことでしか要求を伝えられないから泣いているんです。
だから決して自分を責めないで下さい。
そう分かっても睡眠不足の疲れた身体で、毎日1人で慣れない赤ちゃんのお世話や家事をしていると、やっぱりいつか限界がきます。
産後うつになる前に、または産後うつがひどくなる前に、周囲にSOSを出しましょう。
頼れる親族がいる人は家に手伝いに来てもらってもいいですし、里帰りできる環境にある人は、しばらく里帰りさせてもらうのもいいですね。
旦那さんが育児休暇を取ってくれる人は取ってもらうといいですが、なかなか難しい人も多いと思います。
そこで、日常的にできる、産後うつの対処法を2つご紹介します。
1.パパはお手伝い⇒一緒に育児
母乳をあげること以外は、パパにもできます。
旦那さんが家にいる時も、オムツを替えたり泣いた時に抱っこしたりするのはママ。
旦那さんはあくまでお手伝い、という人が多いのではないでしょうか。
これから長く続く子育て生活が始まったのです。
その状況を変えていきましょう!
旦那さんも当たり前にオムツを替えて、泣いたときはあやして、お風呂に入って、寝かしつけもできるようになっていってもらいましょう。
関わる時間が長くなればなるほどどんどんお世話が上手になりますし、パパとしての自覚が強くなり、ママの大変さへの理解が深まります。
また、一緒に育児をしていくことでママは孤独感からも開放されますし、旦那さんへの感謝の気持ちが芽生えます。
それは旦那さんがお仕事の日でも一緒です。
仕事で疲れてるから・・・と遠慮してしまうママもいるかもしれませんが、ママが日中1人でどれだけ大変だったのか、ちゃんと言わなければ分かりません。
今日1日の赤ちゃんの様子を報告しながら、例えば洗い物を手伝ってもらったり洗濯物をたたんだりして、休ませてもらいましょう。
2.育児サポートを利用する
多くの自治体にはファミリーサポートと言って、その地域に住む子育て中の家族をサポートしてくれる人と、サポートを求める人を繋ぐシステムがあります。
登録をすることによって、サポートしてくれる人の家で子供を見てもらったり、自分の家に来てもらって家事や育児を手伝ってもらうことができます。
また、保育所の一時保育も積極的に利用しましょう。
一時保育利用の理由として、「子育て中の人のリフレッシュの為」いうことが明記されていますので、疲れた時や自分の時間がほしい時は心おきなく利用しましょう。
私は下の子を妊娠してつわりがひどい頃、上の子が一時保育に大変お世話になりました。
始めの頃は戸惑っていたようですが、だんだん慣れてとても楽しそうに行ってくれましたし、集団生活の練習ができたので、幼稚園に入園した時にはとてもスムーズに園生活をスタートすることができました。
私の為だけなく、娘の為にも一時保育を利用して本当に良かったと思っています。
まとめ
つらい産後うつについて、産後うつになった時の対策、ママの負担を減らす方法についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
私は自分の今までの子育てを振り返ってみると、上の子を出産する時に里帰りしていた実家から、産後1ヶ月で自宅に戻ってから1歳半くらいになるまでが1番つらかったように思います。
慣れないお世話、姿が見えないと泣く、なかなか寝付かない、動くようになると危なくて目が離せない。
1日中相手にしていたいけど、どんどん家事が溜まって睡眠時間がさらに削られて・・・
心身共にとても疲れていました。
そんな私が変わったのは、下の子が産まれる時です。
上の子が3歳になる頃に下の子が産まれたのですが、さすがに親を頼るしかなくなり、サポートしてもらえることのありがたさを身にしみて実感しました。
そしてこれからは親や夫に、
「もっと積極的に助けを求めて、育児に関わってもらおう」
と思うようになり、今まで遠慮して自分で頑張っていたことも口に出してお願いしてみると、案外あっさり受け入れてもらえて、2人目が産まれてからは孤独感がなく、助けてくれる人と一緒にお世話をしていくことができました。
産後うつは、10人に1人という多くの人がかかります。
誰がなってもおかしくありません。
産後うつになっても、きちんと治療をしたり周囲のサポートを受けることによって、ちゃんと治すことができます。
大切な赤ちゃんを元気に育てていく為に、ママも元気でいたいですよね。
周囲のサポートを受けながら、幸せな子育てを楽しんでいけるといいですね。
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